トレーラー タンウェイト計測（2020/10/10追記）

tongue weight,トングウェイトと呼んでいましたがタンウェイトと呼ぶのが正解のようで書きなおしました。　

tongueの意味は舌、日本語ではタンといいますよね。トレーラー本体から出っ張っている牽引部分をタンと呼ぶそうです。舌を出してるみたいに見えるからでしょうかね。 
不勉強がお恥ずかしい。 （2020/10/10追記）

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我が家のキャンピングトレーラー、小さくて重量750kg以下なんですが一つ問題がーー。

小さくて軽いくせにヒッチボールに懸かる重量（tongue weight,タンウェイトと言います）が大型のトレーラー並みに重たいんです。以前測った時には120kgほどありました。

上の図でAがタンウェイト、Bが牽引総重量になります。

このトレーラーは後ろ側にダイネットがあってキッチン、トイレその他の設備は全て前側に配置されていて、このことがタンウェイトが大きな理由のようです。
北海道旅行の際にMLさんのバンパーが捥げそうになったのもこの重量のせいだと思われます。

MLさんに使っていたヒッチメンバーは車体の補強無しで牽引重量3,500lb（1,575kg）タンウェイト350lb（157kg）となっていましたが走行時の動揺でこれを超える力が加わったんでしょうね。

今回X3に取り付けたヒッチメンバーは牽引重量2,260kg垂直荷重340 kgとなっていて垂直荷重は今までの倍の値になっています。
これでヒッチメンバーとしては問題は無いと思いますがやはり大きな重量がX3の尻尾に乗っかるとリアがかなり沈み込みます。

後輪への負担などを考えると少しヒッチに懸かる重量を減らしたいところです。

車軸を支点にしたシーソーですから後ろにウェイトを積めばその分前が軽くなるんですがそうすると全体重量が増えてしまいます。
一番良いのは前の方にある重量物を後ろに移すこと。

で、何が後ろに移せるのよと考えるとバッテリーしかありません。

先ずは現状確認ということで水タンクは満杯の状態でタンウェイトを計測してみました。
ボールカプラーの真下に体重計を置いてボールに加わる重量を計測します。

ホイールジャッキは浮いた状態です、念のため。

結果は107.6kg、以前測った時より軽い結果となりました？

きっと積載していた荷物とか水タンクの水量が影響したんでしょうね。

じゃ、バッテリーを外したらということで測ってみると91.2kg、16.4kgの減少です。

これってバッテリーを無くす訳じゃないのであまり意味は無いんですがーー。

これをトレーラーの後ろ側の積載予定場所に移動させてみると

80.9ｋｇ、26.7kgの減少です。だいぶ軽くなりました。

この際ですから水タンクを空にしたらどうなるかも試してみることにしました。
水タンクの容量は60Lほどあって車軸の後方に有りますのでカウンターウェイトの役割を果たしているはず、これが空になったらタンウェイトは増えることになります。

ドレンコックを開けて待つこと暫し、空になった所で測ってみるとこんどは96.9kg、16kgの増加です。

牽引総重量は増えますが後輪車軸への負荷を減らすには水タンクを満杯にしておいた方が良さそうです。

最後にもう一個のサブバッテリーも後ろに移したらどうなるのか試してみました。

このバッテリーは車軸の真上に有るのでタンウェイトを増やすことにはなっていませんが後ろに移すとその分軽くなります。
この移動で先ほどの96.9kgが87.8kgまで減少しました。

文章で書くと変化が分かり辛いので表にまとめてみました。

このことから現状で水タンクが空になった時と二つのバッテリーを後ろに移動して水タンクを満杯にした時のタンウェイトを算出すると下の結果に、

以前測った時の120kgは水タンクの水量が少ないときだったんでしょうね。

二つのバッテリーを後ろに移して水タンクを満杯にするとタンウェイトは71.8kgまで減少することになります。

さてどうしましょう。
サブバッテリーの位置も変えればその分タンウェイトは減るのですが困るのはトランクが使い辛くなることとインバーターへの配線などの手直しが増えること。

メインバッテリーの移動は26.7kgの効果が有りますがサブバッテリー移動の効果はやらなきゃいけないことが多いわりに9.1kg、ちょっと悩むところです。

26.7kgの減少だけで妥協するか最大限の効果を求めて26.7+9.1=35.8kgとするのか、
ま、１杯やりながら悩んでみることにします。