船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/09/02

SB2 オートパイロット コントローラの中を覗いてみました

event_note9月 02, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
花火見物の帰りに動作がおかしくなったオートパイロット、先日のテスト航海ではちゃんと動いてくれました。
正常に動いてくれたのは良いんですが動作がおかしくなった原因が判らないと今後信頼していいものかどうか悩んでしまいます。

コントローラの中を覗いて見れば何か分るかも、ということで家に持ち帰ってばらしてみました。

ケースの止めねじを外して前面パネルを外すと制御基板が出てきます。


ここで「あれっ」と思うのがケースと前面パネルの合わせ目には何のパッキンも入れられていません。 防水だと思ってたんですがそうじゃ無かったようです。
雨の中で使うときにはなるべく水がかからないように用心していた方が良さそうですね。

前面パネルが外れて直ぐに目につくのがこのとっても細い電線、この中の1本は黒く変色しています。 大きな電流が流れて焦げたんでしょうか?

この電線基板に開けられた穴を通って裏側に入ってるので今度は裏側を覗いて見ます。


基板を外してみるとこの細い電線は地磁気センサーと思われるコイルにつながっていました。ほかの電線は赤だの青だの色付けされているので焦げてるのかもと思った電線は黒に色付けされてただけでした。 よかった😅

ちなみにこのコイルはブランコのようにぶら下がっていて船が傾いても水平を保つようになっていました。きっと2軸の地磁気センサーなんでしょうね。
今では地磁気センサーもスマホに内蔵できるほどに小さくなってしかも3軸ですから時代を感じます。

さて電線も正常だったしどこが悪いんでしょう?
古い電気製品ははんだクラックによるトラブルが結構ありますから基板を拡大鏡でしっかりチェックしてみましたがクラックも見当たりません。???
目視ではこれと言って異常は見当たらないので 今この時点で思いつく原因は湿気による制御基板の結露だけ。
コントローラー合わせ目は防水パッキンは入れられていないし操作時の電子ブザーの音を外部に出すために穴まで開けられていますから湿気は容易に中に侵入できるはずです。
しかも花火大会当日と翌朝は湿度が高かったですから朝気温が下がった時に結露した可能性は十分。
(これがその穴の写真)


結局これと言ったトラブルの原因は見つからなかったのでしばらくこのまま使って様子を見るしかなさそうです。
もう一度不具合が起きたら新しいオートパイロットの購入を検討することにしますかね。


2 comments:

  1. ヒューミシールですね。今、あそこでやっておけば良かったと後悔。そのあとはやりましたが。後悔なき航海を。JT

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  2. このオートパイロット海で使う製品なのに基盤の防湿コーティングもされていませんでした。
    今コーティングの追加とケースの防水を考えているところです。
    ただケースは密閉しちゃうと弊害もあるので悩みますね。

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