船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

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2025/02/24

SB2 ラダー切れ角制限

event_note2月 24, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

SB2はご存知のように舵はティラー(梶棒)ではなくラット(舵輪)です。ティラーであればコクピットに座って押したり引いたりするので自ずとラダー操作角度に制限が出てくるのですがラットの場合はその制限が無くほぼ直角±85度くらいの可動範囲があります。

2025/01/06

SB2 やっと下架、海に戻りました

event_note1月 06, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
船を上げたのが去年の12月10日、 なんだかんだと手間取って結局年を越してしまいました。
手間がかかった大きな原因が以前の持ち主だか整備を依頼された作業者が締めすぎて頭を折ってしまったり舐めてしまったりして回せなくなったねじ類、酸化物の結晶か何かで固着してしまったラダープーリーのボルトなどねじを緩めるのに苦労したため。 ある程度大変さは予想していましたがまさかここまで苦労するとは思いませんでした。

今年に入って塗り残した部分への船底塗料塗布、これ支える場所を変えるんですがジャッキを使って支えを上げたり下げたり結構面倒くさいんです。
バインダーを塗り、船底塗料の2度塗り、ちゃんとやりましたよ。

塗料が乾く間にラダープーリーの取り付け、取り付け手順がちょっとトリッキーなんですがボルトとナットに変わった2分割部の締め付けも問題無く進んでカバー取り付けまでこぎつけました。 取り外した時の苦労に比べれば楽なもんです。

ただラダーシャフトのデッキ側軸受けはベアリングが入ってくれず結局そのままで「ま、いいか」になってしまいました。 


ベアリングが入らないのは何でかなとしっかり観察してみると、
ラダーシャフトはキール終端、船底、デッキ、の3か所でささえられているんですが芯が合ってないというか一番上のデッキ側軸受けが軸に対して斜めになっています。写真で傾きが分かりますか?
今までどうやって通してたんでしょうね。 想像するにシャフトを下から通した後にデッキ上から軸受けを通して固定ナットを締め上げたのに違いません。

言葉だけでは分かり辛いでしょうから絵にするとこんな感じ、おかげで軸受けとシャフトは強く当たる上は船尾側下は船首側が摩耗していました。
現時点ではこの修正は難しいので当面このままにしておきます。
ま、ちゃんとラダーは動くのでガタガタ音を立ててくれなければず~っとこのままでいいのかも。

最後にペラクリンPLUSを塗りましたが今まで松尾さんが出してくれてたペラクリンとは全く違っていました。

プライマー2度塗り、防汚塗料も2度塗りですが気温が低くなかなか硬化してくれません、ペラクリンの塗布だけで3日、最後の防汚塗料を塗ってから海に下ろすまで気温5℃の場合は24時間待てという説明なのでここでも1日余分にかかってしまいました。 やはり春か秋、気候が良いときに作業すべきですね。
この夏フジツボの付着がどれだけ改善するか楽しみです。

なんだかんだと細々した最後の作業も終わり、持ち込んでいた工具類、塗料などを車に積み込み、休息所になっていたトレーラーも引っ張って我が家に戻りました。

で、今日が船を海に戻す日。
先ずは昨日塗ったペラクリンの硬化状態チェック、手には付かずプルプルした感じなのでOKかな。 で、下架決定。
私が船に上ったところで梯子を外して船台を海の中に、海に浮いたら先ずは交換したPSSからの水漏れチェック、まったく漏れていませんOK。

次はエンジンの起動、オイルが回ってくれるか心配でしたが起動して暫くピッピッピッピッと断続的な警報音を出しながら油圧警告灯が点滅、駄目かなと思ったところで警報は消えてくれました。 よかった!
でもこのピッピッピッピッの警報音エンジン回転と同期してるのでオイルポンプが絡んでいるような気がします。

