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2025/07/05

SB2 船のLFPバッテリー化効果のほどは

event_note7月 05, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

さて、要不要の細かい検討無しで「やってみたい」でやってしまったLFPバッテリー化、どれほどの効果が有るのか事後検証してみることにしました。

先ずは発電から、
YCエンジンの発電能力はその時のLFPバッテリーの電圧にもよりますが13V程度であればアイドリングで10A。高速回転で20Aの充電電流、かなりへたっていれば15A、30Aと言うところでしょうか。
この他は係船時にソーラーパネルからちびちび充電と言うことになります。

満充電の鉛ディープサイクルバッテリーでインバーターが悲鳴を上げる電圧まで低下するのが50%を使った時だとすると50Ahが使えることになります。
50Ahがどの程度のものかと考えると

   電子レンジ6分間:100Ax6/60=10Ah
   冷蔵庫16時間:2.5Ax16=40Ah (8時間はエンジン発電機で直接供給としました)

「え、たったこれだけ」って感じですよね。
これに照明なども加わるし、錨泊だと全周灯の夜間点灯も加わります。
デイセイリング時などはオートパイロットの他には電子レンジも先ず使わないし冷蔵庫も泡の出る飲み物が無くなるまでの2,3時間しか使わないので問題になることは無いんですけど泊りを伴う長距離クルージング時には50Ahでは物足りないような気がします。

長距離のクルージング時を考えれば7時間エンジンを回したとすると20x7で140Ahが補充出来る計算ですから320Ah のLFPバッテリーであればこの電力を余すことなく蓄えることが出来ます。
で140Ahが毎日使えるとすると

   500W電子レンジ6分間    :10Ah
   冷蔵庫16時間       :40Ah
   小型炊飯器250W1030分    :20Ah
   1kwオーブントースター3分:10Ah
   コーヒーメーカー500W6分   :10Ah
   扇風機30W12時間                       :30Ah
   照明など                                         :20Ah

とこれだけ使って140Ahです。 結構使えますね。
毎回の充電量が140Ahと言うことであれば320Ahも必要無いといえますが大は小を兼ねるということで余裕が有って困ることは無いでしょう。
LFPバッテリーセルも販売の中心は320Ahですから値段もこなれているしこれより小さいものを選択してもメリットは無いですからね。

さて、いろいろ家電製品が使えそうですから船サイズの炊飯器とコーヒーメーカーを物色してみることにしましょうかね。 楽しみ~。

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