2週間ほど前に船を出し、着岸しようとしたときにロープがプロペラに絡んでしまいました。
行って来いにしている係船ロープに台風などの時に追加のロープを引っ張るための細いガイドロープをくっ付けていたんですがこれが絡んだに違いありません。
海に浸かって絡んだロープを外すしかないので翌日ジャージなどで厚着をして海に入るつもりで出かけましたが水温を測ってみると11℃ほど、あ~冷たそうということでやる気喪失、尻尾を巻いて帰りました。
何とかしなきゃいけないんですが 冷たいのは嫌だと言って水温が上がるまで待ったとすると海水温は気温から2ヶ月ほど遅れて上がるので海に入れるのはかなり先になりそうです。
早く処置をするにはそれなりの準備が必要ということでと冷たい海に入るためのドライスーツとウェットスーツをネットで調べてみました。
冷たい海に入るにはドライスーツがベストのようですがお値段がネック、ウェットスーツでも何とかなりそうなので安いやつを一式購入、スーツは5mm、フード、グローブ、ソックスは3mmの品です。
安いと言っても100均で買うようなわけにはいかないので少しためらいましたが同じようなシチュエーションは今後もあるだろうということで船に1式載せておくことにしました。 「備えあれば患いなし」と言いますからね。
安いやつと書いたようにすべてMade In China、コロナウィルスの影響で発送が遅れますということで3月になってからの配送予定でしたが思いの早く到着、早速試着してみました。サイズはぴったりです。
(ウェットスーツを着るのは8年ほど前にグアムで体験ダイビング着た時以来です。)
で、ここで悩んだのがフードの裾をスーツの中に入れるべきか外に出したままにしておくべきかの選択。ネットで調べてみましたがあまりにも基本的なことなのか記載がありません。嫁さんがいつもウェットスーツを着てウィンドサーフィンをやってる知り合いに問い合わせてくれましたがウィンドサーフィンではフードは使わないので知りませんとのこと。
最後の手段でスキューバダイビングを趣味にしている会社の先輩にメールで問い合わせをして「中には入れないよ」との返事をもらいやっと解決、一緒にいろいろと海に入るときのアドバイスももらいました。
これで準備が揃ったのでいざ出陣、釜、鋸、カッターナイフを準備してスイミングデッキからそろりそろりと海へ。ブーツの中とかスーツの背中のジッパーから水が浸み込んでくる感覚はありますがすぐに体温で温まるのかあまり冷たいという感じはありません。
これだったら少し時間を掛けて作業出来そうです。
最初に目にしたのがこれ、太い係船ロープは絡んだ際に逆回転させて少し引っ張り出したのが功を奏したのかそれほど絡んでいません、ただ先端のアイの部分がペラに引っ掛かっていました。シャフト部分には予想した通り細いロープがぐるぐる巻き、こちらが手ごわそうです。
ペラが曲がってないか気がかりでしたが幸いそれは有りませんでした、一安心です。
太いほうのロープはすぐにペラから外せましたが細いロープでシャフトに繋がっています。で、ここは鎌を使ってブチッ。
残った細いロープを引き出そうとしますがしっかり巻き締まっていてなかなかほどけません。太いロープにくっ付けたままにしておいて引っ張ったほうが良かったみたいですが既に後の祭り。
ならば一気に鋸で切断ということでやってみましたがこれは失敗、こんなふうに収拾がつかない状態になってしまいました。
今度はカッターでと刃を引き出してチャレンジ、最初の一刀でパキンと折れて刃先は海底へ、あらら。
ここは地道にニッパーで切っていくしかないよねということで一旦上がり、愛用のニッパーを持ち出して海へ、紐付けておかなくていいかなと思ったんですが「ま、いいか」で済ませてパチパチやってましたが案の定手を滑らせた拍子にニッパーは海の底へ。2回目のあらら。
幸いもう一つB&Dの工具セットのニッパーが残っていたので今度は紐を付けて
続きのパチパチ、やっと綺麗に外すことが出来ました。
ロープは外れたもののシャフトの部分に塗っていたペラクリンは完全に剥がれてしまっています。ま、仕方ないですね。
最初の予定では15分ほどでチャカチャカと終わる予定でしたがなんだかんだと手こずって
50分ほど掛かってしまいウェットスーツじゃなくってジャージで作業してたら凍えてしまうところでした。
今回は港の中、船は係船されているということで船との命綱は無しでやりましたが沖でやるときには命綱着けておかないと危険ですね。
海から上がった後は港で着替える準備をしてたんですが面倒になってウェットスーツのまま帰宅、風呂場で脱いでそのままシャワー、後はお疲れ様でビールを1杯となりました。
お疲れ様です。海がきれいなのが不幸中の幸いですね。ペラと船体の間の露出しているシャフト部を無くせばロープは絡まないのではと素人ながら思うのですが如何でしょうか。JT
返信削除シャフト部を無くしてもペラ自体に巻き付いてしまいますから対策にはならないかと思います。
削除今回もエンジンが止まった時にはペラに太い係船ロープがしっかり絡んでいましたが逆回転である程度外れてくれました。
頑張りましたね、お疲れさまでした。なるほど、ウェットスーツですか、私にはそういう発想はありませんでした。だから12月20日に裸で潜ったのですが・・。もっとも1月だったら、3月の上架まで待ったでしょう。で、私も今後のためにウェットスーツを用意しときたいと思います。ところで、そちらのプロペラは左回りなんですね!となると、後進時の振れ方も逆になるってこと。今まで間違った意見を言ったかもしれません、失礼しました。
返信削除裸よりもジャージなどしっかり着込んだ方が体で温まった水が逃げずに冷たい思いは減りそうです。私も最初はジャージとその上に雨合羽の上下を着たうえで海に入るつもりでした。
削除ペラは左回りなので後進に入れると船尾は右に流れます。
今回も右に流れた時にブイに近づきすぎて巻き込んだようです。