船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/07/28

暑い中臼島を回って戻りました

event_note7月 28, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
旅行から戻ってまだ船を出していません、フジツボ対策と思って係留運転でペラだけは回したんですが高回転には出来ないので効果のほどは疑問。
旅行から帰ってやることが沢山、まだすべて終わった訳では無いですが目途が付いたところで嫁さん「船出したら、弁当作るよ」とのこと。 あら、優しい! 風具合も良さそうだし久々の船出しとなりました。
いつもより少し早めに家を出て出港準備、ジブをセットして、エンジンスタート、油圧ランプが消えるのにちょっとだけ、5秒くらいかな、時間がかかりましたが一発起動してくれました。

舫を解いて、クラッチ後進で出港、アイドリングでタンタンタンと下がります。
あらら、船が変な向きに、なんと行って来いのロープを吊るしていたフックを1つ外し忘れていました。 良くやる失敗なので外したフックをいつも指差し呼称で確認してたつもりなんですがうっかりしました。
即クラッチをニュートラルにしてエンジンストップ、ロープの巻き込みだけは避けたいですからね。 
フックが外れてないので係船ロープは船につながっていますからこれを手繰って一旦係船位置まで戻して改めて出港やり直し、早めに出るつもりでしたがうっかりのおかげでいつもと同じ11時になってしまいました。
出港前に橋口さんに連絡取ったらJB3(June Bride3)も出しますということで今日は大村沖の臼島を回ることに決定です。

出航したらペラとか船体の汚れ具合を見たいのでエンジン回転を上げて走ってみましたが6ノットは出ましたのでそこまで汚れてはいないようです。(上架後すぐは6.5ノットくらいは出ますけどね)
今日は南西からの風なのでそのまま赤灯台の外に出てメインセイルのセット、セットが終わったら空港方向に舳先を向けます。
ただこの方向は私が苦手とする真後ろからの風を受けたランニング、少し向きを変えて斜め後ろから風を受けてクオーターリーで走ろうかとも思いましたが観音開きで少し遊んでみることにしました。
先ずはスターボードタック(右からの風)、ま、ランニングの場合は後ろからの風なので右でも左でも同じようなものかもしれませんがちょっとした風向きの差で左側にセイルが出ているのでこう呼んでみました。
ウイスカーポール(はい、ボートフックです)を長めにしてジブはほぼフラット。


この状態で走りながらお弁当タイム、嫁さんが作ってくれたサンドイッチと今日は黒い泡の出る飲み物、サンドイッチはパストラミビーフとスモークドチキンの2種類でしたが「あ、写真」と思った時には片方は既にお腹に収まっていました。 なのでチキンの写真だけです。


もぐもぐやりながら長与の沖を通過しますがJB3の姿が見えません、順調に出港してればこの辺りで合流しそうなんですけど何かトラブルがあったんでしょうか?
JB3の姿が見えないまま堂崎を過ぎたところで空港誘導灯方向に進路調整して風向きも西寄りに変わってきたので今度はポートタック(左からの風)となりました。
今度はウィスカーポールをちょっと短めにしてジブは少し膨らんだ状態、
見た目はこちらの方が綺麗なんですが効率的にはどちらがいいんでしょうね?
なんて考えていましたが少し白波が立つくらいに風が強くなってきてこの状態でも5ノットを窺う快走、追い風なのでさほどスピード感はありません。

臼島が進路方向に入って来た時点でどう回るか考えましたが風が西風になったこととセイルが右側に出ていること、左回りでは回ったことが無いので左回り(反時計回り)に決定。

ボートレース大村を右手に見て、

臼島は左、

ここで左からの風を受けて6ノット近辺をマーク、

ただすぐに島影に入ってしまい失速しました。

臼島を回ったあたり大きなヨットとすれ違い、ちょっと距離があったので船名は判りませんでしたがデッキには大勢の人が乗っていました。
大村ボートパークに向かっているようです。

臼島を回った所でタックして空港誘導灯先端に向かいます。
ここで「NAGASAKI]と書かれた植え込みの写真は撮ったことが無かったので1枚。

この辺りで遠くにJB3らしき帆影が見えてきて橋口さんから電話、やはり出港時にトラブルがあって出港が遅れたそうで「並走は無理なので先に行ってくれ」とのこと。
このまま走れば進路的にはどこかでクロスしそうなのでそのまま進路を保持。
風は西南西なので目いっぱいの上りです。

この進路をキープしていたら橋口さんのJB3とかなり近いところで交差しましたが直接会話できるほどの距離ではありませんでした、残念。

この後タックして二島方向へ、帰る方向からの向かい風なのでジグザグに返るしかありません。 ま、真っすぐに帰れないんで不便と言えば不便な乗り物ですが風の方向に進めるということは凄いことですよね。 エンジンが無い時代にこの方法を見つけた先人も偉いです。

タックを何度も繰り返したくないので、下手くそですから、1回のタックで時津まで帰れる位置まで走ります。
風向きが西南西から南西へと徐々に変わってきたのでそれに合わせて進行方向を変えたらこんな扇形の航跡になりました。

二島と黒島の北側を通過して1発で時津に向かえる位置に来たところでタック、時津方向に向かいますが黒島の西側を抜けて暫くしたところで風が無くなっってしまいペースダウン。

風は無いし日は落ちかけて真横から、極小ビミニでは入る影も無く小さな影を探してうろうろ、日傘を積んでおいたら役に立ちそうです。
ここで帆を下ろして機走で帰ろうと思い始めた頃にまた風がやって来て走り始まました。
赤灯台手前では4.5ノット近辺でのラストスパート。

これでエンジンのお世話にならず赤灯台内側まで帰ってくることが出来ました。やはり帆走で帰ってこれると達成感が違います。

赤灯台内側でセイルを下ろして片付け、着岸は午後6時頃となりました。
今は一番日暮れが遅い時期なので長い距離走れますが、ただ暑い! 着岸して片付けが終わった頃には脱水状態、持って行ってたスポーツドリンクは飲み干してしまい船に積んでたミネラルウォーターも何杯も飲み、どれだけ水飲んだんでしょうね。
暑い思いもしましたが久しぶりのセイリングしっかり楽しみました。
我が家には無いこういった広々とした景色を眺めてゆっくりするのも船の楽しみ。 しっかり満足。


これが今日の全航程です。


あ、陸地部分に走った跡があるのは家を出る前にC-Mapを起動したんですが何故かログモードになってたようで車で走ったところも記録されてしまいました。








0 comments:

コメントを投稿