エンジンが回ってくれるようになったので次の課題に移れます。
その腐食を引き起こす原因は毎回のエンジン停止時にミキシングエルボーから冷却水(海水です)を排気口に吸い込みこの塩分で腐食が進むのではないかというのが私の推論です。
エンジンは停止するときに逆回りしますからこの時に吸い込むのではないかと考えています。
先ずはどの程度逆回転してるのか動画を撮ってみました。
一旦止まった後に押し戻されて逆回転、今度は反対側でも跳ね返されて戻ってきて圧縮行程のあたりで止まっているようです。
何度回っているのか良く判らないのでもう一度スローモーション撮影してみました。
行ったり来たり2回転、でまた行きかけて停止、摩擦抵抗などが無ければ行ったり来たりは永遠に続くんでしょうね。
きっとこうだろうとこの間の動きを絵にしてみました。
少し小さいのでクリックして拡大して見てください。
この一連の動きの中で問題と思ってるのが逆回転時の逆排気行程、ここで排気管側から逆方向に空気を吸い込むことになります。
一般の自動車用エンジンなどではこれでも何の問題は無いと思いますがヨットの場合は排気側にミキシングエルボーが付いているのでここから冷却水も一緒に吸い込むことになってしまうはずです。
ここでミキシングエルボーって何よと思ってる方もあるかもしれないので念のため説明しておきます。
船用のエンジンは自動車と違い冷却水は海水をポンプで吸い上げて使うのが一般的です。
また排気用の煙突を甲板に出せない場合はエンジンを冷やした後の冷却水と排気ガスを混ぜてホースで排出しています。
この時に冷却水と排気ガスを混ぜる役割を担っているのがミキシングエルボーで下のような構造になっています。
(この絵は皆空の中で...というブログに掲載されていたものを使わせてもらいました)
こんな構造ですから逆回転時に排気の流れが逆流すると冷却水も一緒吸い込んでしまうことも考えられます。 こんな感じかな
船用のエンジンは自動車と違い冷却水は海水をポンプで吸い上げて使うのが一般的です。
また排気用の煙突を甲板に出せない場合はエンジンを冷やした後の冷却水と排気ガスを混ぜてホースで排出しています。
この時に冷却水と排気ガスを混ぜる役割を担っているのがミキシングエルボーで下のような構造になっています。
(この絵は皆空の中で...というブログに掲載されていたものを使わせてもらいました)
こんな構造ですから逆回転時に排気の流れが逆流すると冷却水も一緒吸い込んでしまうことも考えられます。 こんな感じかな
で確認試験、エンジンを起動して数分回した後に停止、念のためこれを3度繰り返した後に排気管を取り外して排気ポートの中を覗いて見ました。
外してすぐに見た時には「あ、何もない 良かった」と思ったんですが写真でよく見ると小さな水滴があちこちに見られます。
この水滴が軽油が燃焼できた時の水分が凝縮したものなのか冷却水なのか確認するために舐めてみましたがしょっぱかったので冷却水に間違いないようです。
今回使ってるのはヤンマー純正のミキシングエルボーですがそれでも吸い込むんですね。
幸い排気ポートをびしょびしょにするほどの量ではありませんがこの量であれば問題無いとするのかこの量でも問題だとするのか意見は分かれるところでしょうね。
実際バルブシートとバルブはしっかり錆びてボロボロでしたからこれが原因で錆びたと考えるしかありませんから無いに越したことはありません。
逆転が起きないようにすればいいんじゃないかとクラッチをつないだままエンジンを止めてみましたがこれは効果なしでした。
やはりミキシングエルボーに対策を施すしかなさそうです。
前回改造の失敗をしたステンレス製のミキシングエルボーをもう一度どちゃんと改造してみましょうかね。
やはりミキシングエルボーに対策を施すしかなさそうです。
前回改造の失敗をしたステンレス製のミキシングエルボーをもう一度どちゃんと改造してみましょうかね。
舌センサーには勇気が必要ですね。JT
返信削除舐める前はやはり躊躇しますね、他に確認する手立てが無いので恐る恐るです。
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