船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/03/30

SB2 海から花見のセイリング 気まぐれな風に翻弄されました(追記あり)

event_note3月 30, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
今日の天気予報は曇り、南の風で2~3m、曇りっていうのが気に入りませんが気温の予報は18~20℃、寒い思いはしないだろうということで船を出すことにしました。
今までは北風ばっかりでしたから南風でのい走りも楽しみです。

嫁さんにサンドイッチを作ってもらい飲み物を準備して港へ。
港に着いたら、あれいつものように北風が吹いています、風速は2.5mほど。
話が違うじゃないかと思いながら出港準備、最近のルーティーンでジブをセットしての出港です。
いつものように赤灯台の中でメインセイルをセットしますがここでも北風、ただ少し遠くに見える煙突から出ている煙はいつもと違う方向に流れています? 不思議。

赤灯台の外まで機走で走り出た所でジブセイルも上げて帆走開始、と言いたいところですが思うように走り出してくれません。
風は吹いたり止んだり、風向きはそのたびに北から南からはたまた西からところころ変わってそのたびに帆の位置を変えますがなかなか走り出しません。
え~い、勝手にしろと諦めて崎戸公園の桜を眺めながら弁当タイムにすることにしました。

今日の弁当はこれ、ピタ風のパンにスモークチキンを挿んだサンドイッチです。

毎回飽きもせず昼飯の紹介ですがあまり書くことも無いのであしからず。
凪に近い状態の海面には桜の花びらが漂っています。

泡の出る飲み物を合わせてぱくついていたらやっと風が安定して南の方向から吹き出し走り出しました。
走ってくれるんだったら方向はどっちでもいいやと言うことでとりあえず二島を目指します。

今までと違い二島までの走りはクローズドリーチの追い風、長与から堂崎の方に向かう道路わきに植えられた桜を遠目に眺めながら5ノット近くで走ります。

これはプロペラ固定時と遊転をさせた時の差を見るいい機会だと思いクラッチを入れたり切ったりしますが速度表示が±0.3ノット以上ころころ変わるのでなかなかはっきりした差が掴めません。雰囲気的にはプロペラを固定すると0.2~0.3ノットくらいの速度低下みたいです。 速度低下はありますが連れ回りの振動と音が無くなるので固定したほうが気持ちよく走れます。

二島に近づいたころに黒島に目を向けると島には無いと思っていた桜のようなものが見えます。 これは近くで確認しなきゃということでジャイブして方向転換。
近づいてみたらやはり桜でピンク色と白色、思ったよりたくさんの桜の木が植わっていました。ソメイヨシノは自己増殖できませんから山桜なんでしょうね。

黒島の北側に行ったところでまたしても風が無くなってしまい暫くはその辺でぷかぷかうろうろ。 諦めて機走で帰ろうと思い始めた頃にやっと風が出てきて走り始まました。
今度は先ほどの無風状態から一転して強い西風、アビームとクローズホールドの中間くらいで5.5ノット近くで走ります。 一体なんメートルほどの風なんでしょうね。
ヒール(傾き)は30度くらい時折35度も、こうなるとウェザーヘルム(風上に向かいたがる癖)が強く出てしっかり当て舵をしていないと真っすぐ走ってくれません。
かなりの舵角なんですが他の船もこうなんでしょうかね?
ステアリングから手を離せないのでジブもメインセイルのトリミングもままなりません。
当然写真を撮る余裕も無し。

機走並みの速度で走って赤灯台の内側まで戻ってきましたが同じ速度でもヒールしながらの帆走は速度感もあってスリリングです。
ここで船を風に立てて帆を下ろして片付けてしまい港に戻ります。
港ではいつもと違って南からの横風着岸、緊張しましたが何とか左右に置いてるフロートの中に無事収まりました。
係船作業をやってる最中にも風に押されて隣の船の方に流されますがフロートに通しているロープが踏ん張ってくれるので助かります。

係船が終わったらエンジンルームのチェック、排気系には緩み無し、よしよし。
水滴は?と言うとエンジン周りには落ちていませんがPSSスリップリング脇には水滴が見られます。 やはりPSSが原因それとも問題箇所が2か所あった?
良く判らないので次回に備えてきれいに拭き取っておきました。

今日は1日気まぐれな春の風に翻弄されたセイリングでしたが漂流状態から機走並みの速度までしっかり楽しめました。

<追記>
今日の航跡です。

黒島北側での漂流状態と西からの強風にあおられながらのよたよた帰港の様子が良く判ります。


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