船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2023/03/28

ハイゼット リモコンキー取付

event_note3月 28, 2023 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments
新しくハイゼットに変わった軽トラ、スタンダード仕様なのでキーレスエントリーは付いていません。 購入時から後付けのリモコンキーを取り付ける予定にして新しいものを購入するつもりでした。
最近ネットで売っているものは音響(スピーカー)とハザードランプによるアンサーバック機能も付いていてしかも安い、いいことづくめなんですが口コミを見ると誤作動が多いとの書き込みが多数。
ならば今までちゃんと動いていたやつが良いねと言うことで以前のキャリーから取り外して残していました。 取り外すのも大変なので新しいものを購入するつもりだったんですけどね。

ハイゼットが我が家に来てから暫くリモコンキー無で使っていましたがやはり不便です。
ドアを開けるにもロックするにも鍵を差し込まなきゃいけないし、嫁さん乗せる時には自分が乗った後に助手席側のロックノブを手を伸ばして引っ張らなきゃいけないし。
あ~面倒くさいということで早めにリモコンキーを取り付けてしまうこととしました。

まずやらなきゃいけないのが車内からドアに渡る電線通路の確認、ドアにはヒンジ傍に大きな穴が在るのですが室内サイドパネルには電線を通せるような穴は見当たりません。
さて困ったなと言うことでネットで検索、YouTubeでハイゼットに中華製リモコンを取り次げるチャネルが沢山見つかりました。
どのチャネルでもセンターコンソール奥に在るワイヤーハーネスが通っているゴムブッシュから引き出してバンパーを外してその下をドアまで引っ張ると紹介しています。
なるほどねと言うことで同じ方法で通線作業をやってみることにしました。

またしても前置きが長くなってしまいましたね。どうしても起承転結で背景を書きたいのでこうなってしまいます。自分で後になって読むには良いかとーーー。

作業の方向性が決まったので作業開始です。
ドアの内張を外すことから始めますが手始めに窓ガラスを開閉するハンドルから取り掛かります。
ハイゼットもキャリーと同じようにクリップで止められているので内張とハンドルの間に布を挿んで左右にごしごしやると上に出て来ます。


このハンドルが外れたら後はドアノブ、開閉引手などを外し力任せに内張を引っ張ればバキンバキンと言う音とともに外れてくれます。

内張が外れたら下に在る防水シートを剥がしてアクチュエーターの取り付け場所を探します。
YouTubeではこの黒いシールを剥がすと純正のアクチュエーターを取り付けるための穴が出てくるのでこの穴を利用しますと紹介していたので私もそれに倣って取り付けることにしました。
(実はこの穴を利用することが後のトラブルの種になってしまいました。


アクチュエーターの取り付けは2本のねじで止めるようになっているのでもう一か所はドリルで鉄板に穴開けて取り付けです。 ごめんなさい、写真がありません。

次はバンパーの取外し、細かいことを欠くと長くなるので詳細は割愛しますが止めねじ6本(ドアヒンジ傍、バンパー左右側面下部、ナンバープレート下、ねじ隠し蓋下)を外しこれまた力いっぱい引っ張って前面グリル上のファスナーを外すことで取外しが出来ます。
ここで注意しなきゃいけないのがバンパーにはフォグランプと超音波のコーナーセンサーが繋がっていますからこのケーブルに負担を掛けないようにしなきゃいけません。
私は一升瓶コンテナを下に置いて支えにしました。

フォグランプのコネクターは簡単に外れましたがどうしても取れなかったのがこのコーナーセンサーコネクター、頑張っても外れてくれないのでコーナーセンサー本体ごと取り外しました。 こっちの方が簡単なのできっとディーラーの作業標準もこうなっているんでしょうね。

これでバンパーが外れました。

さて電線はどこから引き出すのよと奥の方を見てみるとセンターコンソールの下あたりにゴムブッシュと太いケーブルハーネスが見えます。


ふむふむここねということで室内に移ってセンターコンソールを取り外してしまいました。
手順は割愛しますがサイドブレーキ部分のねじも外さないと取れてくれません。

この真ん中に陣取っている白い箱はエアバッグのコントローラのようなので大きな衝撃は与えない方が良さそうです。 この奥に外につながるケーブル用のブッシングが在ります。

ここを触ってケーブルを通す作業をしようにも狭すぎて手が入らないので少し奥にくっついていたエアコンのドレン受けのようなものも取り外してしまいました。


これでブッシングまで手が届くようになってやっと通線作業が出来ます。
ブッシングのゴムを切らずに通線出来ないか試してみましたが無理そうなのでブッシュにナイフで切り込みを入れて通してしまいました。

室内側の作業を終わらないと電線がどこまで届くか分からないのでリモコンキーコントローラー周りの配線を先に済ませてしまいます。
先ずは電線の先っぽにギボシ端子をかしめてコントローラーと接続。
コントローラーはヒューズボックス脇の壁に両面テープで張り付け、12V電源は分電板ヒューズパネルの空いている所で常時12V が来ているところを探して引っ張り出しました。
マイナス側はエアバッグコントローラを止めているねじに共締めしています。


