年の瀬も押し迫りましたがやっとダガーボード取り付けの室内側も完了しました。
タイムラプス的なレポートですが。
ポリエステル樹脂のダガーボードケースへの注入も終わり最後に残った隙間とマスト下の立ち上がり部分の隙間のパテ埋め。
パテ埋めだけでも十分なんでしょうが念には念を入れよで最後にこの上をFRPで巻いておくことにしました。
マストの重量を支えるパイプがダガーボードケースの上に木材を介して取り付けられていますがこれも中途半端なので一緒にFRPで巻いてしまいます。
(この木材はチャートテーブルのベースになっていたものですがダガーボードを外す際に切り取ってしまった残りです。その時の記事は
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FRPを巻きやすくするためと巻いた後での見栄えを良くするために鋸と鉋で円く整形。
この後は立ち上がり部分とダガーボードケース上端にFRPを巻きやすくするためにディスクグラインダーで丸く整形。
削った粉が室内に舞い散るのは目に見えているので新聞紙で養生をしておきました。
頑張ってグラインダーで削りましたが結構削る量が多かったので室内は小麦粉の袋をぶちまけたような状態になりました。
なんとか埃防止をと思って掃除機で吸いながらやってみたんですがほとんど効果が無く掃除機自体もこのありさま。
養生はしていたんですが結局は隙間から埃が舞い込んで掃除不要とはなりませんでした。
最後にFRP3層を巻いてもらい室内側も完了です。
これで3重の安全対策が出来ました。
一番外側の5層のFRPが第一段階、次はダガーボードケース内の樹脂、この二つがダメージを受けても最後はこの内側のFRPで防水、完璧でしょう。
おかげでオリジナルに比較してぐんと安全な船になりました。
オリジナルな状態だとダガーボードをぶつけて支えているピボット部分が割れるようなことがあればここから浸水するだろうし、転覆した際にはキャビン内の空気は即ダガーボードケースから逃げてしまうだろうし、室内と海がつながっていることに良いことはありませんからね。
これで3年来の課題がやっと解決しました。
心安らかになった所でお祝いの1杯。