船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2015/11/19

コンパス(液補充)

event_note11月 19, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
船から古いコンパスを取り外してきました。


こうして並べてみると古いほうの傷みが余計にひどく見えます。
(新しく買ったほうに付いているアルミ製のドームは少し強く引っ張ったら外れました。)
裏側も錆が進んでいてみすぼらしい感じですが、基本的には同じ部品が使われているようです。

 
ちょっと興味深いのが液を入れる部分のねじの大きさが異なること、ボール自体の大きさは同じなのに何故違うんでしょうね。

  
基本的には同じようなつくりですが さてさて、 気になっていたベゼルの形の違い、古いほうはベゼル上からねじ止めするようになっていますが新しいほうはベゼル面にはねじ穴が無く側面に小さな穴が開いていてここからポストにねじ止めするようです。

 
大きさは同じのようなのでサイズ確認のためアルミ製ドームを古いほうにつけてみたらぴったり。
サイズが同じことが確認できたので船のステアリングポストにねじ穴のタップを立てれば取り付け可能なことが判りました。 まずは一安心。

ここまで確認したところでベゼルの材質が違うことに気が付きました。
新しいほうはアルミダイキャストにちじみ塗装、古いほうはプラスティック製です。 ということで今度買ったやつのほうが作りはいいようです。
満足感UP!

我思うに、新しく買ったやつが実は作りは古くて、船についてたやつが新しい世代の製品でコスト削減のためにアルミダイキャストからプラスティックに変更、液の封入穴は作業性改善のため大きくしたというのが考えられるストーリーのようです。 

さて、互換性の確認が出来たので古いほうから新しいほうに液を移す作業の開始。
作業には手元にあったスポイトを使うことにしました。
  
ただ、新しいほうの小さな穴には入らないので先っぽを火であぶって柔らかくしてから引き伸ばして細くしておきます。

まずは古いほうから吸い出して、透明のプラスティックのコップに入れて液の色の確認。 よしよし透明です。
ここで匂いをくんくん、石油の匂いではなさそうです。
新しいほうからはティッシュペーパーにしみこませてこちらも匂いをくんくん。 同じ匂いがするのでどちらも同じ材質のようです。
一旦古いほうからコップに必要な分量を移して、新しいほうに補充します。
こうしないと頭が丸いのでころころ動いて液がこぼれそうなんです。
 
スポイトの先を補充穴に突っ込んで補充、口元まで液が来たところで一旦ネジを締め、気泡が中に残っていないことを確認、残念まだ少し空気が残っています。
どうも液がすこし粘っこいので補充口に気泡が引っ掛かって抜けにくいようです。 この改善のためもあって穴を大きくしたんでしょうね。
 
3度ほど繰り返してやっと気泡が無くなり、目盛が見やすくなりました。
達成感!

ただ、新しいほうは何でこんなに大きな気泡が出来るほど液が抜けたのかちょっと気になるので、念のため古いほうは捨てずに残しておくことにします。

この液、なんとなくグリセリンのような感じがするのでコップに残った液と水を混ぜてみました。
すんなり混じって分離しないので石油系ではなくアルコール系のようです。何なんでしょうね?

ま、一段落したことだし 私のほうは素性の判ったアルコール系の液体を体内に補充して寝ることにします。