暫くはアイドリングでペラを回して再度PSSのチェック、回転しても水漏れは見受けられません、よしよし一安心です。
PSSに付けた冷却水ホースというか私の場合はエア抜きホースですけどホースを見ると思ったより高い所まで海水が来ています。 もう少し低い気がしてたんですけどね。
ま、このホースのおかげででエンジンルーム内で喫水の確認が容易になりました。

気になっていた部分のチェックも終わり巡航速度まで回転を上げますがペラも船底も綺麗な状態なのでさほどスロットルを上げなくても5ノットで走ってくれます。
さて今回の最大の目的だったプロペラシャフトからの騒音低減はというとーー、正直微妙。
劇的に静かになったとは言い難くちょっとがっかり、苦労したのに😞。 

ここで船底メインテナンスの効果を見るためにフルスロットル、C-Mapの速度表示は6.5ノットを越えたり越えなかったり。 やはりこの船の最高速度は6.5ノットで間違いないようです。(条件が良ければ)の但し書きが付きますけどね。
この時のペラからの騒音は大きくは増えないのである程度の効果は有ったようです。
口之津からの帰りに6ノットまで速度を上げた時には時折ガガガっと船体全体に振動が伝わるような大きな振動が在りましたからね。

シャフトの振動と騒音低減についてはカットラスベアリング内径が大きすぎたせいもあるのかある程度の効果で終わってしまいましたが腐蝕したシャフトとPSSの交換で安全性はアップ、特にPSSからの黒い水の飛散が無くなったのは気持ちが良いです。
ラダーシャフトからの異音も怪我の功名で無くなって静かになりました。
今回のカットラスベアリング交換は構造が分からず苦労した部分も有りましたが次回は手順も分かってるしねじ類の取外しに苦労はしないでしょうから2日もあれば出来るような気がします。 カットラスベアリングもサイズがわかっているので事前手配できますしね。
次の上架時に再チャレンジしてみますか。
今回は船底塗料も奮発してシージェット033PLEMIUMを2度塗りしたし、ニューペラクリンPLUSも塗ったし、これでフジツボに泣かされずに1年過ごせればいいんですけどね。



 

2024/12/31

SB2 ラダー再取付、これも大変でした

event_note12月 31, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ペラも付いたし次はラダーの再取り付け、ただこのラダーとっても重たいんですよね。重量は計っていませんが20kgに近いような気がします。
一気にデッキ側まで貫通とはいかないとおもうので下に脚立を準備して少しづつ休みながら持ち上げる作戦を取ることにしました。

2024/12/30

SB2 プロペラシャフト取り付けとPSS交換

event_note12月 30, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
塗装が一段落したので取り外していたパーツの再取り付けにかかります。

最初にやらなきゃいけないのはプロペラシャフトの取り付け。
まず最初にプロペラをシャフトに取り付けます。ナットを力いっぱい絞めつけた後はクラウンナットを締めて割ピンを通して回り止め、でもこの割ピンちょっと大きすぎる気もしますが「ま、いいか」で使ってしまいした。

2024/12/29

SB" やっと塗装が出来ました

event_note12月 29, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
カットラスベアリングが付いたので松尾さんにスタンチューブ出口のFRP処理をお願いしたんですが足が悪いので脚立の上の作業が出来ないとのこと。
「自分でやらんですか」と言われたもののやはりこれは職人作業「無理、できません」と返事してたんです依頼してくれましたくれました。
で、出来上がりがこれ、スタンチューブむき出しに比べて何だか安心感があります。

2024/12/27

SB2 新パーツ入着 カットラスベアリング取り付けとバインダー塗布

event_note12月 27, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
白濱内燃機さん経由で高澤製作所に発注していた交換部品が到着しました。
新旧の比較写真です。

