昨日挫折したカムシャフトのロックナット取り外し、結局 古賀自動車さんに持ち込んでしまいました。
ここではシャフトを大きな万力でしっかり咥えて大きめのモンキーレンチで「エイッ」といった感じで緩めてくれました。これを見ると昨日の敗因は作業台が頑張ってくれなかったのが原因のようです。
この後油圧プレスでタイミングギアを抜いてくれましたがあまり固くないようで油圧が上がる前に抜けてしまいました。
今度はベアリングを抜く番だなと思ってると「ベアリングは汎用品のようだから新しい物を使ったほうが良いよ」とのアドバイス。
でタイミングギアを抜くところまででやってくれてお仕舞い。
幸いすぐそばにベアリングを専門で扱っている会社が有るのでその足で訪ねてみました。
ベアリングにはNTN 6006の刻印がありますので日東製、でもこの会社で扱ってるのはNKS(日本精工)だけですとのこと、互換品は有るのか聞いたら型番6006が同じだったら互換性がありますとのことなんで早速購入 税込みで¥703でした。
ベアリングって高いものだと思ってたんですがこの値段だったら新しくして大正解ですね。
ちょっと嬉しくなったところで家に帰ってばらばらになった部品を並べてみました。
改めてカムの部分を見ると排気側はこんなにひどい状態、これが原因でタペットの異常摩耗も起きたんでしょうね。
さて再組立て作業開始、先ずはベアリングの打ち込み、写真のような形でプラスティックハンマーでシャフトを叩いて取り付けました。
この後タイミングギア、フュエールポンプ駆動カムなどを同じような方法で取り付けて最後はロックナットの締め付け。
昨日と同じように作業台に固定しましたが昨日はまじめに締めていなかったのが失敗の原因だろうということで 今度は作業台の裏側に大きめの各座金を当てて締め付けました。
これでモンキーレンチで力いっぱい締め付け、ダメ押しで万力でくわえて鉄の棒で締め付けておきました。今度は作業台 頑張ってくれました。
逆にここまで締め付けると締めすぎかもと少し心配になってしまいます。
後で破断なんてしないと良いのですが、祈。
これでやっとカムシャフトとタイミングギアが一体化できました。
(あ、下の方は古いシャフトとベアリングです。)
この状態でエンジンブロックに取り付けますがベアリングの外側が少し固いのでこれまたプラスティックハンマーで打ち込みました。
最後はベアリング抜け止めのねじをショックドライバーでガツンと締め込んでカムシャフトの取り付け完了です。
これでクランクシャフトとピストンの取り付けがやっと見えてきました。
根を詰めてやれば後は早いんでしょうが ま、焦らず急がず1杯やりながらのんびり行きましょう。
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