室内側の配線が終わったら外から電線を引っ張って電線保護チューブを被せて既存のケーブルハーネスにタイラップで括り付けます。
保護チューブ無しでも問題は無いとは思いますがやはりきちんとしておいた方が何かと安心、見えないところですが見栄えもいいですからね。

左右のドアにはフロントグリルのすぐ傍で分岐しています。
ね、パット見た目には新しく追加した電線とは思えないでしょう。 はい、自己満足の世界です。

電線はこの後ヘッドライトの下を通ってドアの中へ、

長さ2mの電線を準備してここまで引っ張ったんですが残念ながらアクチュエーターまでは届かずここで電線延長、おあつらえ向きにヒンジすぐ脇に開口が在るのでここで電線を繋ぐことにしました。
接続は突き合わせ端子と熱収縮絶縁スリーブを使いました。
(この写真まだ収縮させる前です。)




この後保護チューブを被せてやっとアクチュエーターまで辿り着きギボシ端子で接続です。


配線が繋がったので動作チェック、ちゃんと動作してくれました。
このリモコンキーにはアンサーバックの機能は付いていませんがこの大きな音で動作は確認できます。

動作を確認したら後は取り外したパーツの再取り付けだけですがドア内張を戻すときにアクチュエーター取り付け時に気がかりだったことが現実に、
アクチュエーターが邪魔してこの真ん中のファスナーが入ってくれません。
アクチュエーターの取り付けを行うときからこの位置だったら邪魔になるよねと思いながら「ま、何とかなるさ」と取り付けましたがなんともなりませんでした。
じゃちょいとスペーサーで浮かせればと即席のスペーサーを作ってみましたがロッドの位置が変わるのでこれも無理。

結局、純正アクチュエーターの取付穴を流用する限りはどう工夫してもこのファスナー取り付け穴を塞いでしまうので中央のファスナーは取り外すしかありません。

YouTubeではどのチャネルでもこのことには言及していないので誰もネガティブなことは言わないんでしょうね。
私も「ま、いいか」ということで内張を付けてしまいお仕舞いにしました。

で翌朝、目が覚めて布団の中でいろいろと考え事をしていましたがやはり中途半端な気がしてやり直さなきゃという気持ちががむくむく、お天気もいいので庭でやることにしました。
配線作業など手間暇がかかることは終わっているのでアクチュエーターの位置変更だけであればそれほど時間はかからないはずです。
再びドア内張を外して今度はファスナー取り付け穴を躱した位置に取り付けます。
こんな感じで位置合わせをして穴開けしました。
こんなことなら「あれ、大丈夫かな?」と思った時にYouTuberの紹介など無視してやっとけば2度手間にならずに済んだんですけどね。 乗せられた私がばかでした、反省。
何はともあれ位置変更は無事完了、

内張も全てのファスナーで取り付けで来て後顧の憂いも無くなりました。

ここでウインドウハンドルの取り付けでちょっとしたノウハウを紹介、
このハンドルはピンで止められていますが取り付けの時になかなかじっとしていてくれません。跳んで無くならないようにマスキングテープで止めておけばやり易いです。

ウインドウハンドルを取り付けたところでやり直しの作業も終了、リモコンはキャリーの時から使い慣れたものです。

これでドアのロックと解除が楽になります。

前置きも長かったですが起承転結+どんでん返し付きで本文も長くなっちゃいましたね、ここまでのお付き合いお疲れさまでした。

4 comments:

  1. ヒロちゃん2023/03/31 9:09

    アイドリングストップやブレーキアシストなど、ハイテク軽トラの割には、リモコンキーは付いてないのね。
    とりあえず、いじれる所があってよかったですね。
    やろうと思えば、荷台まわりとか、リフトアップとか、まだ色々有りそうですね。

    返信削除
    返信
    1. そうなんです、リモコンキーは一番グレードの高い奴にしか設定が無く、安全装置に金掛けたんでここは我慢してよと言うことなんでしょうね。
      急な坂道を下っての魚釣りなんか想定して4WDデフロック付きにしたんですけどリフトアップは考えませんでしたね。
      ディンギーの積み下ろしを考えるとダンプ仕様が良かったのかも?

      削除
  2. 多才さに感心しております。話題も多彩でございますな。軽トラのキーレス・・いつもの言い訳じみたご説明の後は飛ばしてしまいました(笑) 私などはそのオプションのついた車を買っちまいますと言いたいところですが、新車は買えませなんだ。まあ道楽として、ひまつぶしとしては最高の日々を過ごされてるようで、結構でございます。「楽園暮らし」として読ませていただいております。

    返信削除
  3. 何かやっていないと頭が痛くなる質なのであれやこれやとやっております。
    楽園暮らしとはいきませんが嫁さんも好きなことやらせてくれるしあまり先の無い人生楽しませてもらっています。

    返信削除