2024/12/26

SB2 船底塗装準備 これがとんでもなく大変でした

event_note12月 26, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
取り外したプロペラシャフトとカットラスベアリングそれとラダーシャフトベアリングを白濱内燃機工作所さんに持って行って高澤製作所に発注してくれるように依頼しました。
というのも、高澤製作所に直接発注しようとしたら個人との取引はやってないとのこと。 技術的なトラブルがあった時の対応のためエンジン屋さんを間に入れるようにしているとの説明でした。

2024/12/23

SB2 ラダープリー2分割作戦やっと終了

event_note12月 23, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

バーナー加熱で5mmほど開いたもののその後なかなか分離してくれないラダープーリー、原因はボルト穴に析出している物質がボルトをがっちり掴んでいるからに違い有りません。これを溶かしてしまえば何とかなるかもということでトイレ洗剤のサンポールを嫁さんの買い物ついでに買ってきてもらいました。 これ、主成分が塩酸なので析出物を溶かしてくれそうです。

2024/12/22

SB2 カットラスベアリング(コックボード、支面材)取外し成功、ペラ取外し不成功

event_note12月 22, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
見出しに書いたようにプロペラシャフトを支える軸受けにはいろんな呼び方だあるようです。
プロペラシャフトが抜けたので次はカットラスベアリングの取外し、交換部品を作るときの参考にしたいので出来れば原形をとどめたまま取り外したいところです。

2024/12/20

SB2 ばんざ~い、プロペラシャフトがやっと抜けました でも問題も

event_note12月 20, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
朝家を出る準備をしていたら昨日電話を入れた「白浜内燃機関」の社長から電話、やって欲しいことを伝えると来年の正月明けまで仕事が立て込んでいて手が出ないとのこと。
急がなきゃいけないのであれば工具を貸すからと言ってもらったので借りに伺いましたが私の作業には大きすぎ、ただしっかりしたハンドルが付いているのでこれだけでも助かるということで拝借してきました。

2024/12/18

SB2 プロペラシャフトフランジ取外し、またしても難敵出現

event_note12月 18, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
 昨日取外しが出来なかったプロペラシャフトフランジの固定ねじ、M8ナットとW5/16ナットを準備して家を後にしました。 ねじが緩まない時のためにインパクトドライバーも準備しています。
船に着いてまずやるのはねじピッチの確認、M8のねじを固定ねじに合わせてみるとピッチはぴったり一致、やはりM8のねじでした。 何で昨日入ってくれなかったんだろうと良~く観察すると固定ねじの頭辺りのねじ山が潰れています。 これで入ってくれなかったんですね。

2024/12/17

SB2 PSSスリップリング・イモネジとの格闘

event_note12月 17, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
昨日2個取り外したもののビットが届かず奥の方にイモネジが残ってしまいました。
帰りにインチサイズの6角レンチをホームセンターで買っていたので船に持って行き取外しにかかります。

2024/12/15

SB2 ラダープーリー分離チャレンジ バーナーで加熱してみました。

event_note12月 15, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
昨日はボルトとナットで押し広げてみようとして歯が立たなかったラダープーリーの分離、
さて次の手はということでバーナーを使って温度を上げてくさびを打ち込んでみることにしました。本体はアルミでボルトはステンレス、熱膨張係数はアルミは23x10-6乗、ステンレスは11x10-6乗くらいですから温めれば隙間が広がって抜けてくれるかもしれません。

2024/12/14

SB2 長丁場に備えて休憩所を準備、ラダーシャフト上部軸受け取り外しとPSSスリップリング取外し

event_note12月 14, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
昨日は作業中に雨が来て止むまで約2時間近く軽トラの運転席で待機、ちょうどお弁当タイムだったので何もせずに待つよりは良かったんですがやはり狭い、眠たくなっても横になれません。
こんな時にはキャンピングカーがあればゆっくりできるのにということで松尾さんに駐車許可を頂きました。
で、朝から一人ではどうしようもなくなった時の助っ人として嫁さんに付き合ってもらいキャンピングトレーラーを引っ張ってボートステーションへ出発です。
電動のホィールジャッキを準備してはいますがトレーラー設置予定場所は砂利敷で起伏もあるため使えない可能性が大きいですからね。

