セーリングには一番いい季節とはいうものの松尾さんにお願いしているバウスプリットが戻って来ずSB2は身動きできません。
去年の梅雨時に縫製を終わっていたもののまだ試走をやっていなかった最終版候補のLeg o’ Muttonセールのデビューにもなります。
SBを出すとなると先ずやらなやいけないのは天候が急変したり腕のせいで帆走では帰港出来ない時の緊急時に使うスズキ2馬力船外機の動作テスト。
船体、機材、一式を軽トラに積み込みいつも使う獅子川港に向かいます。港に到着してセットアップ。
このセール(帆)のセットには4本のロープが必要で帆の上端を引き上げるためのロープ、帆をマストにくくり付けるロープ、帆の下側を引っ張って帆の前端をぴんと保つためのロープ、最後にスプリッター(上の写真の横棒)を引っ張ってセールの横方向にテンションを掛けるためのロープが有るんですがこれらが緩すぎたりきつ過ぎたりで手こずりました。
やっと帆のセッティングが「ま、いいか」のレベルになった所でゆっくり弁当を広げれるところまで走ってお弁当。
この時間を利用して特に何と呼ぶのか不勉強ですが帆を帆柱にくくり付けているロープを微調整。
お弁当が終わって本格的に帆走開始、風具合も良く順調に走り始めました。
さだまさしさん所有の詩島の脇を通り南に進路を変えてアビーム(真横からの風)で快走、ヒール(横方向の傾き)はそれほどでもないのに今までより早くなったようです。
さだまさしさん所有の詩島の脇を通り南に進路を変えてアビーム(真横からの風)で快走、ヒール(横方向の傾き)はそれほどでもないのに今までより早くなったようです。
嫁さんもそれを感じたのか「今までより早くなったんじゃない」と言ってました。
順調に走って港へ戻る瀬戸の入口近くに来ました。 ここからは真正面からの風に対しての上り、タック(方向転換)を繰り返して上りますがいままでのようにタックを繰り返すたびに同じ所を走っているということも無く順調に上っていきます。
上り角度が何度になったのかは判りませんが上り性能が改善されたのは確実です。おかげでエンジンの御世話にもなることなく無事港に戻りました、よしよし。😙
ここでぴんと張った帆の写真が欲しいところですが順調すぎる走りでメインシート(帆の向きを調整するロープ)とティラー(梶棒)から手を離せず撮っていません、残念。
ま、何はともあれ今まで作った帆の中では一番の性能ということで初代SBの最終版セールとなりました。
初めての帆を縫ったのが2013年7月ですから最終版が出来るまで8年近く経ったことになります。 時の流れは速いですね。
結果に満足しながら軽トラに積み込んで我が家に帰って後片付け、ここでちょいとトラブル発生。
ワーランデールで帆布を買った記憶あるのですが。懐かしいです。JT
返信削除Drop Clothと呼ばれているキャンバス生地の帆布を買いましたね。最初の帆はこれで作りましたが性能は今一で上ってくれませんでした。
削除最後に使った本格的なセールー用の生地はサンフランシスコでDV開発会議をやった時にホテルへ配送をしてもらったものです。