船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2023/12/30

2023年最後のセイリング

event_note12月 30, 2023 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
エンジンテストで田島まで行ってきましたがこの日は帆走はゼロでなんとなくやり残した感じがします。
天気予報を見ると晴れのち雨、風も予報では1m、ちょっとだけ2mの数字が出ているだけ。
ただ明日は雨の後は6mの風と船を出そうと思えるようなコンディションでは無さそうです。
年内に帆を上げるには今日しかないということで無風で漂流すること覚悟で港へ、嫁さんはサンドイッチを持たせてくれました。 感謝!

港に着いたら海面は鏡状態、「やっぱりね」なんて思っていたら風が出て来てすぐ近くの空港連絡船桟橋の吹き流しも横向きになってきました。
この後風がどうなるのか判らないのも有って桟橋でのジブセッティングは止めて早速出港です。
赤灯台に向かいながらオートパイロットに舵を任せてジブのセット、やはり揺れて狭いバウスプリットの上での作業はやり辛いです。 空港連絡船が通ると引き波で揺られてなおさら大変。 赤灯台を過ぎたあたりでメインセイルのセッティング、この間削ったフット後端のスライダーは問題無く溝を通ってくれました。 念の為やすりは準備していましたが使わずに済みました。 よかった。

全てのセイルの準備が整った頃には船の位置は崎野の鼻あたり、ここでエンジンを止めて帆走に切り替えますがしばらく吹いていた風も弱くなってしまいあまり速度は出ず2ノットを切った走りしかしてくれません。
取敢えず二島方向に頭を向けて走ります。

やはり海の上は気持ちいいですね。今日は靄が掛かっていますが船尾方向に我が屋の裏山「岩屋山」が見えます。
中央付近ですが小さすぎてわかりませんかね。

遠くで12時のチャイムが鳴ったのでここでお弁当タイム、今日は卵焼きサンドとローストビーフサンドです。飲み物については内緒。


オートパイロットに舵を任せてもぐもぐやっていたら風向きが変わったのか船が勝手に回頭を始めてしまいました。 今日は特に目標は定めていなかったので「ま、いいか」でタックして今度は黒島の方向を目指します。
上り角度的にはクローズホールドとアビームの中間くらい。(クオーターリーチと呼ぶそうです)
新しいジブにはテルテール(風の流れを見るための毛糸、セイルの両面に取り付けられています)、メインセイルにはリーチリボンがついているのでセイルトリミングの目安になります。

テルテールがセイルの裏表ともに横向きになびくのが正解だろうということでジブの引き込み具合を調整してみると今までの感覚より少し出し気味の方がいいことが分かりました。
古いセイルでは膨らみ具合を見ながら裏風が入らないようにと心掛けていたんですが引きすぎだったんでしょうね。
メインセイルのリーチリボンはどの状態がベストなのかまだ不勉強ですが風の流れは良く見えます。
せっせとセイルトリミングを試したおかげなのか風がちょっと強くなっただけなのか判りませんが今日の風にしては上出来の4ノットオーバー達成。

気分が良くなったところでタックして反転、帰ることにしました。

今日の天気予報は夕方から雨なので雨が降り出す前に帰り着きたいですからね。
暫く帆走を続けていましたが崎野の鼻近くまで来たところで風が無くなり止まってしまいました。
今日は帆走の結果にも満足したし風を待つと雨が来ないとも限らないのでさっさとエンジンをかけて機走に切り替えです。
走らせながらジブを片付けてメインセイルは船の上で片付けるのは大変なのでブームの上に纏めました。こんな時にはいい加減に作ったレイジージャックでも役に立ってくれます。
もう一つ助かるのはビミニトップ、レイジージャックだけではではブームからはみ出した分が垂れ下がって前方が見えづらくなるんですがビミニトップが受けてくれるのでそれがありません。 帰港した後に撮りましたがこんな状態です。

と言うことでメインセイルはブームに乗っけたまま帰港、着岸前にアイドリングで前進後進を数回切り替えてエンストしないこと確認。 ほんと、着岸には気を使います。
風も無いことから今日はすんなり着岸出来ました。
着岸後のアイドリングも産出してみましたが740RPMでした。
本日の航跡はこれ、


舫を取った後はメインセイルを引っ張りだしてすぐ脇の公園の原っぱで広げてきちんと(う~ん、ちょっと疑問)畳んで袋に入れて本日終了です。
田島へ往復した後もなんとなく欲求不満が残っていましたがこれですっきりして2023年を終えることが出来ます。
では皆さん良いお年を!