樹脂もしっかり硬化したので型を抜いてみました。
先ずは型が溶けて変形した時に詰め込んだ紙を取り出します。
こちら側は積層時にテーブルの上に接していた部分ですが型より長かったガラスマットがこんな風にぐちゃぐちゃな状態で固まってしまっています。
型に足を付けるなどして裾が型から下がるような形にしておけばこんなことにはならないと思います。ちょっぴり反省。
紙を全部引っ張り出したところで型を引き出しにかかりますが溶けて薄くなっているんで発泡スチロールを壊すパリパリといった感じはなく粘っこい薄いプラスティックシートを剥がすような感じ、離型剤としてシリコンスプレーを塗ってはいたんですがくっ付いてしまっています。
4方を剥がしたら中で皺くちゃになってしまいました。
引っ張り出したのがこちら、紙を詰めて押さえつけたのも有るんでしょうが紙みたいに薄くなっていて原型を留めていません。
ここでサランラップをテストした物と比べてみるとこちらも表面が収縮はしてますがまだ厚みはしっかり残っています。
サランラップの強みを改めて確認。
ま、型というか型の残骸は抜けましたがちょっと困ったことにラップがFRP樹脂とくっ付いて残ってしまいました。指で引っ張ってみましたがしっかりくっ付いているようでラップが伸びて切れてしまいました。
さて貼り付いてしまったラップ、どう処理しますか。
未来永劫貼り付いたままと確信できればそのままほったらかしにしておく手もありますが時間が経って剥がれてくるとトラブルの種になるような気もしますしーー、悩みますね。
何はともあれいびつな形ですが容器にはなったんでこれを使って先に進めてみることにしました。
え、パイプの方はどうなったったって、実は90度に曲がった部分に綺麗にガラスマットを巻くのが難しくってFRPでの自作はほぼ諦め、高温用の塩ビパイプを発注してしまいました。
歳を食ってくると諦めが早くなるんでしょうね。困ったもんだ。
ま、次の作業を考えながら1杯。