先ずは下地が出てしまった縁の部分だけニスを2度塗り、天面の平坦なところはこのまま磨いてしまおうかそれとももう一度塗ろうか悩みましたが最終的に縁の3度目と一緒に塗ることに決定。
ニスは粘度が高いと刷毛目が残りやすいので5%のペイントうすめ液で希釈して塗りました。
塗り終わった直後の写真を撮りましたがツヤツヤして綺麗ですね。あとはこのまま綺麗に硬化してくれますようにと祈るだけです。
前回同様#600の水ペーパーでの研磨からスタート、ただ前回はなるべく表面を平滑にと思いながら強めにペーパー掛けをしましたが今回はニキビ落とし程度の感覚で弱めのペーパー掛けです。 縁の部分は前回懲りたのでペーパー掛けは無しとしました。
ペーパー掛けが終わると当然ですがこんな風に艶消し状態になってしまいます。
これ今回初めて使いましたがなかなか使いやすかったです。
さらにラビングコンパウンドで研磨します。布にコンパウンドを取って力いっぱいごしごし、正直これって重労働なんですよね。
写真ではごく一部が光っているようにしか見えませんが実際にはもっと広範囲に
先ほどまでのシート状コンパウンドが当たらなかった低くなっている部分はてかてか光っていますからこれが無くなるようにしっかり擦ります。これは布でないと無理でしょうね。
Before |
After |
光っています。
このてかてかが無くなると天板全体が一体感が出てしっとりした感じになります。
実用上はここまでの研磨でも十分な艶になっていますが手持ちにミクロコンパウンドなる極細目のコンパウンドが有ったのでもうひと頑張りしてみることにしました。
カンナで削ってみようかとも思いましたが天面まで削ってしまってあららと言うことになりそうなので100点満点は諦めて90点で我慢することにしました。
実際に合わせてみると若干隙間が目立つ部分も有りますが見慣れれば「ま、いいか」になるでしょう。これでやっと家の中に持ち込めます、重たいので傷を付けないように嫁さんの手を借りて運び入れました。
足の上にセットして足掛け2年のテーブル再々々塗装完了です。
ま、そこそこ綺麗にはなりましたが正直言って塗装の出来上がりは前回の方が上です。
前回は天面の平滑度はほぼ完ぺきでしたが今度は下地の凸凹が表面まで出て結構うねうねしています。
前回使った2液水性ウレタンは塗膜が厚かったので平らになるまでサンドペーパーを掛けることが出来たのに対して今回のウレタンニスは塗膜が薄いのであまり削れないことがその差の原因のように思います。
前回使った2液水性ウレタンは塗膜が厚かったので平らになるまでサンドペーパーを掛けることが出来たのに対して今回のウレタンニスは塗膜が薄いのであまり削れないことがその差の原因のように思います。
面白いのは前回の塗装と今回の塗装では白黒反転?の現象が出ていること。
下の写真で木目の模様に注目してください。
前回は固い部分の間に挟まれた柔らかい導管部分は固い部分より白く仕上がっていますが
前回は固い部分の間に挟まれた柔らかい導管部分は固い部分より白く仕上がっていますが
今回は逆に導管部分は黒っぽく仕上がっています。
(全体的な色調の差は照明の影響が大きいので無視してください)
前回仕上がり、木目が白い |
今回仕上がり、木目が黒い |
何故こうなるのかは塗装のプロに聞かないと判りませんが2液水性ウレタンニスと油性ウレタンニスの浸透性の差が原因ではないかと勝手に思っています。
前回:目止めした導管部分にあまり浸み込まない→白っぽくなる
今回:目止めした部分にしっかり浸み込む→黒っぽくなる
前回の塗装が剥離したのも塗料が木材に浸透せず浮いたような状態になっていたためなんじゃないでしょうかね。
100点満点の出来ではありませんがそこそこの感じで仕上がりました。
今度はシールとかテープに負けませんように。
今度はシールとかテープに負けませんように。
塗装は研ぎと磨きですね。一枚板のテーブルが映えますね。還暦になりシミと皺で疲れた私の肌も研ぎと磨きで復活しないでしょうか。JT
返信削除シミと皺は素人ではどうしようもないので芸能人のように金掛けて美容整形を受けるか、
返信削除これも味わいと考えて諦めるしかないでしょうね。
私の方も味わいがどんどん濃くなってきています。
肌は諦めて体力維持に努めましょう。
さすがです。先生は特に木工や電気技術に精通されています。私には参考にもできないほど素晴らしいです。読ませていただいて幸福感を頂いています。今後も楽しみです。カワシマ、
返信削除カワシマ様
削除明けましておめでとうございます。
お久しぶりですね、いつも失敗ばかりなのにお褒め頂き面はゆいです。
今後も失敗談アップしますのでお付き合いよろしくお願いします。