ボートステーションに到着してトレーラーを押し込みますが前の道路が狭いのと押し込む角度が鋭角なので何度もやり直してやっと押し込むことが出来ました。


これでお弁当とかコーヒーブレイクの時にはここでゆっくり出来るし必要とあらばここに泊まって移動時間の節約も出来ます。

キャンピングトレーラーの設置が終わった時にはお昼少し前、中で嫁さんと仲良くお弁当食べましたが暖房も利いてなかなか快適です。
お弁当が終わったら嫁さんはバスの時間を見て帰宅となりました。 ここ田舎なので1時間に1本のバスしか有りませんからね。

ちょっとゆっくりした後に今日の作業開始、昨日やすり掛けしたラダープーリーの分割作業から始めることにしました。
頑張ってやすりを掛けてレシプロソーで切った部分を綺麗にしたので切断によるバリはほとんど無いはずです。

作戦的にはこんな感じでボルトとナットを使って押し広げてみることにしました。 ボルトが当たるところには傷防止で木材を噛ませています。

期待を込めてボルトを締めこんでいくとミシミシと音を立てて噛ませた木が潰れていきますがラダープーリーの分割部には何の変化も無し、この作戦も効果は有りませんでした、がっかり😞。

ここで今日のところはラダープーリーの分割は諦めて作戦を練り直すことにしてラダー軸受けのブッシング(これもコックボードと呼ぶらしいです)の取外しを行うことにしました。
摩耗が進んでエンジンの振動でガタガタとうるさいったらありゃしませんからね。

昨日買った30mmのワッシャーと8mmの長ねじを使ってこんな感じでワッシャーをセット、

これに25mmのパイプを合わせて、

軸受け金具の下から差し込んでハンマーで叩きます。

この作業は思ったよりすんなり運んでブッシングが抜けました。

これでラダー周りの取外し作業は完了です。

船尾ロッカー内に広げていた工具を片付けてキャビン内に移しプロペラシャフトの取外しに掛かります。
一番気になっているのがPSSのステンレス製オーリング取外し、これが取れないことにはプロペラシャフトは抜けませんからね。
で、先ずはこれが動いてくれるかどうかのチェックから始めることにしました。

このオーリングは2個の6角穴付きイモネジで固定されています。 さて緩めようとしたら手持ちの6角レンチはどれも合いません? え、これってインチサイズ?
確かアメリカで買った工具セットの中に6角ビットが有ったよねと見てみると1個だけ6角ビットが有りました。 これを試してみるとラッキー、ピッタリです。

イモネジの頭が3mmほど出てくるところまで緩めてオーリングを動かしてみようとしますが全く動いてくれません、やれやれ予想通りの展開です。
固着してるんだったらイモネジを取り外してここからCRCを吹き込んでみようと取り外したらーー、あれ、思った以上にイモネジの長さが短いです。

この長さだったらシャフトを押さえる深さまで届くなんて不可能、ねじ穴の奥にどんな仕掛けがあるのかなと覗いて見るともう一個イモネジが在りました。 簡単に言えばイモネジが2階建てになってたわけです。
写真ではちょっと見づらいですが、

この1階部分を取りはずそうとしますが工具セットの6角ビットは届いてくれません。
ちゃんとした6角レンチが要るよねと言うことで今日の作業はここまでとなりました。
なかなか先に進めませんね、困ったもんだ。
明日に備えて帰宅途中でインチサイズの6角レンチセットを買っておきました。


2024/12/13

SB2 やっとラダーが外れてくれました

event_note12月 13, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ラダープーリーは2つの部品が一体化したままですが一応引き抜ける状態まではこぎつけたので今日は最後の作業に取り掛かります。

最後の作業はこの一番下でラダーを支えている軸受けの取外し。
軸受けにラダーの荷重が掛からないように脚立とくさびを使って少し上に押し上げています。

この金具を取り外そうとしたら、あら、ナットが回ってくれません。 何で?と思いながらナットを見てみるとなんとボルト側と溶接されていました。
ラダーは船にとって一番重要な部品ですからナットが緩んで落ちるということを避けたかったんでしょうね。 写真で溶接されているの分かりますかね?

