軽トラに付いているラジオはAM,FMですが私の住んでる地域では局数が少なく好みの番組がほとんどありません。
仕方がないのでUSBメモリーに入れた音楽をFMトランスミッター経由で聞いていましたが困るのはこのトランスミッター、一旦電源を切ると次に電源を入れた時には曲の頭に戻ってしまうのでちょい乗りが多い場合には何度も同じ曲を聞かされてしまいます。
移植するカーステレオは古い機種(ALPINE CDE-101J)ですがUSBソケットが前面についているので手持ちの楽曲を再生するには好都合。こちらはスイッチを入れた時には前回の続きから再生してくれのでフラストレーションからは解放されそうです。
最初はラジオの取り外し、エアコン吹き出し口と一体になったパネル枠を取り外します。
上と下の爪で止めてあるだけなのでスクレーパーの様なものを差し込んでこじれば簡単に外れます。
ラジオはねじ4本で止めてあるだけなのでこれまた簡単に出てきます。
コネクターとアンテナを外せば物入と一緒にはずれました。
ラジオを外してカーステレオがちゃんと収まるか確認、取り付け穴は別にして寸法的にはぴったり収まりそうです。よしよし。
取り付け金具には穴が沢山開いてるので一番都合良さそうなのを選んで取り付けてみましたがステレオのベゼル(枠)がちゃんと収まってくれず物入の面より高くなってしまいます。この上に乗っかっているのがベゼルです。
キャリーのパネル枠は物入の枠とラジオの枠を一緒に抑えているので高さが違うと都合が悪いんです。
何でかなとよく見てみると物入の上側にラジオとの隙間を埋めるためのリブがあってこれに引っ掛かっていました。
で、邪魔者排除ということでこのリブを鉋で削ってしまいます。
これでちゃんと入ってくれるようになりました。
ステレオ本体の取り付けに目途が立ったのでスピーカの取り付けに移ります。
ドアの内張を外しますがここでの山はウインドウレギュレータハンドルの取り外し。
手持ちの工具ではなかなか外せないんですがぼろ布を使って外します。
先人がその方法を紹介してますのでこちらをクリック。
内張を取り外したら防水シートをめくってリモコンキーを取り付けた時に仕込んでおいたスピーカーコードを引っ張り出します。
で、取り付けるスピーカーはこれ、以前壊れたラジカセから取り外しておいたもの。
そのままでは取り付け出来ないのでベニヤ板を貼り付けて取り付け部と寸法を合わせています。
スピーカーに電線を接続したらドアに予め準備されているねじ穴にタッピングスクリューで取り付け。
ここで気づいたのが防水シートはめくる必要は無く単純に防水シートに穴を開けるだけで
良かったとのこと。電線はここから引っ張り出せば良かったんです。 失敗。
スピーカーは防水シートに穴を開けて上から取り付けて共締めしてしまいました。
最後は本体の配線、ラジオのコネクターをちょん切って配線しようかなと思っていたら電気パーツの中にこんなパーツを見つけました。
既存の電線に嚙みついて接続するものですが電線の色がステレオ本体コネクターから出ている線と同じなのでMLさんに取り付けた時に本体か接続アダプターに付属していたもののようです。 今となってはどちらだったのかは思いf出せませんがいずれにしても捨てずに取っておいて良かった。
ラジオから外したコネクターに入ってる電線は
黒=アース
白/赤=12V常時
白/黒=ACC
赤/黄色=イルミネーション
これにステレオの電線に付いている電線記号を見ながらパチパチパチと嚙みついて電源の準備完了。
アースはグローブボックスの後ろにあった止めねじを利用しました。
全ての電線がつながりました。
ここで試運転、車のキーをACCの位置に回してステレオの電源スイッチをON、CDが本体の中に残っていたのでこれを再生。
(モロッコのジャズシンガーのアルバム「OUM」ですがなかなかいいアルバムなので聞いてみてください)
左右のスピーカーから音が流れて来ました。ラジカセから外したスピーカーですが結構良い音で今までのラジオの音とは段違いです。
動作確認が終わったら余分な配線を束ねてダッシュボードに押し込みます。
最後はパネル枠を取り付けて完成。
ちょちょいのちょいで終わる予定だったんですが意外と手こずってしまいました。
やれやれやっとできたと思いながら音楽を聴いていましたがはたと気づいたのが「あ、時計が無くなった」とのこと。 なんと!
ラジオには電源を入れない時でも表示される時計が付いていたんで何時でも時刻の確認が出来ましたがそれが無くなってしまいました。
あら困ったなと思ってカーステレオのマニュアルを見たら内蔵の時計が有って時刻表示が可能なことが判りました。
ただ困ったことに電源を入れないときにも時刻を表示する機能は無いので音楽の再生無しで時刻を表示するにはCDかUSBの媒体無しでこの再生を選ぶか、媒体がセットされているときはポーズボタンを押しておくしかありません。
ま、全く時計表示が出来なくなるわけではないので暫く使い勝手を見てみます。
どうしても不便な時には目覚まし時計をダッシュボードの上にでも置きますかね。
時刻表示の不満は残っていますがこれで軽トラのオーディオ環境の大幅な改善が出来ました。 後は好きな曲をUSBメモリーにコピーするだけです。
目出度し目出度しで今は家の中で好きな曲を聴きながらの1杯となりました。
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