エンジンの整備と航海灯の配線も終わったのでやっと船検(中間検査)を受けることが出来ました。
船内内装をやり直すため備品は全て自宅に持ち帰っていたので検査の時には軽トラに積み込んで港へ。
港に着いてさて船内に持ち込んで並べておこうかなと思っていた時に検査官到着、予定より45分も早いですよ。
「船の中に並べようかと思っていたところなんですけど」と言ったら「いや、ここでいいですよ」と言ってくれて陸の上での備品検査となりました。
はい、象形物、救命浮き輪、信号紅炎、火せんーーーと順調に進んでいきます。
ここでダメ出しが出たのが救命胴衣2着、
一つ目はスタンプが押してあったので桜マークの検定合格品と思っていたんですがよくよく見ると「千葉県型式承認」だとか「神奈川県型式承認」だとかの記載だけで桜マーク無し、製造年月日を見てみるとなんと昭和44年。
この時私まだ19才、50年前の製造でした。
この頃はまだJCI(日本船舶検査機構)なんてない時代でローカルで認定してたんですね。
二つ目は桜マークのハンコはあるものの笛が付いていないもの、笛が無いとNGだそうです。
幸い何かあった時のためと最近買った桜マーク付きの自動膨張式の救命胴衣を2個余分に持って行ってたのでこれで員数はOKとなりました。
今度は乗船してエンジンと灯火のチェック、エンジンもちゃんと回ってくれてOK、ただ船内の内装を全部引っ剥がした状態なので改装方針についての話になりダガーボードを固定したいとの考えを言ったら「船体をいじったら検査が必要になりますよ、改造前に一度相談に来てください」とのコメント。
「え~、そんなー」、可動式のダガーボードを固定するだけなので何の問題もないと思っていたんですがそうでもないんですね。
「改造前に事務所に来てもらえれば相談に乗りますから」との言葉をもらったので暇を見てJCI事務所に行って話してみることにします。
ま、コメントは有りましたが一応船検は合格となりました。
これで船底の掃除のためにボートステーションまで回航出来るようになりました。
ただペラにフジツボが付着しているので海に浸かって綺麗にしなければいけませんけどね。