船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2019/04/03

SB2 番外編 充電式丸鋸替刃

event_note4月 03, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
港で木工所を開店したんですが電源が無いので使うのはこの充電式の丸鋸。
ここで部材の切り出しをするときにトラブルがーー、この丸鋸、切りたい方向に素直に進んでくれず飼い主の言うことを聞かない犬のように勝手な方向に進んでしまいます。



何で言うことを聞かないんだろうと思って充電式丸鋸をいじっていたら横方向の力を掛けると丸鋸の歯がたわんでしまうことに気づきました。
きっと木材の目の方向このたわみが出て引っ張られるに違いありません。
で、何かあった時のためにと買っておいた替刃を引っ張り出して比べてみました。
2種類ありますがこちらの方が鋸刃の厚みが厚くかなりの力を加えないと曲がりません。
左側は今まで付いていたやつ、中央は木材用チップソー、右側は合板用と書いてあります。

これだったらちゃんと言うことを聞いてくれるかしらということで新しい2種類を取り付けて試し切りしてみました。
結果は大成功で新しいものはどちらもちゃんと言うことを聞いておとなしく切りたい方向に進んでくれます。

2種の切れ方の差は

チップソー:切れ味は合板用よりもいい、切幅は広めで鋸屑は多い、2x4などの厚いものを切るときにはこちら

合板用鉄鋸:切り進む速度は少し遅めで抵抗が大きい、切幅は小さく鋸屑は少な目、切り口の荒れは少ない、やはり合板用と言ってるだけあって薄い板を切るにはこちら。

ということで切る材料によって使い分ければいい結果が期待できそうです。

鋸を変えればちゃんと思ったように切れることは分かりましたが鋸の厚みがどれほど違うのかマイクロメーターで測ってみました。で、結果は
今までの鋸:0.85mm
チップソー:1.05mm
合板用  :1.05mm
ということで今までのものより24%ほど厚みが増えていますが硬さはそれ以上に増しているように感じます。
パッケージにHigh Carbonと記載されていたんで炭素含有量が多い(硬い)鋼が使われているのがその理由なんでしょうね。

ま、これで港の木工所でもちゃんと丸鋸が使えるようになりました。
何にしても柔らかくふにゃふにゃのものは役に立たないようです。








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