溶接部分をディスクグラインダーで削り飛ばしてナットを緩め軸受け金具が外れてくれました。

これで脚立とくさびを取り外せば下に抜け落ちてくるはずと思いながら支えを取り外しましたが予想に反して下に落ちてくる気配が有りません。
ラダーを下に引きながら左右に振れば少しずつ抜けてはきますが少し下がったところから動かなくなってしまいました。

ここは力業、これでどうだとラダーにロープを掛け体重をかけてラダーをグリグリ、

この作戦は上手くいってやっとラダーが抜けてくれました。
こうやって見るとラダーシャフトって長いんですね。

ラダー周りでは取り外した際にやりたいことが2つあって、1つは甲板部に在る一番上のラダー軸受けの手直し。もう一つはラダー面積の拡大。
ラダー軸受けは摩耗してがたが大きくなりエンジンの振動でガタガタと大きな音を立てます。 樹脂製のブッシングが入っていますので取り外して作り直しをしたいところ。
梶面積拡大は低速の時には全く舵が利かないので少し舵を大きくしてみようとの考えです。
船尾ぎりぎりまで拡張したらどうかなと思っていたんですが残念ながら既に船尾ぎりぎりでした。

軸受けブッシング(松尾さんに言わせるとこれもコックボードというらしいです)を下から叩き出そうということで内径を測ってみると30mmくらい、ノギスで測るべきなんですが持ってこなかったのでとりあえず巻き尺です。


松尾さんとこに在る丸棒だとかパイプだとか30mmに近いものを探しますが帯に短したすきに長しで丁度良いものが見つかりません。 仕方が無いので今日は諦めてホームセンターで調達をすることにしました。

日没までにはもう少し時間があったのでラダープーリーの2分割に再挑戦することにしました。
ひょっとしたらねじ頭を金切り鋸で飛ばしたときにバリが出て邪魔をしてるかもしれないということでやすりで切り口部分を綺麗にしてみることにしました。
手作業でせっせとやすりを動かして綺麗になったんですがこれでも全く動く気配が有りません。

before

after

結局やすり掛けを行ってる間に暗くなってしまって今日の作業はここまで。
目標だったラダー取外しが出来ただけでも良いことにしましょう。

帰宅途中でホームセンターに立ち寄ってラダーシャフトブッシングの取外しに使えそうなものを物色、Φ30mmのワッシャーと8mmの長ねじを購入しました。
ついでに1本だけ抜けたラダープーリーのねじサイズを確認したら3/8インチのウィットねじでした。 

M10のISOねじだと思っていたんですがこのサイズのねじはホームセンターには置いてないのでネットで購入するしかなさそうです。

1つやる毎にいくつかの問題が発生してなかなか先に進みません、このペースで行くと本当に年を越してしまいそうです。 やれやれどうなることやら。
頭の中で明日の作戦を考えながらの晩酌タイムとなりました。


2024/12/12

Sb2 ラダープーリー、何とかシャフトからの切り離しに成功しました

event_note12月 12, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
昨日緩んでくれなかったラダープーリー(正式名称は?ですが勝手にこう呼ぶことにします)の2分割部固定ボルト 、頭を飛ばすしかないよねと言うことでレシプロソーとグラインダーを持ってボートステーションへ出発です。
今日はちょっと回り道してヤンマーさんに立ち寄りYC用の防触亜鉛とオイルポンプパーツを受け取ってきました。 オイルポンプについては別途レポートします。

