ここで気づいたのはギアケースをエンジンブロックに取り付けてしまうと塗装がやり辛い部分が出来てしまうこと。
錆止めまでは終わって上塗りは全体が組み立てあがってからやろうと思っていたんですが急遽予定変更、エンジンブロック、ギアケース、台板を塗っておくことにしました。
何色が良いかなとちょっと考えましたが結局ヤンマーさんからオリジナルカラーの薄緑色(ペールグリーン)のスプレーペイントを買ってきました。
ガスケット合わせ面とすでに取り付けてしまったカムシャフト、タイミングギアの部分などをマスキングして塗装開始。
エンジンブロックは上下ひっくり返して2度に分けて塗装です。
いきなりですがこれが塗装が済んだ写真、すごく綺麗になりました。
で翌日、塗装がしっかり乾燥したところで台板をエンジンブロックに取り付け輸送用エンジンマウントにしっかり固定。
これでいよいよクランクシャフトの取り付けです。
ベアリングとシャフトにたっぷりエンジンオイルを塗ってから差し込むと片側の軸受けだけでしっかり位置を保っています。もっと下に下がるのかなと思っていたんですが意外でした。
今度はもう一方の軸受け=ギアケースの取り付けです。
エンジンブロックとギアケースの間はガスケットでシールされるようになっていますがガスケットが大きくて位置を保つのが難しそうだったのでマスキングテープで固定してしまいました。止めねじをしっかり締めつける前に剥がしてしまう作戦です。
結果この作戦は大成功すんなりすべてのねじを差し込むことが出来ました。ここでマスキングテープはお役目御免。
最後の締め付けはトルクレンチを使って整備マニュアルに記載されているトルクで締め付けてクランクシャフトの取り付け完了です。
ここで手でクランクシャフトを回してみましたが軽い力ですいすいくるくるといった感じではなくねっとりしてかなり重たく結構力が要ります。ピストンはこの重いやつを回しているんですね、力持ち~!
軸受け部にオイルを馴染ませるために10回程度回しておきました。
これでやっと一番の目標だったメインベアリングの交換が終わったことになります。
お疲れ様ということで一人で乾杯。
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