船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/03/25

SB2 メインキャビン床張り開始です

event_note3月 25, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum3 comments
電線も張ったし床を頻繁に取り外す必要も無くなったので今張っている下張りの上に無垢のオークフローリング材を張ることにしました。これ船首側キャビンに張ったのと同じものです。
フローリング材の厚みが15mm有りますからこれを張っちゃうと相対的に天井が15mm低くなることになるのでリノリウムなど薄いやつも考えたんですけどね。
やはり見た目を考えると無垢が良いし、薄い床材だどキャビン中央に有るダガーボードケースの出っ張りが残ってしまうので厚い床材で出っ張りを吸収することに決定。
下の写真の中央の部分が問題の出っ張りです。

ちび助の私と嫁さんにはこれでも頭は当たらないので問題はあまり無さそう。
ただ、背の高い来客には少し背をかがめて辛抱していただくことになります。

何処から張り始めましょうということで今回は中央から張り始めることにしました。
一般的には一方の壁から順番に張っていくんでしょうがSB2の場合マストサポート足の出っ張り対策とダガボードケースの出っ張り対策をするには中央から始めるほうが都合がいいですからね。

さて切込み開始、マストサポートの足の部分から始めますがフローリング材をいきなり切って失敗すると被害甚大なので先ずはテンプレートを作るところから、

これから寸法を寸法を微調整すれば良くなったところで1枚目のフローリング材を部屋の長さ158cmにカット、2枚めも同じようにカット、あれ長さが違います。
なんと148cm、最後の桁には注意してたんですが一桁うえを間違えて線を引いたようです。
ドジ。
ま、フローリング材なので頭とお尻には実継ぎの加工がされているのので切り落とした頭を繋ぎ直せばいいのでそこはドンマイ、繋ぎ直しは後でやることにして3枚目を注意深くカットしました。

中央2枚が揃ったところで先ほど作ったテンプレートを利用してサイズを微調整しながら線引きをして切り込み。
コーナーのRが付いた部分は最初にドリルで穴あけをし、その後 鋸で直線部を切り落としています。 ドンピシャとはいきませんでしたが「ま、いいか」のレベルには到達しました。
(あら、写真が無い。済みません最後から2番目の写真を見てください。)

今度は部屋の真ん中に背骨のように出ているダガーボードケースの出っ張り対策、かなり深く掘り込まなきゃいけませんが港木工所では難しいので我が家に持ち帰り処理することにします。

掘り込みで直ぐ思いつくのはトリマー、これ加工も早いんですが失敗も多いんですよね。
特に今回は堅いオーク材だし、材料にもあまり余裕がなく失敗を避けたいので時間は掛かりますが丸鋸と鑿を使って掘り込みを加工することにしました。

先ずは丸鋸の歯の出方を所要の深さに調整して直線ガイドを使い平行な線を何本も入れます。
この後は地道に鑿を使って残っているリブを落としていきます。
背骨の左右2枚の加工を終わって合わせてみました。
これで背骨がこの中にうまく収まってくれればいいんですけどね。

船に持ち込んで合わせてみましたが掘り込み深さが足りなかったみたいで数か所背骨に当たるところが有りました。 残念!
当たっているところに養生テープでマーキングして再度家に持ち帰りです。

今度は3mmほど彫り込みを深くするだけだし、長さもそう長くは無いのでトリマーで追加加工することにしました。

で、料理番組よろしく速攻で出来上がりの写真、深くなってるのが判りますかね?
再び船に持って行って合わせてみます。今度は上手く収まってくれました。 一安心!
(今度の養生テープは左右を固定するためのものです。)
中央のややっこしい部分が出来たら後は長さを合わせて切った床材を並べるだけ、これは簡単です。 
(ま、最後の両端はこれまたややっこしいですけどね。)
チャカチャカと数枚切って並べてみましたがなかなか良い感じです。
「よしよし」と思いながら眺めたところで時間となりました。

床板はまだ固定せずに仮置きの状態ですがこれでやっとSB2と付き合い始めた当初から邪魔に感じていたキャビン中央の出っ張りが無くなりました。
あと少しがんばるぞ~の気持ちも込めて乾杯。


3 comments:

  1. いい出来が見えてきましたねー。ところで床下点検口はなしですか?私のところにはやや大きめの点検蓋があって、キール上やらビルジウェルなどがチェックできるようになっています。無くても十数年は問題ないでしょうし、必要なら床板を外せばいいのですから、ま、いいか、ですね(笑)。

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    1. SB2の場合は旧可動式ダガーボードケのピボット両脇に一旦水が入ると何処にも出て行けない深いピットが有るのでここを見るための点検口が必要なんですが、ここ1年水がたまったことは無いし、左右2カ所の点検口を作るのは大変そうだしということでパスしてしまいました。
      代わりに出来るだけ簡単に床を外せるようにすることで「ま、いいか」になってしまいました。

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  2. 前の投稿者は、ひじゅんⅢでした。

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