船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/06/11

SB2 アンカーローラー自作(パルピットマウントです)

event_note6月 11, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
雨の日の暇つぶしにアンカーローラーを作ってみました。
SB2にアンカーは搭載していますがアンカーローラーはついていません。沖泊まりした時などのために準備しなきゃねと思ってはいたんですが船首にはバウスプリットがあるのでなかなか一般的なアンカーローラーは取り付けが難しくどうしたものかと悩んでいました。
そんな中見つけたのがパルピットマウントアンカーローラー、(パルピットとは船首に取り付けられている手すり金具のこと、SB2の場合はバウスプリット周りの手すりがそれに当たります)これだったら簡単に付けることが出来ると思ったんですが残念ながら寸法が合わず取り付けは出来ませんでした。





じゃ、何かで自作すればいいじゃんと思っていたところに目についたのがキャビンに使ったフローリング材の切れ端。 ナラの無垢材なので強度と対候性は良さそうです。
で、思いついたのがこんな形での製作。

ステンレス製の手すりのパイプに取り付けるには二つ割にしておかないと取り付けができませんからね。
各々の二つ割をパルピットのパイプの両側から挟んで取り付ける作戦、フローリング材の厚さが15mmですから4枚重ねると幅60mmのローラーが出来ます。 この4枚は長ねじで締めあげることにします。

先ずは二つ割にしたフローリング材を左右入れ替えて実継部分で合わせてテープで固定

これをホールソーで切り抜いてアンカーローラー中央部分を切り出し。

これを2枚作って両側はまだ切っていない四角いままのものを重ねて4枚を締め上げて、
(あ、言い忘れていましたが最初の写真の中央に仮止め用の穴開けをしています。)
組み立て用のねじ穴を開けます。
(中央の仮止め部分は最終的には無くなってしまいますからね)

穴開け途中で重ねた板がずれないようにねじを差し込みながら次の穴を開けました。

ねじ穴を開けたら今度はねじをしっかり締めあげて外側の板を丸く加工します。
これはジグソーにお出まし願いました。

真ん丸には切れませんでしたがそこは「ま、いいか」です。
仮止め用のねじはジグソーを使うときに邪魔になるので抜いています。

でこんな形になりました。

これではまだローラーと言えるような状態ではないので際カンナとやすりを使って整形。
材料が固いこともあってこれが一苦労。
大汗をかいてやっとこんな形までこぎつけました。
まだ納得のいく形ではありませんが疲れたので強制的に「ま、いいか」にしてしまいました。

最後はパルピットのパイプが通る穴開け、パイプサイズは25mm、幸い手持ちのホールソーに同じサイズがあったのでこれを使いました。

いろんなサイズがあるセットで千円でお釣りがくる安い奴ですがそれなりに仕事をしてくれます。
反対側まで届くリーチが無いので1枚開けてはそれを取り外して次の1枚と手間はかかりました。
詳細は省略して穴開けが済んだところ。

今日のところはこれまで、後は防水処理をして船へ取り付けるだけなんですがただいま現在船首が沖側を向いているので槍付けをしたときに取り付けることにします。

ちゃんと取り付けることが出来るかどうかはそれまでのお楽しみ、取り付けるまでの間に暇を見て木材の防水処理をしておくことにします。




2 comments:

  1. ローラーの整形に苦労されたようですね。取り付け時に海に落とさないよう要注意ですね。沈む事はないでしょうが。JT

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    1. まだ満足のいく形ではないんですが手で引き上げるよりはましだろうということで「ま、いいか」にしました。
      舳先が沖を向いているので工具とかローラーを海に落としそうなので取り付けは先延ばしにしています。
      すでにSB2下の海底には工具数種とねじ類が沈んでいます。
      ラチェットレンチを落とした時にはどうしても回収したくって磁石で探って釣り上げました。

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