船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/04/15

SB2 YCエンジン サーモスタット

event_note4月 15, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ウォーターポンプの手入れまで終わっていたエンジン、このエンジンも船を下ろす前に動かせるようにしておかないとまた曳航してもらわないと港まで帰れない破目になってしまいます。 ちょっと作業の隙をみてエンジン整備。
ウォーターポンプといい、エンジンへの冷却水の入り口といい、何やら結晶物で目詰まりを起こしていたのでサーモスタットも点検しておくことにしました。
 この写真の中央、緑青にまみれたパーツがサーモスタットカバーでこの下にサーモスタットが入っています。
 
カバーを取り外したのがこれ、どうやら開きっ放しのようで周辺のゴムパッキンもどろどろ状態。
取り外してみようとしましたが動いてくれません。 壊す覚悟で無理やり取るしか無さそうです。
もし取れなければサーモスタットが付いているシリンダーブロックの上蓋ごと取り外して下からたたき出すしかないかもしれません。

そう思いながら手持ちで一番大きなプライヤーを持って来て壊す覚悟で捻ってみたら何とか動き出して外れてくれました。
これが外したサーモスタット、弁は開きっぱなしですが水の通路はこれまた白い結晶物で固まっています。
このままでは冷却水は通ってくれずオーバーヒートするのは確実。
チェックしてみて良かったと思った次第。

写真は撮れなかったんですがサーモスタットを取り外した穴からシリンダーブロックの中を覗いたらこちらにも白い結晶が一杯。
これどうやって掃除するんでしょうね?

ひょっとしたらお湯で溶けてくれるかも?、ってことでサーモスタットにお湯を掛けて試してみることにしました。
実験用の適当な容器が無かったんで缶ビールの空き缶を切って使いました。 本当はコップのほうが良かったんでしょうが嫁さんから怒られそうでーー。

   1、まずは水、塊の表面部分が崩壊していきますが溶けたって感じは無く容器の底に落ちていきました。
でもこれはある程度落ちたらストップ。


2、次は65度程度のお湯、さらに崩壊が進みますがこれもある程度まで、
完全に崩壊とか溶解には至りません。


3、それならばと今度は沸騰した熱湯、期待したんですがこれでも溶解は進まず白いものが残ったまま。 これを突いてみると結構固い結晶。
容器の底にも崩壊した滓が残ったままです。



実験の結論は
お湯を入れてもある程度は結晶状態のものが崩壊してくれるが完全に溶けることはない、したがって完全に除去をするには物理的に壊して除去するしかない、
ってことになりました。
実験した後に残っていた白い結晶を千枚通し状のドライバーで突っついてやっと冷却水の通路が見えました。
でも掃除をしても開きっぱなしなんで壊れてるのは間違いありません。

うーん、サーモスタットは交換すればいいけどエンジンブロックの中の結晶を綺麗にするには蓋を開けてこそぎ落すしかないんでしょうかね。
そんなことやってたらなんか2次災害を起こしそうでいやなんでがーー。
いい手を知っている人いらっしゃいましたらご教示ください。

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