船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/05/21

SB2 バウスプリットの材料考察

event_note5月 21, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
本来は次の船を自作する為のお勉強にと思って入手したSB2、お勉強以上の苦労が必要なようです。 いったい何時になったら動き出すことやらーー、やれやれ。

さて、腐朽して使い物にならなくなったバウスプリット、採寸したら2100X160X90mm、船の上では小さく見えますが家に持ち帰ると結構大きいです。
同じチーク材で作り直すのが正攻法なんでしょうが現在ではこのサイズのチーク材を購入するのは難しいようで、ウェッブで調べても出てきません。
 材木店に聞いてみても頼んでみないと判らない、有ったとしても高いでしょうねとのこと。
ミャンマーまで出かけて買ってくるわけにもいかないし。
代わりになる木を考えていますがなかなかこれといった材がありません。

水に強い高耐久材となると最近良く聞くのはセランガンバツ、デッキ材として近くのホームセンターにも置いてありますが、サイズが小さく1本物でとなるとこれも木材屋さんに頼むしかなさそうです。
入手したとしても重い、硬い、で加工には苦労しそう。
ーーーなんて悩みながら少し木材についてお勉強して比較表を作ってみました。
(クリックで拡大します。)
こうやって見ると耐久性は別にしてチーク材に強度が近いのは国内産ではケヤキ、ケヤキは今となっては高級木材でこんな大きい材の入手はこれまた難しそう。 米松も数値的には近いのですがあまり見かけません。

やはり本命は入手が容易な檜かなと思い知り合いの工務店に古家を解体したときに檜の柱が出たら分けてくれるように頼んでおきました。
古材だったらしっかり乾燥して癖も出てしまってるでしょうからね。
ただ少し弱いのでその分太くしておく必要はありそう。

数日したら中古の柱が出たよと言って120mm角の柱が2本届けられました。喜んだのですが残念ながら檜ではなく杉でした。
ま、少し大きめに作ればいいかと思い加工を始めましたがやはり柔らか過ぎる感じだし、幅も少し狭いので中止。

ここで次の案はバーチ合板の積層、バーチの特性を追加で調べてみました。
バーチは日本で言えば白樺もしくは樺、数値を見てみるとほとんどチークと同じかちょっぴり上です。
数値に出てこない耐腐朽性はあまり良くないようなのでしっかり防水コーティングが必要なようです。
これはエポキシとグラスファイバーでコートすれば何とかなりそう。
と言うことでディンギーSB1製作のときに使ったロシアンバーチ合板15mm厚を発注。
これを6枚重ねればオリジナルと同じ90mmの厚みになります。

材木店に行ったり、ホームセンターで物色したりしながら悩んでいましたがこれで方針決定、後は手を動かすだけです。
さて攻略法のシミュレーションしなきゃ。

コメント

やること多くお忙しいようですね。木曜日楽しみにしています。
  • Posted by JT
  •  
  • at 2016/05/22 01:42:34
会社は土日休みがありましたが、船の修理は土日関係無しです。おかげで退職後やせました。
  • Posted by Tomi
  •  
  • at 2016/05/22 08:58:12

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