実際にはちょっと前にやった作業ですが下書きに眠っていました。
このところシングルハンドに挑戦していますがシングルハンドの強い味方がオートパイロット、ちょっと舵輪から手を離さなきゃいけない時など大いに助かります。
時間はそれほど掛からないんですが舵輪と駆動モーターの間のベルトを掛けるときには舵輪を一旦外さなきゃいけないしモーターをペデスタルに取り付けるときには取り付け品の穴を頭を下げて合わせなきゃいけないしーー等々。
で、出来れば付けっぱなしにしたいところですが気になるのは雨と紫外線、一応防水にはなってるんですが濡れないのに越したことはありません。
じゃ、防水カバーを付ければいいじゃないかということで作ってみるみることにしました。
選んだのはゆうこうマリンさんが扱っている耐候性アクリルファブリック SEASTARなるもの。耐候性ファブリックはSunbrellaが有名ですが値が張るのが問題、SEASTARもSunbrellaも材質は同じアクリル繊維ということなので多分耐候性は似たようなもの、値段は半分くらいなのでSEASTARを選びました。
生地が届いたので製作開始、どんな形に縫おうか少し悩みましたが縫製の腕の問題もあるので単純な封筒型の形状にしました。
チョークで線を引き塗ってる最中にずれないように待ち針で固定します。
生地が厚くて固いので待ち針を指すのはちょっぴり骨が折れました。
全体が大きいので待ち針が見えませんね。
準備が出来たら家庭用のミシンで縫製、針は嫁さん手持ちで一番太いやつ、糸はジーンステッチなるこれまた一番太い糸を使いました。
縫う位置にチョークで線は引いているもののミシンの外にぶら下がった布の重みに引っ張られてなかなか思うようには進んでくれません。
苦労しているところに嫁さんが様子を見に来て写真を撮ってくれました。
苦労しているところに嫁さんが様子を見に来て写真を撮ってくれました。
で、出来上がったのがこれ。 ま、単純な袋ですけどね、足元には紐通しも作ってあります。
巾ももう少し狭くって良さそうですが被せにくくなるのでここはそのままにしておきます。
ちょっと気になるのが左右の耳状の出っ張り、コーナーは落とした方が良さそうです。
丈を決めるのに裾を折り曲げでどれだけ短くしなきゃいけないか寸法を取ります。
自分のズボンを買うときもいつもこうだよなと短足の悲哀を感じてしまいました。
ただズボンの場合と違ってこのカバーの長さ補正は足元ではなく頭の方を切って短くします。
家に持ち帰って補正が終わったのがこの写真、頭を15㎝ほど低くしてコーナー部分を切り落としました。
この後裾にパイプクリーナーを使って紐を通しました。
あ、5本指ソックスの穴は見なかったことにしてくださいね、このあと廃棄しました。
出来上がりを持って行って再度フィッティング、ぴったしとはいきませんが「ま、いいか」のレベルですかね。 欲を言えば耳はもう少し切っても良かったようです。
縫製部分からの水の侵入がありますので完全防水とは言えませんが雨ざらしに比べれば格段に掛かる水の量は減るでしょうし紫外線からもしっかり守ってくれそうです。
これでオートパイロットを付けっぱなしにしてもあまり心配しなくて済むようになりました。
ま、そうは言ってもオフシーズンなど長く使わなさそうなときには万全を期して取り外して船内に保管することにしますけどね。
ミシンも踏んで(古い)器用ですね。色も良いですね。JT
返信削除嫁さんはミシンを壊されるのではないかと心配しているようです。
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