タンウェイトを 計測してバッテリー移動の効果などが分かったので実行に移します。
ここはキッチンカウンターの下の位置になっていますがバッテリーから発生する水素ガス対策のためプラスティックの箱で部屋と仕切られています。
バッテリーの位置を変えるには当然配線も変えなきゃいけませんので電線に付いていた圧着端子を切り落として室内側に引っ張り出してしまいます。
(上の写真は切り取った後なので端子だけ下に転がっています。)
電線は充電用の5㎟とインバーターを使った時の大電流供給用の2種。
5㎟の電線は延長が必要なのでホームセンターで買ってきました。
切り売りの赤と白の電線が有れば良かったのですが無かったので自動車用品コーナーで40Aヒューズ付きの赤色5㎟、電材コーナーで緑色5.5㎟の電線を購入。
おかげで赤色の電線は高いものになりました。
太い方の電線を床下に引っこ抜きこの穴を利用して5㎟の電線も床下に引出します。
(5㎟の電線は圧着スリーブで繋いでいますが接合部は柱の陰で見えませんね)
電線が床下に出たところで配線作業、床の下は狭くって身動きが取れないし、暑いし、やぶ蚊の攻撃も有るしで大変でした。
これに比べて室内側の作業はエアコンが有るので快適。
作業はバッテリーの固定枠を作ったり、電線の貫通穴を開けたり、穴から室内側に出てきた電線に圧着端子をかしめたりの作業です。
で、新しい設置場所はこちら、ダイネットのシート下の後端です。
(中央にドデンとあるのは水タンク)
(中央にドデンとあるのは水タンク)
ここには大電流用の電線とバッテリー内で発生した水素ガスを逃がすビニールホースを床下から上げています。 ビニールホースは無くてもかまわないのかもしれませんがお尻の下で水素爆発を起こしてほしくないので念のため付けておきました。
最後まで悩んだのがサブバッテリーの移動、結局配線の変更作業が多いのとトランクの使い勝手が悪くなるのでこちらは諦めることで妥協しました。
充電用の5㎟の電線はこちらに接続しています。
充電用の電線がつながっている方をメインとすれば今後はこちらがメインバッテリー、尻尾に移したものがサブバッテリーということになりますかね。充電用の5㎟の電線はこちらに接続しています。
バッテリーの移設工事が終わったのですべての物をもとに戻して改めてタンウェイトを測ってみました。
結果は95.4kg、水タンクは空っぽの状態ですから水を満杯にすればこれから16kgを引いて79.4kgまで減少するはずです。もう少し減らそうとすると移動時はジャッキホイールを取り外す手が有るのでこの重量を測ってみました。計測値5.4kg。
移動時はこれをトランクに仕舞うのでタンウェイトの減少効果は5.4kg以上になるはずですが単純にこの値を引いただけでも水タンクが空の状態でも90kg、水タンクが満杯だと74kgということになります。タンウェイトの適正値はトレーラ総重量の10~15%ということらしいので十分満足できる結果となりました。これでX3にはMLの時のような重荷を背負わせないで済みます。
懸案だったタンウェイト対策もうまく行って私の肩の荷も軽くなってグラスを持つ手が楽に上がります。よしよしで1杯。
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