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穴開け作業に先立ちステーとハリヤードは邪魔になるので取り外しておきます。
最初に24㎜の木工用ビットで両色灯裏側の出っ張りが入る穴を開け、次に12㎜のビットで裏側まで貫通する電線を通すための穴を開けました。 我ながらなかなかいい出来です。ドリルガイドを使ったのは大正解で裏側もほとんど中心の位置に出てきてくれました、よしよしとにんまり。
残るは配線作業、紹介するほどのことでは無いかもしれませんが電線を突き合わせ端子で接続、ショート防止とサイズを小さくするため片方は絶縁スリーブ付き、もう一方は裸の端子を使っています。
1番ジブをセットするときに少し邪魔になりそうですがこれで両色灯をぶつけて壊すことは無くなったでしょう。
修理が終わった両色灯、今度は取り付けです。
同じ場所に取り付けてもまた壊れるのは目に見えていますから別の場所に引っ越すことにしました。
別の場所と言っても配線の都合もありますので遠く離れた場所に引っ越すわけにもいきません。思案の末に元々取り付けられていた場所に引っ越す、いや里帰りかな、ことにしました。
別の場所と言っても配線の都合もありますので遠く離れた場所に引っ越すわけにもいきません。思案の末に元々取り付けられていた場所に引っ越す、いや里帰りかな、ことにしました。
そうと決まれば今の場所に用はありませんので更地に戻す作業から始めます。
今まで取り付けていた場所の穴の周りをざぐり、大きい穴にはバックアップ材を詰め込みます。 バックアップ材を使わないと穴を埋めるために大量のパテが必要になりますからね。
バックアップ材は何でも良かったんですがたまたま軽トラ荷台のトランクボックスの中にあった発泡ポリエチレンシートを丸めて使いました。上の写真では浅いところにありますが最終的にはもう少し押し込んでいます。使うパテはいつもと同じホルツのグラスファイバー入りのパテ、これを少し盛り上がるくらいにあなに押し込んみ、後は硬化待ち。
写真はありませんが 反対側の電線貫通穴も同じようにパテ埋めしています。
次は引っ越し先の土台工事、取付穴の掘り込みです。
場所はここしかないよねと確認していた第一ジブ用ステーとパルピット取付金具の間。
(修理前に撮った写真ですがこの位置です)
(修理前に撮った写真ですがこの位置です)
出来るだけ真っすぐに穴を開けたいのでドリルガイドを使って穴開けしました。
穴が開いたところで穴の防水処理、この穴から水が浸入して木材が膨潤したり腐ったりしてもらうと困りますからね。
エポキシ樹脂を使ってコートしてしまうのが最良のような気がしましたが硬化に時間が掛かるので防水塗料を使うことにしました。
穴が深いので刷毛とか筆は使えないので一計を案じて先ずは裏側にテープを貼り、穴の中に防水塗料を流し込んで浸み込ませる作戦を立てました。穴の中に防水塗料を満たすと木材の中から泡が出てきて液面が徐々に下がっていき浸み込んでいくのが実感できます。エポキシ樹脂を使ってコートしてしまうのが最良のような気がしましたが硬化に時間が掛かるので防水塗料を使うことにしました。
この間に家に戻って昼ご飯、ちょっとゆっくりした後に船に戻るとちゃんと乾燥していました。 作戦大成功。この後取付ねじの下穴も現物合わせで開けました。
あ、電線接続の前に防水パッキンを入れ忘れないようにしないと困ったことになってしまいます。 防水パッキンはEDPMの2㎜厚発泡シートを使いました。
接続部を自己融着性シリコンテープでしっかり巻いて
最後は元居た場所の整地、盛り上がったパテを荒いサンドペーパーで削り落として平らにします。 少し盛りすぎていたので平らにするのに苦労しました。
平らになったところで再塗装、そのあとステーも元に戻して引っ越し完全完了となりました。
副次の効果として舳先から乗り込むときにバウスプリットの先端に足を掛けやすくなりました。いままでは両色灯の頭に遠慮しながら足を掛けるしかなく足を置く位置の自由度がありませんでしたからね。
両色灯の修理、引っ越しと上手くいって今日の晩酌の酒は美味しかったです。
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