船に着いてまずやったのが昨日成功しなかったラダープーリー固定ボルト取外しチャレンジ。
目いっぱい力を加えて4本の内1本が何とか動き出して取り外すことが出来ましたが外し終えた頃にはお弁当タイムを少し過ぎた頃。 残る3本は頑として動こうともしません。
で外れてくれた1本はこれ、

不幸中の幸いで1本だけでも外れてくれたので後でねじの手配が必要になった時には役に立ってくれそうです。

1本が外れてくれたところでちょっと遅めのお弁当にして腹ごしらえです。。
え~今日はーー、朝の残りのキャベツとベーコンをマヨネーズであえたサラダのサンドイッチとハム+レタスのサンドイッチでした。 写真無。

お弁当が終わって一息ついたところで作業再開、準備していたレシプロソーとグラインダーを持って船に上ります。 どれを使うか色々試してレシプロソーでボルトの頭を切り落とすことにしました。 

狭くていい角度で鋸刃が差し込めなかったのでプーリー本体も結構切れてしまいました。やれやれ。

3本目を切り終わるこれにはポロリとプーリーが二つに割れるシーンを予想していたんですが何の変化も起きず2つのパーツはくっついたまま、何で??
しっかり切れてるんですけどね。

2分割部にくさび代わりに大きなマイナスドライバーをハンマーで叩きこんでみても外れてくれません。
この野郎と左右2か所にマイナスドライバーを叩きこんでやっとほんの少しだけ動いてくれプーリーが上下に動かせるようになりました。
ハンマーで叩いてみると、あら、一体だと思っていた中心部分はまた別のパーツでした。


何故別部品かなと考えてみるとラダーシャフトの大きさに合わせて中央部分だけ作り替えればプーリー部は共通で済みますからね。 納得。

この中央部分も4本のねじで締め付けられていますが取付穴は潮の塊みたいなもので埋まっています。 ちょっとドライバーの先でほじくってみたところがこちら、

キリの尖った先でしっかりほじくったら6角穴付きボルトが出てきました。 これを6角レンチで緩めてやっとラダーシャフトにたどり着きました。


プーリーの取外しは大変だろうなと覚悟はしていたものの予想以上に時間がかかりました。 2分割と頭を切ったボルトの取外しもまだ残っていますしね。

とにもかくにもプーリーが何故2つに分かれてくれないかの謎は残りましたが一応ラダー引き抜きの準備が出来たところで今日の作業はお仕舞いです。 とっても疲れました。







2024/12/11

SB2 3日目、ラダーを取り外す予定でしたが固着したボルトに泣かされ足踏みです

event_note12月 11, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
今回の上架での最大の目的はカットラスベアリング(プロペラシャフトを支えている船尾の軸受け、コックボードとも呼ばれる)の交換。
ただこれを交換するためにはプロペラシャフトを抜く必要が有りますがラダー(舵)が邪魔するのでその前にラダーも取り外さなきゃいけません。
ということで今日はラダーの取外しにチャレンジすることにしました。

先ずはラダーシャフトの頭に付いているティラー(梶棒)取付金具の取外しから。この船は最初はティラー仕様だったのを舵輪仕様に変更したとのことで名残でティラー取付金具が付いています。
最初に抜け止めか滑り止めかの役割をしているらしいねじを取り外そうとしたらーー、あらら、さほど力も加えないうちにねじの頭がポロリと落ちてしまいました。
破断面を見ると新しい部分はほんの少しなので取り付けの時に締めすぎて破断寸前だったようです。

さて困りました、このねじが外れないことにはこの金具は外れてくれません。
幸い工具箱の中におれ残ったねじを取り外すための道具があったのでこれを使うことにしました。写真を撮ってなかったのでウェッブから拝借。

そのためには残ったねじにドリルで下穴を開けなきゃいけませんが相手がステンレスでなかなか歯が立ちません。ボートステーションに置いてあったステンレス用切削油「ステンコロリン」を使って何とか下穴を開けて逆ねじを食い込ませます。

