4日目はほとんどフェリーの中、この暇な1日を旅程の練り直しに使おうと思ってましたが誤算は船の中ではWiFiも4Gも使えないこと。
使えるのはガイドブックと地図のみでポイント間の所要時間などのチェックが出来ません。
私が何もしないので(基本的に行き当たりばったりの性格なんで)嫁さんが羅臼町の知床開き(6月第3土日)を入れて計画を立ててくれました。
船内ロビーに記念写真用の衣装が置いてあったのでパチリ。
SB2にもこんな格好して乗ろうかしら。
この後は船のベッドでゴロゴロしたり居眠りしたりを繰り返しているうちに函館に入港、トラック甲板からの下船は私の車が先頭です。
係り員に誘導されてすぐに一般道に放り出されましたが右なのか左なのか見当がつかずとりあえず走り出した方向は逆方向だったようでナビがUターンしろと騒ぎます。
はい、はい、分かりましたとUターンして余市市の道の駅スペースアップルの駐車場まで約30分、裏側の第2駐車場がはほとんど車がいないので今日はここに宿泊です。
5日目、またしても嫁さんから起こされて遅いお目覚めの後 おしっこにせかされて道の駅のトイレへ、この時はトイレ前にエンジンかけっぱなしのトラックがいたので裏側の駐車場を選んで正解だったようです。 ただその分トイレまでの距離は長いのが難点ですけどね。
生憎この日は雨ですがまずは雨の影響をあまり受けないニッカウヰスキー余市工場の見学。駐車場から工場受付の正門までは3分ほどの距離です。
見学の受付で10時からのガイド付きツアーを申し込みましたが私は「運転者なので飲めませんのワッペン」を受け取りました。 う~ん、こんなもん要らんのに~。
10分ほど待って工場見学スタート、ツアーガイドが可愛い女の子だったんでついグループの先頭でついて行ってしまいました。嫁さんに気づかれたかしら?
工場見学の最後はお楽しみの試飲なんですが楽しんだのは嫁さんだけ、胸のワッペンが恨めしい。写真を撮った時に中に残っているのは氷だけでした。
ツアー全行程が終了した時にはお昼近くだったんで試飲会場脇のレストランで少し早い昼食、エゾシカの焼肉と野菜炒め、メニュー名は忘れましたが羊肉とポテトの入ったスープをいただきました。 写真を取ればよかったと思ったのは全てが胃袋(私のは有りませんが)に収まった後でした。
ニッカの工場を出た後 宇宙飛行士毛利さんにちなんだスペースアップル内のインフォメーションセンターで余市市内の観光についての情報とパンフレットをゲット。
国定史跡の「旧下ヨイチ運上家」と「旧余市福原漁場」を見学。
どちらも私たちだけでしたが「旧下ヨイチ運上家」の方では受付係りのおばさんが家の中を事細かな説明付きで案内してくれました。
おかげで松前藩時代のアイヌとの交易の様子などが良く分かりました。
この後は「旧余市福原漁場」に行きましたがこちらはガイド無しでしたが説明パネルがしっかり準備されていて往時のニシン漁のことが良く分かりました。建物も沢山あって1枚の写真には納まらないので概要が分かるパネルをアップしておきます。
この両施設はあまり知られておらず訪れる人は少ないようですが機会があれば是非行かれることをお勧めします。
余談ですが私はこの年になるまで「みがきにしん」とは「磨き鰊」と思っていたんですが ここで「身欠き鰊」が本当だと勉強しました。あー恥かし。
ここで次の目的地に向かって出発、当初は稚内の方に向かっていく予定だったんですがまだ寒そうだなということで方針変更、南の方の洞爺湖にあるキャンプ場「仲洞爺キャンプ場」を目指します。
到着したのは午後7時頃、この時間はキャンプ場に併設している「来夢人の湯」がキャンプサイトの受付です。
ここでキャンプの申し込みをしたらオートキャンプの場所を教えてくれて「トレーラーの場合は牽引車はサイトから離れた駐車場に止めるようにとのこと 分離できないときには2台分徴収します」だって え~、そんな~と思いながら「空いてても傍に置いちゃだめ?」って聞いてみたら受付のおばさん少し困った顔で「私はいいと思うんだけど上からそうしろと言われてるんで」との返事。
諦めて指定されたサイトに行ったらサイトこそ草地でしたがトイレも炊事棟も無いただの原っぱ、ここからはせっかくの洞爺湖も見えません。
湖畔にもキャンプサイトが有るんですがこちらはテントか乗用車のみでキャンピングカーとトレーラーは入場禁止になっていました。なんとまー可哀そうな扱いです。
トイレと炊飯棟は湖畔のキャンプサイトのものを使わなければいけませんがかなりの距離があります。これに加えて牽引車を置く駐車場も離れていてMLさんも遠い(こちらに着替えなど積んでますから遠いと困ってしまうんです) トイレは遠い、、せっかくの湖畔なのに見晴らしは悪いの3重苦です。
ここでちょっと考えて駐車場にトレーラーも止めていいか尋ねてみました。
係りのおばさん、少し考えて「じゃ、この先の駐車場に駐車したら、そこだったらキャンプ場の管理外だから問題ないし、風呂のトイレはいつでも使えるように明かりは点けといてあげるから」と何とも親切な返事。
「じゃー、そうさせてもらいます」と言ったらキャンプ場の利用料金も返してくれました。
話が少し長くなってしまいましたがこんないきさつで市営と思われる駐車場に宿泊することになりました。
お風呂が8時までの受付で8時半には閉めますとのことだったんで先に風呂を済ませて夕食+1杯で1日が終りました。
これは翌日に撮った写真ですが
乗用車サイトはこんなに感じが良いのに
キャンピングカーのサイトはこんなふうです。
で、こちらは我々が最終的に泊った駐車場、お風呂の駐車場とつながっていますが管理が別になっていました。