使う道具はこのへら、コーナーの角度と盛りたいパテの厚みに応じてへらを選びます。
さて最初のフィレッティング、エポキシ、ボンドE206S(夏用)を混合してフィラー(ウッドフラワーとシリカ粉末)を混ぜ合わせてパテを作ります。
流れないように多めに入れて固く作りました。
これだけ硬ければ良かろうということでコーナーに盛り付けていい感じに整形できたんですがーー。
なんと、暫くしたらゆるゆるになってゆっくりゆっくり流れ始めました。
慌てて回収、再びウッドフラワーとシリカ粉末を追加してパテの硬さを再調整、今度はよかろうということでもう一度塗って整形。
で翌朝一番で確認したら、あらら、しっかり流れて溶岩台地のようになって固まっていました。 え~、どれだけ固く作らなきゃいけないのよ?
さてどうしたもんかと考えながら気を取り直して作業再開、昨日にもまして混ぜ物の量を増やしてこれ以上混ぜきれないというくらいに固いパテを作りました。 混合容器の底にはまだシリカ粉末が残っているくらいぼそぼそです。
これでどうだと塗り付けたんですがしばらくしたらまたしても液状化して表面が光ってきて流れ始めてしまいます。 固まる前に自分自身のh反応熱で粘度が下がるんでしょうか?
慌ててへらですくって回収しフィラーの追加、そうこうしているうちにやっと流れない固さになってくれました。
どうやらフィラーの効果というより時間がたってエポキシ自体が硬化を始めて粘度が上がって固くなったというのが実情のようです。
でも困りましたね、相当フィラーの量を増やしても流れるし何とか流れを抑える手はないか考えてみました。
で、思いついたのがパテ当てをしたらすぐガラスクロステープを上から貼ってしまうこと。
普通であればパテがある程度硬化してからガラスクロステープは貼るんですが今回は背に腹は代えられないということでパテ当て即ガラスクロステープということにしました。
この作戦は割とうまくいって流れをかなり抑えてくれます。
結局この方法で5か所ほどフィレッティングを終えました。
でもゆるいパテの上にガラスクロステープを張るのは張り直しが出来ないので気を使うし、テープの下でも少し流れているようです。
じゃ、エポキシが硬化し始めて流れなくなった時に盛り付けようということで待ち時間が短くなるように今度はボンドE206W(冬用です)を使っ てみました。
結果は意外や意外、パテを作ってすぐに塗ってもE206Sの時のように柔らかくなって流れてしまうということは無く整形したときそのままの形を保ってくれます。 粘度の変化が少ない? 理由はよく判りませんが 何はともあれこれでフィレッティングが楽になりました。
これだったらゆっくりガラスクロステープも張ることが出来ます。
フィレット作りに苦労しましたがやっと内側のフィレッティングとガラスクロステープのセットが終わりました。
ここでちょこっとだけ余談、
エポキシでフィレッティングをすると混合容器にへらがしっかりエポキシがくっついて汚れてしまいます。
これは慌ててきれいにふき取るのではなくそのままにしておいて硬化を待ちます。
固まってしまうと容器からは御覧のようにペロンと固まったエポキシが剥がれてきます。
剥がしやすいように割り箸を突っ込んでおくのがお勧めです。
へらの方も簡単に剥がれ簡単に綺麗になってくれます。剥がしやすいように割り箸を突っ込んでおくのがお勧めです。
フィレット作りには苦労しましたがこれでガラスクロステープのセットまでは終わりました。
それにしても今までフィレットが流れたことは経験してないのでE206Sの特性なんでしょうかね?
手持ちのE206Wは使い果たしちゃったし、対策を考えなきゃいけませんね、1杯やりましょう。
手持ちのE206Wは使い果たしちゃったし、対策を考えなきゃいけませんね、1杯やりましょう。
巷で噂の防水試験もわすれずに。JT
返信削除このドジャーは大きな雨傘みたいなもんで船体との間は隙間だらけ、防水とは無縁かも。
削除直接の水しぶきと風が避けれればいいことにしましょう。