30年近く前から使っていたホワイトガソリン仕様のランタンとストーブ、キャンピングトレーラーでキャンプするようになってからあまり出番がありません。
せっかく持って行ったのにいざ必要といった時に使えないと困るので健康診断をしておくことにしました。
これがラインナップ、1個だけコールマンではないキャンピングガスのランタンも交じっています。
- ツーマントルランタン 295
- ワンマントルランタン 226
- クラシック シングルバーナーストーブ
- ツーバーナーストーブ
- おまけのキャンピングガス ランタン
マントルが壊れ始めていましたがちゃんと点灯、問題無し。
ガス式はメンテナンスがほとんど要らないのがいいですね。
その代わり気温が低いときなどはブタンガスが気化しなくなって暗くなってしまうのが最大の欠点。これが嫌でホワイトガソリン仕様の道具を使うようになったんですけどね。
今度はコールマン・ワンマントルランタン 226
最初にやるのはポンプカップへのオイル塗布、長く使ってなかったのでオイルが乾燥していますからね。
上がポンプカップ、下が30年近く前に買ったコールマン純正のオイル、買った時より粘度が高くなっているようですがそこはドンマイとしました。
ホワイトガソリンを入れてシュポシュポとポンピング、圧が上がったところで点火、暫く機嫌が悪くついたり消えたりしていましたがジェネレーター(ガソリン気化器)が温まったらしっかり点灯するようになりました。
ただマントルは壊れかけています。
最後に使ってから何年も持ち運びだけやってますから仕方がないですね。
お次はツーマントルランタン295、
先ほどと同じくポンプカップにオイルを塗り、ポンピングで圧を上げて点火、ちゃんと点灯しましたがジェネレーターはしっかり温まったと思われるのに燃焼がふわふわと明暗を繰り返して安定しません。 状況は下のビデオで見れます。
全く使い物にならないというレベルじゃないのでこの場はとりあえずOKとしておいて時間を取って対策をしてみることにしました。
今度はツーバーナーストーブ、
ポンプに給油して点灯、最初は赤くって高い炎を上げていましたが次第に青い火に変わって行って最後は青い炎で安定して燃焼してくれるようになりました。
多分ジェネレーターの中に残っていたホワイトガソリンが保管中に気化したあとに残った残渣が熱で分解されるまで時間が掛かったんじゃないでしょうか。
カセットコンロと違って寒いときとか風が強いときなどこの炎は頼りになるんですよね。
最後ですがちょっとトラブったのがシングルバーナーストーブ、
燃料のホワイトガソリンを補充してポンピング、ノブを回してもガソリンが出てくる気配がありません。
きっとジェネレーターノズルの目詰まりに違いないということで即分解、
ノズル部分を見てみると案の定タール状のもので塞がっています。
ジェネレーターからノズル部分を外し、キャブレタークリーナーに浸して詰まりを溶かして綺麗にしてあげました。
ノズルの部分を見ると細ーいニードル状のものが出ていてこれをつつくと燃料が出たりでなかったりします。(実はこの時点ではこのニードルの役目を知らなかったんです。)
細々でも燃料が出る状態にして組み立てて火を着けてみましたが火力はほとんどなくすぐに消えてしまいます。
ノズル部分だけではなくジェネレーター内部も綺麗にしなきゃいけないのかもと思ってジェネレーター内部にもキャブクリーナーを吹き込み、さらにパーツクリーナーも吹き込んでみたりしたんですが何度やっても結果は同じ。
やはりジェネレーター交換しかないのかなと諦めてネットをほじくっていたらジェネレーターの中にクリーニングワイヤーが通っていることに気づきました。
(現物写真が無いのでネットから拾ったもので代用)
(現物写真が無いのでネットから拾ったもので代用)
そうなんですノズルから出ていたのはこのクリーニングワイヤーの先端、尻尾側には燃料バルブにリンクする金具が付いていてノブをOFFにするときにノズルの中に入り掃除をしてそのままノズルの中に残りごみなどでノズルが塞がるのを防止、ノブをONの位置にするとノブに引っ張られてノズルから外れて燃料が出るという仕組みになっていたんです。
(これも代用写真)
この知識が無い私は迂闊にもクリーニングワイヤーを燃料バルブと接続することを知らずにいたんですよね。
ジェネレーターを取り外すときにこのリンクが気づかないうちに勝手に外れてくれたおかげでワイヤーの存在に気付かなかったのも失敗の原因。
リンクの接続が無い状態でノブをONの位置に回してもクリーニングワイヤーの先端はノズルの中に残ったままで燃料が出てこなかったんですね。 やれやれ😥
リンクの接続が無い状態でノブをONの位置に回してもクリーニングワイヤーの先端はノズルの中に残ったままで燃料が出てこなかったんですね。 やれやれ😥
ジェネレーターパイプの中に押し込まれていたクリーニングワイヤーのリンクフックを引っ張り出してバルブに引っ掛けて再組立て。
さて燃焼試験、今度はしっかり炎が上がって暫くしたら正常な燃焼状態になってくれました。よかった~。
それにしてもほんとドジですね、この失敗のおかげで正常に動くようになるまで丸一日を費やしてしまいました。
不幸中の幸いは慌ててジェネレーターを発注していなかったこと、これ結構いい値段で6千円近くします。
シングルバーナーストーブがちゃんと動くようになったところで晩酌タイム。
お酒が美味しかったのは言うまでもありません。
お酒が美味しかったのは言うまでもありません。
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