電気配線のトラブル調査、仕切り直しです。
電源に入っているリレーがONになったりOFFになったりするのでリレー周りの結線に問題がありそうということでリレー周りの配線からチェック開始、端子台のねじの締まり具合、コネクターの緩みなど調べますが異常なし。
ただVSR(Voltage Sensitive Relay:メインとサブバッテリーの接続を入り切りしてサブバッテリーの充電を制御します)に繋がっている線を触ると状態が変わるのでどうやらここら辺に原因がありそうだということで取り外して接続状態を見ますがこれも問題なし、しっかり締まっています。
(今回写真を撮っていないので古い写真で代用しています) |
VSRに繋がっている電線はバッテリー切り替えスイッチから来ていますのでこちらの接続も要チェック、この大きなスイッチの裏側です。
ここにも問題は無かったということでバッテリー切替スイッチを取り付け直して様子を見てみますがやはり現象は治まりません。
ダッシュボードを押したり引いたりを繰り返しているうちに判ってきたのがバッテリー切替スイッチからVSRに行く線ではなくバッテリー切替スイッチに繋がっている一番大きな電線を触ると現象が出やすいこと、もう一つはバッテリー切替スイッチのポジションが1の時には問題が発生しますが2とBothの位置では問題が発生しないということ。
これは何度試しても同じなのでどうやらバッテリー切替スイッチの内部に問題が隠れているようです。
時間は掛かりましたがこれで今回のトラブルの原因はバッテリー切替スイッチの内部に有るところまでは絞り込めました。ここでこの日も時間切れ。
家に戻ってからも対策を考えていましたが寝酒タイムに「スイッチ交換しかないよね」との考えになってネットでスイッチを物色し発注しておきました。
これで新しいスイッチが来たら交換ということになってたんですがーーー。
翌朝、目が覚めた時に今度は「待てよ、ひょっとしたらスイッチの修理が出来るかも」との思いが湧いて早めに船へ。
船についたら早速バッテリー切替スイッチを取り外して解体、
取り外した裏蓋部分に電極が取り付けられていますが1ポジションの電極がずれています。触ってみるとゆるゆる、止めねじがちゃんと締まっていませんでした。
この止めねじの外側が電線接続端子を兼ねていますが電線はしっかり締め付けられていても内側の電極と止めねじの間で接触不良が起きていたんですね。
念のため他の2本も調べるとこちらもしっかり締まっていません。
内部には補助接点用のマイクロスイッチも取り付けられていましたがこれも端子に下手くそなはんだ付けだけでくっ付いていました。
さすがに中国品質!
これで原因がはっきりしたので後は対策、
止めねじをしっかり締めあげ、緩み止めと万が一緩んだとしても導通が保てるように電極と止めねじをはんだ付けしてしまいました。
ついでには使っていないマイクロスイッチは外れて悪さをしないように取り外しておきました。
後は組み立て直して再配線、やっとトラブル解消です。それにしても今回のトラブルには手こずりました。 解決までに何日もかかりましたからね。
そうそう発注していた新しいバッテリー切替スイッチは慌ててキャンセルしました。
<おまけ>
ダッシュボードが元に戻ったところで久しぶりにエンジンを掛けてみました。
ん、聞きなれない音が聞こえて来ます。
音の原因はこれ、
新しく取り付けたインバーターが振動して大きな音を立てています。
新しく取り付けたインバーターが振動して大きな音を立てています。
溝に差し込んだだけの取り付け方法ですからある程度予測されたトラブル、なんと言っても転圧機(道路工事などで土を固めるやつ)も負けそうな振動のYCエンジンですからね。
幸いちょいと指で押さえてあげると音は消えるんで何か楔のようなものが欲しいところ。
で、目についたのが電線を束ねる大きめのタイラップ。
これを切って隙間に差し込んであげたら音は消えてくれました。
よしよし、作戦大成功です。
予期しなかったバッテリー切替スイッチのトラブル発生で手こずりましたがバッテリースペースの作業は完了、次は何処をしましょうということを考えながら1杯です。
木工所から電気屋さんと大忙しですね。スイッチはキャンセルされましたか。JT
返信削除慌ててキャンセルしたんですが既に発送されていたので配達されてきた時に受け取り拒否で返品処理してもらいました。
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