上手く食い込んでくれたものの2回転程したところで今度は工具の方が折れてしまいました。やれやれ。

それでも2回転回っただけでも抜け止めの役割は終わったようで金具は抜けてくれました。

2回転分だけ頭を出したねじはプライヤーで挟んで回してみましたがびくともしません。
後ほど取外しにチャレンジすることにしました。


次は舵輪からのワイヤーでラダーを動かす大きなプーリーがラダーシャフトについていますのでこの取外し。プーリーは船尾ロッカー内のベニヤ板製カバーの中に収まっています。


このプーリー取外しは狭い船尾ロッカーの中での作業です。こんな時にはちび助は有利ですね。
プーリーは2分割になっていて4本のボルトでラダーシャフトを挿むような形で一体化されています。このボルトを緩めればシャフトは抜けてくれるはずです。
写真では2本しか写っていませんが下側にもう2本あります。

CRC556をたっぷり吹きかけてボルトを回してみますがびくともしません。

眼鏡レンチを掛けて大きなハンマーで叩いてみたり、眼鏡レンチに延長パイプを差し込んで回してみたりと午後いっぱいかけてあの手この手で取外しにチャレンジしてみましたが全く回ってくれる気配なし。
回ったと思ったのはねじ頭の変形で完全に舐める1歩手前でした。

結局日没で作業終了、今日1日で取外しが出来たのはティラー取付金具1個だけでした。
こんなのを骨折り損のくたびれ儲けというんでしょうね。
こんなペースでやっていたら年を越してしまいそうです。

家に戻って夕食で1杯やって元気が回復したところでティラー取付金具に残っているねじの取外しにチャレンジしてみることにしました。

先ずはねじ外し用ペンチ、ネジザウルスを使った見ましたが全く歯が立ちませんでした。
おれたねじの中央にはねじ外しビットが残っていますので逆ねじ法は使えません。
やすりを使って両側を削りねじ先端をI型に加工しました。


この部分をモンキーレンチで挟んで回そうという作戦だったんですが出っ張りが小さすぎてモンキーレンチでは役不足、万力に登場してもらいこの小さなをしっかり噛ませて金具本体側を回す作戦に変更しました。

この作戦なんとか功を奏してくれて少しずつ回り始めました。
ただ部分が小さいのですぐに外れて咥え直しが何度も、或る程度出て来たところでもう一度やすりを掛けて部分を高くしました。

CRC556を吹きかけながら回しましたがそれにしても重たすぎます。
頭が折れたねじはテンションが掛からないので軽く回ってくれるのが普通なんですけどね。
辛抱強く頑張ったおかげでやっと抜けてくれましたが最後の最後まで重たいままでした。

代わりのねじが要るよねと言うことで本体に6mmのねじを差し込んで回してみましたが何だか重たくてすんなり入ってくれません、6ねじだと思ってたんですけどね。
インチねじなんでしょうか?

ねじ山の直径を測ってみると6.25mm、どうやら1/4インチのねじのようです。

最初から最後まで重たいことを考えるとひょっとしたら6mmのねじ穴に間違えて1/4インチねじをねじ込んだのかもしれないという気になってしまいます。
そうであればかなり頑張らないと回ってくれませんからねじ頭が破断寸前まで行ってたのも説明が付くような気がします。

元のねじ穴が6mmだったのか1/4インチだったのかは分かりませんがねじ6mmのタップを立ててみました。元穴が1/4インチだとするとかなり脆弱なねじ山になるかもしれませんが締め付けではなく抜け止めとしてのねじですから緩く締めておいても何とかなるでしょう。
何ともならなかったら穴を拡大して8mmのねじを切ることにします。

今日1日あまり先には進みませんでしたがティラー取付金具の取外しと折れたねじの処理までは終わったので良いことにしてもう1杯となりました。