船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2023/09/03

X3 これは何の液体? ウォッシャー液漏れでした。

event_note9月 03, 2023 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
お盆前のある日X3の運転席側の足元を見たら何やら薄い青色の付いた水溜りが。 ん?
青い液体といえばすぐ思い当たるのは冷却水。
エンジンフードを開けて中を覗き込んでみますがパット見る限りでは冷却水が漏れているような形跡は見当たりません。
BMWのディーゼルエンジンでは最近EGRモジュールで冷却水が漏れるということでリコール処理をやっているので関連性は無いのかBMWディーラーに電話で問い合わせしてみました。
返ってきた答えは「EGRモジュールでは外部に漏れるのではなく内部に漏れます」とのこと。 せっかく電話したので入庫の予約を取っておきました。
嫁さん「ウォッシャー液って青いんじゃない?」う~ん、何色だったか憶えてません。
で、最後に乗った時にウォッシャー使ったかどうか訊ねると「使ってないよ」との返事。
結局この日は漏れてる箇所も原因も判らずじまいで様子見となりました。

お盆の里帰りを済ませた後またしても足元に水溜り、まだぽとぽとと落ちてきています。
落ちている場所は運転席側のサイドパネル後端、色は付いてるような付いて無いような極淡い色で前回見たものほど濃くありません。


ここから落ちるのであれば冷却水とは考えられません。
おまけに家に帰ってくる途中に高速道路の上で1度だけウォッシャーを使ったのでそれが落ちて来ているのかもしれません。

翌日は水溜りはもっと広がり色もはっきり青色と分かるようになってきました。 暑さで水分が蒸発して色が濃くなったようです。

それにしてもでもウォッシャー使ってからこんな時間差で落ちてくるもんなんでしょうかね?
翌日まで待って拭き取りましたがかなり濃い色になりました。

ここで念のために冷却水と比較してみることにして冷却水レザボアの蓋を開けてキッチンペーパーを突っ込んでみました。

色合い的には床に溜まったものと同じですがこちらは最初っから色が濃いし量も規定量から減っていないので候補から外して良さそうです。
床を拭きとったものと比較してみるとこんなにそっくり、色を違えておいてくれたら悩まずに済むんですけどね。

今度はウォッシャーを使ったらどこに液が落ちてくるんだろうということで3回ほどワイパーを動かしてみると同じ場所から落ちて来て同じように床に溜まりました。
なかなかすんなり落ちてしまわず日ごとに量は少なくはなりましたが4日ほどでやっと落ちてこなくなりました。
窓ガラスに当たる雨水とかウォッシャー液ってサイドパネルの隙間からなんかじゃなくもっとすんなり排水されるルートがあっても良さそうなもんですが詰まってるんでしょうかね?
もう少し調べてみたいんですがウォッシャー液のタンクはサイドパネルの中らしく全く見えないし手もまだ言うこと聞かないので自分で調べるのは諦めです。

そうこうするうちにディーラーさんに入庫予約していた日が来てしまったので車を持ち込みました。
漏れてる部分の写真を見せるとサイドパネルの中にウォッシャー液タンクがあってポンプ接続部から漏れることがあるとのこと。 とりあえず様子見ましょうと車を工場内に入れてウォッシャー液タンクに水を追加して満タン状態にして漏水の確認、暫く待ったけど水は落ちてこないとのこと。 タンク回りじゃないんでしょうかね?
「さてどうしましょう」ということで「もう少し様子見ます」ということにして家に一旦帰って来ました。
丁度昼時だったので昼食を取った後に様子を見たら床に水溜りが出来ています、時間差攻撃で来るんですね。
とにかくこれでウォッシャー液タンク回りが原因らしいことが確認できたのでもう一度ディーラーまで持って行って預けてきました。 やれやれ2度手間でした。

すぐに調べてくれたようで「漏水箇所はウォッシャー液タンクとポンプの接続部分で幸いパーツの在庫が有ったのですぐに交換できます、費用は35,000円程です」との連絡が来ました。 ここまで来たらお願いするしかないので「はい、よろしくお願いいたします」と返事。

で修理が終わって車と一緒に受け取ってきたウォッシャーポンプがこれ、この先っぽのゴム製のパーツ部分ががタンクに差し込まれていてここから漏水してたそうです。

このゴム製パーツはポンプ本体からは簡単に分離できるのでこの部分だけ交換しても良さそうなんですがBMWのパーツの設定には無いんでしょうね。

自分でやったらシール材を塗布するだけでもなんとか修理出来そうですけど確実性が保証されないのでメーカーの標準工法には設定されないでしょうね。

ま、少し痛い出費でしたがこれでウォッシャー液漏水の件は落着、同時に冷却水周りの漏れの点検もやってもらいこちらも漏水箇所は無かったということで一安心です。
DIYと言いながら修理に出してしまったのでちょっと気が引けますが仕方ないですよね。

<おまけ>
実はこのウォッシャー液タンクへのアクセス、DIYでやるとしても結構ハードルが高いんですよね。
今後のためにBMWのサービスマニュアルからのコピーを纏めてみましたが長くなるので興味ない方は無視してください。

1,エンジンルーム内のカバー(黄色い部分)を外し

2,タイヤを外して
右ハンドルの場合は右側タイヤです。

3,ホイールアーチトリムの取外し、これも右側
ファスナー(パチンロック)とブラインドリベットで止められているのでリベットは中央の軸をドリルで削るか釘のようなもので打ち抜くかして外す必要が有ります。
①がリベット③は引っ掛けの爪
下の①がファスナー

4,ホイールアーチ内張のねじ12本を緩めて内張を取外し

これでやっとタンクが見えるようになります。

5,ウォッシャー液補給口からつながるホース①を外して

6,タンクの取り付けねじ①を外し、ラッチ②を外し

7,やっとタンク③が外れます。
下の図ではタンク底部が上になっていて①がウォッシャーポンプです。

取付はこの逆を行えば良いことなんですがプラスティックリベットは再使用が出来ないので新たに準備しなきゃいけないし、リベッターも必要になります。

ね、なかなか大変そうでしょう。
あまりやりたくない作業ですが次回同じような漏れが発生したら自分でやってみることにしましょう。





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