これを床にねじ止めすると2枚の床材に跨ってしまい床を剝がすときに何かと邪魔になりそう、おまけに梯子を外した時にも床に残ってこれまた邪魔になりそう、ということで使いたくなくなってしまいました。
そうなると入り口に引っ掛けておくのが一番だよねと言うことで何か使えそうなものがないかホームセンターで物色して大きなステンレス製の洋折れを買ってきました。
これを頭に下向きに取り付けて折れ曲がっている部分をカットしてピンにしてしまい船体には穴を開けてこのピンを差し込む形にすればちゃんと引っ掛かって動かないでしょうと言う作戦です。
この時点での出来上がりイメージはこれ
この形だとせっかく入り口のFRPに合わせて切り込んだ溝は邪魔になってしまいます、ジグソーで切り落としてしまいました。
初めからこうすると決めていれば苦労して溝掘らなくても良かったんですけどね。走りながら考えてころころと方針が変わるのでどうしても無駄作業が発生してしまいます。
頭にピンを立てて引っ掛けるとなると木目がピンと同じ方向に走っているので力が加わった時に簡単に割れちゃうのではないかとの心配が出て来ます。薪割と同じで木目方向には簡単に割れてしまいますからね。
木目と直角な方向に木ねじを打っておけば簡単には割れなくなりますが今回はそれにプラスして補強材(楢のフローリング材を5mmにスライスしたもの)をダメ押しで両面に接着しておくことにしました。
ここまでやっておけば多少ピンをこじっても割れることは無いでしょう。
この後洋折れをワイヤーカッターでバチンと切ってしまい切り口はやすりで整形、イメージした形になりました。
やっと完成した梯子を持って船へ、
洋折れをねじ込む下穴を開けるときに作っていた穴位置テンプレートを船体側にテープで止めてピンを差し込む穴を開けます。
ピン取り付けの所で説明しませんでしたが 上の写真に有る方眼紙が型紙でこれを使って梯子の頭へのねじ止め下穴と治具用の板に穴をけています。 準備がいいでしょう、これだったら穴がずれて一方のピンが刺さらないというトラブルを回避できます。
この治具に開けていた穴にドリルビットを突っ込んで船体に穴あけ、
掛けてみたところがこれ、なかなか良い感じです。
ちゃんとした梯子が入り口に付いたのでキャビンの完成度がぐっと上がって見えます。
上り下りしてみますがステップ間隔を低くしたのは正解で楽に上り下りが出来ます。
踏み板の奥行がもう少しあったらもっと良かったかなと感じますが欲を言えばきりがないですからね、これで「ま、いいか」としておきます。
一つだけ気になるのが船が大きく傾いた時に梯子がどうふるまうのかということ、外れて暴れなきゃいいんですがーー。
試しに横方向に引っ張ってみたら片方のピンが簡単に外れてしまいました。
ピンが外れないようにする対策が必要なのかもしれませんが、実際に傾いた時と横方向に引っ張った時ではピンと足に掛かる梯子の重量が違うので振る舞いは違うはず、慌ててやらずに実際にセーリングしてみて決めたいと思います。
いままで使っていた仮の梯子は立てかけて置いてただけですが特に問題はありませんでしたからね。
その仮のはしご、
古いエンジンルームを解体してからず~っとキャンピングカーの2段ベッド用梯子を借用して使っていましたがやっと返すことが出来ます。長い間お世話になりました。
キレイな階段が出来ましたね。でも今回もまたケチ付けさせていただきますよ(笑)。上2本の差し込みピン・・弱い・・ヤバいと思います。自宅の3階ロフトの階段ならいざ知らず、上下左右激しく動くヨットです。誰かがキャビンへ下りてる途中に不意にローリングするかも。そんなときに上だけの止め(にもなっていない)では、危ない、です。下の移動防止もぜひ。Tomiさんならお知恵はあるはず。かって「船員危害防止主任者」だったひじゅんⅢでした。
返信削除そうなんですよね、もう少しましな固定をと思っているところです。
削除足元が心もとないので使いたくない滑り止めを使わざるを得ないかなと考えているところです。
頭の方は計算では持ちそうですが短くて抜けやすいのでもう少し長くした方がいいかなと思っています。