船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/06/19

SB2 ボートフック不沈化

event_note6月 19, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
海の底から回収したボートフック、また沈んでもらったら困るということで不沈化することにしました。

1回目
先ずやったのはブラインドリベットが外れて無くなった穴の穴埋め。
ここから水が入って沈んだんでしょうからこの穴を塞いでおかなきゃいけません。
と言うことでここにタップを切ってねじ止めしてしまいました。


お尻の方はブラインドリベットの穴から空気が抜けないようにリベットの穴にタッピングスクリューをねじ込んでしまいました。
沈んだときにはここから泡を出しながら沈んでいきましたからね。


最後に隙間からも水の侵入と空気の漏れが無いように自己融着シリコンテープでカバー、


これで完璧と思って船に持ち帰ったんですがーー。
使ってみるとデッキに擦れてシリコンテープは切れちゃうし、

内部に残っているブラインドリベットの残骸はボートフックを動かすたびにカラカラ音を立てながら転がって煩わしいし、と言うことで対策をやり直すことにしました。

2回目
先ずは解体、1回目に締めこんだねじを外し、ブラインドリベットはドリルで削って抜いてしまいました。
頭とお尻のパーツが外れたところで(あら写真が無い)中から出てきたのがこのブラインドリベットの残骸、これが転がって音を立てていたんですが磁石を近づけるとくっつきます。
使われていたのは本体がアルミで軸が鉄のブラインドリベットだったんですね。

この鉄の部分が錆びてリベットが切れたりお尻側のように穴があいたりということになったんでしょうね。海に浸かるものに鉄を使うなんて、何を考えているんだか。

パイプの中に水が浸入しても浮くように浮力体としてプチプチシートを丸めて突っ込みます。 長いものを一度に詰め込むのは無理なので短く巻いたものを10回程度に分けて棒を使って押し込みました。

プチプチを押し込んだ後は次に行う発泡ウレタンを吹き込む際のバックアップ材としてシートを丸めたものを押し込んでいます。

プチプチだけでも良かったとは思いますが手元にあったしこのほうが隙間が小さくなるかなと思い押し込んでみました。

これだけでも息を力いっぱい吹き込んでも反対側に抜けないので水は簡単には侵入できないはずですが 最後のダメ押しで発泡ウレタンスプレーを吹き込んでシールしてしまいます。 ま、必要ない作業かもしれませんが商売と違って遊びですからね。

ホームセンターで買ってきたのがこれ、

これをパイプの中に吹き込んだらムニュムニュと膨らんで面白い形で固まってしまいました。
あ、背景の雑多なものには目をつぶってくださいね。

硬化したところで余分な発泡ウレタンをほじくりだして

新たに買ったハンドリベッターとアルミ/アルミのリベットでカシメます。
(リベットも付属していましたがアルミ/鉄なので使いませんでした。)



これで出来上がり、

さてこれで沈まないはずなんですが中に詰め物をしたので念のために重量を測ってみました。 結果は1,370g。
本体の体積を計算するとパイプの外径が3.5㎝、長さが200㎝ですから1,924㎤
と言うことで真水でもボートフック重量より浮力の方が大きく水に浮くという計算結果になりました。
でも、結構ギリギリですね、浮力と重量の差は554gしかありませんから500mLペットボトル1本分ちょいの水が浸入すれば沈んでしまうことになります。 前回簡単に沈んじゃったことにも納得。
今度は中に詰め物をしているので水が入ったとしてもほんの少しのはずですから沈むことはまず無いでしょう。

これで一安心とゆっくりしてたら嫁さん「浮かべてみなくっていいの?」と言うので船に持ち帰った際に沈んだ時と同じように頭を下にして垂直に落としてみました。

はい、しっかり浮き上がってきました。
海の底に沈んだ時には浮き上がる気配すら見せずにお尻から泡を出しながら沈んでしまいましたからね。
この後10分ほど浮かべた状態にして様子を見ましたが沈む気配なし、ま、不沈化大成功と言うことにしておきましょう。

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