回路図など皆さんあまり興味ないかもしれませんが私の備忘録も兼ねてますので悪しからず。
前回の走行充電器のテストで30A走行充電器を使っても配線がそのままでは20A以上は流れてくれないことが判明。ケーブルを追加したいところですがX3のトランク(ヒューズボックス近く)からコネクターまでは通線スペースが限られていて現状より増やすことは不可能です。
「う~ん、何とかならないか」と回路図と睨めっこ。
トランクからコネクターまで行ってる太い電線(3.5sq)は走行充電1本、電磁ブレーキ1本、グラウンド3本の合計5本。
このグラウンド3本の内1本を走行充電の追加に回して代わりにコネクターの近くでシャーシに直接グラウンドを取れれば何とか走行充電用の電線が増やせそうです。
毎度汚い回路図でごめんなさい。
今度はコネクターのピン配置を見るとヨーロッパ規格では充電用に使われている10番ピンが空いていますのでここを使えば電線が追加できます。
このことから13番ピンにつながっている黄色の電線を追加の走行充電用に回して空いている10番ピンに接続、13番ピンには別の線を追加してコネクター近くでグラウンドに落とすことにしました。
この変更を回路図に描くとこうなります。
このアイディアを実現するためには先ずはコネクター近くに利用できるシャーシーアースポイントを探さなきゃいけません。
テスターで電線端子が共締め出来そうなねじの頭を探しますがリアバンパー回りは全てプラスティックパーツで導通が有るねじが見つかりません。結局アンダーカバーを外して探す羽目になってしまいました。
アンダーカバーを外したらシャーシーに直接つながっているねじが1個くらいは見つかるだろうと期待していたんですそれも期待外れ。唯一使えそうなのがマフラーを吊るしている金具の止めねじ。
これは車体から直接出ている訳では無くシャーシーに取り付けられているバンパービームから出ているので導通はあるものの「どこで繋がってるんだろう?」ってな感じです。
導通に対する保証は有りませんがやむなくこれを使うことにしました。
ま、グラウンドの線は3本ありますからここの導通が無くなっても何とかなりそうです。
ここに追加の5.5sq電線(緑)を接続して、
コネクター側は電線の入れ替え、追加の緑の電線を13番に接続してここに在った黄色の電線は10番に引っ越しです。
この後トランク内でシャーシーに接続されていた端子も走行充電器に引っ越してX3への走行充電用電線追加が実現。
アンダーカバーカバーを元に戻して終了となりました。
この時点では20A走行充電器はそのままで電線だけの追加で30A走行充電器への変更はトレーラー側の配線変更後になります。