船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2023/11/15

SB2 YCエンジンのクランクケースを覗いて見ました

event_note11月 15, 2023 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments

 困ったYCエンジン、シリンダーヘッドは佐賀ボーリングさんに手直しをおお願いしましが返ってくるまでまだ間が有ります。
この間にオイルが回らなくなった原因をもう少し調べてみることにしました。
フラッシング剤を投入したとたんに油圧が復活したので何処かが詰まっていたのが原因だとは思いますが怪しいのはオイルパンからオイルポンプまでのサクションパイプかオイルフィルターの二つ。

サクションパイプが詰まるとすれば吸い込み口にメッシュのフィルターが付いているのでここに異物が付着したということが考えられます。 圧縮エアで吹かしたので通るようになったものの異物がオイルパンの中に残ったままではいつ吸い込んで詰まるか気が気じゃ無く安心できません。
もう一つ気がかりだったのはフラッシング剤を投入してエンジンを回している時に低回転になるとコンロッドの下側方向からポコポコと聞きなれない音がしたこと。

と言うことで異物の確認と音の原因の確認も含めてクランクケースを覗いて見ることにしました。
これ発電機を動かしたり、セルモーターを取り外したり、燃料フィルターを取り外したりと結構面倒なんですよね。 手間は掛かるけど安心には代えられないということで作業開始。
途中経過は省略して、邪魔物は外して足元に転がし後ろ蓋を外すと、

はいクランクケースが覗けるようになりました。 奥の方に見える靴のような形をしたものがオイルの吸い込み口です。


底面にまだ少しオイルが残っていますがオイルの中にもこれはと言った異物は見当たりません。 ただオイルは墨汁のように真っ黒け。キッチンペーパーで残っていたオイルを拭きとって綺麗にしておきました。

中が見えたところで先ずは気になっていたコンロッド大端部のねじの緩み確認、しっかり締っていました。 ポコポコと言う音は後ろ蓋にブローバイガスを吸気に戻すためのリードバルブが取り付けられていますがこの共鳴音だったようです。
次はサクションパイプの清掃、オイルポンプ外蓋に傷が有ったので新しいものに交換も兼ねて蓋を外しローターも外してパーツクリーナーをたっぷり吹き込んでみました。
これ蓋を外したところです。

吸い込み口下には何か異物が落ちて来たときのためキッチンペーパーを敷いておきました。

パーツクリーナーをしっかり吹き込みましたが異物は何も落ちてこず特に問題は無いようです。

異物の有無確認は出来ましたがサクションパイプの中にパーツクリーナーが一部残ってしまいます、ま、しばらくほっておいたら蒸発してしまうから問題は無いでしょう。

ここまで確認したことからサクションパイプに異物が詰まってオイルが回らなくなったということは考えなくていいことになりました。 でも何で?と言うことになりますがーー。
オイルは真っ黒けで粘度も高く感じることから何らかの原因で燃焼ガス中のカーボンがオイルに大量に混ざり粘度が高くなってオイルポンプが吸い上げることが出来なくなったか、オイルフィルターにカーボン粒子が溜り目詰まりを起こしたかが原因ではないかと思っています。 圧縮不足での燃焼で有れば煤は沢山出ますからね。

これで特にクランクケース内には問題が無いということで元に戻す準備、後ろ蓋合わせ面のガスケットの清掃から始めたんですがこれが大変。

スクレイパーではまったく歯が立たず剥がれてくれません仕方が無いので鑿(ノミ)の出番です。

この作戦は上手くいってガスケットは剥がれてくれましたが開口部の角などで刃こぼれしてしまったので研ぎ直しが必要になりました。 やれやれ。

今日は会社の同期連中との飲み会なので船での作業はここまでです。
飲み会の後家に戻って2枚必要なのに1枚しか手配していなかった後ろ蓋ガスケットを汎用ガスケットシートを使って作っておきました。

酔った頭となかなか言うことを聞いてくれない手で作ったけど大丈夫かな?