船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/08/19

BMW X3 バッテリー交換

event_note8月 19, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
先日の泉水キャンプで2度もバッテリー上がりを起こしてしまったX3、既に6年経っているので寿命に間違いないということで家に戻ってすぐに交換用バッテリーを手配、ついでに細くて役不足が判明したブースターケーブルもトラック、建機用と書かれたものを発注しておきました。
交換用バッテリーを調べていたらBMWはバッテリー交換したら何やらコンピューターの書き換えレジストレーションが必要との情報があったので車のコンピューターと接続するためのODB2アダプター、Amazonで一番安い780円のものも買っておきました。ただ使えるかどうかちょっと心配。

交換用バッテリーですがX3はアイドリングストップとブレーキング時に発電してバッテリーにエネルギーを戻す機能が付いているためか使われているのはAGMと言われるタイプのバッテリー、AGMはAbsorbed Glass Matの略で一般バッテリーでは電解液(希硫酸)がぽちゃぽちゃ言ってるのに対して電解液をガラスマットに浸み込ませているものだそうです。
ネットで安いものを探しましたが欧州車用の105Aという大型のバッテリーはなかなか値段が張ってしかもアイドリングストップとブレーキング時の充電制御に対応できるAGMタイプのバッテリーは安いものが無く一番安かったBoschのものでも41,900円、う、高い。
そうは言ってもバッテリーけちるとろくなことは無いのでYahooで購入、ポイントを使って38,100円で購入出来ました。

発注していたすべての品が届いたところでバッテリ交換作業開始、ま、ブースターケーブルは交換作業にはあまり関係ないですけどね。
ちなみにこれが届いたブースターケーブル、手に持った途端に「あ、重い」電線サイズは38sqで通電可能電流は380A,これだったらブースターケーブルの電圧降下でセルモーターが回ってくれないなんてことは無いはずです。でも大きいし重たい、まトランクには収まるので良しとしましょう。

届いたバッテリーはこちらですが交換に先立ちチャージャーで充電しておくことにしました。

X3さんはバッテリーを車の最後尾に背負っていますがよほど前後の重量バランスを取りたかったんでしょうね。エンジンから遠いところに搭載したため最後尾からエンジンルームまで太い電線が走っています。


既存のバッテリーを取り外す前に車が記憶している情報を残すためにエンジンルームに在るジャンプスタート用のターミナルに外部から12Vを接続、スクーターの12V を使いました。

バックアップ電源を繋がなくても消えるデータは日付時刻とか放送受信のプリセットデーターのようなもので走行距離だとかエンジン制御にかかわるような重要なものは残るようになっていますのでこれは必須というものではありません。
実際、泉水キャンプ場では警告ランプすら点かないほどのほぼ完全放電状態で、時刻の再設定が必要でしたが他には影響は有りませんでした。

さてバッテリーの取外し、フロアカバーを巻き上げて作業しますが弾力ですぐに戻ってくるので作業やり辛いです。 ガムテープで引っ張ってみましたがこれもすぐに剥がれてしまいました。
先ず外すのはバッテリーのマイナス側端子、こちらから外しておくとプラス側を外すときに工具などでシャーシーとショートする事故が防げます。
とはいっても今回はスクーターからの12Vが生きていますのでこれをショートさせる危険は残っているのでプラス側は慎重に外してテープを巻いて絶縁しておきます。

バッテリーを抑えている金具の止めねじ3個を外して取り外そうとしてみましたがなかなか外れてくれません。 横方向のスペースにずらしてもダメ。

最終的にはバッテリー前方に設置されている黒い発泡スチロールのパーツを取り外してバッテリーと押さえ金具を一緒に前に引き出せばいいことが判りました。
これがその黒い発泡スチロールのパーツ、

トランクルーム床の支えと、バッテリーの取り付けが外れて動いた時などの緩衝材を兼ねているようです。 衝突時とか追突されたときとかにバッテリが壊れて希硫酸が飛び散るのを防ぐ目的が有るんでしょうか?

押さえ金具も外して古いバッテリを降ろすことが出来ました。


このバッテリーにはBMWの部品番号の記載と、Made in USAの記載もありました。
この車本体はどこで組み立てられたんでしょうね?

新しいバッテリーは逆の手順で取り付けを行うだけですがバッテリ内部で発生した水素ガスを車外に逃がすためのホースも忘れずに接続しなきゃいけません。
正直このホースはバッテリーを取り外した時には存在に気付かず取り付け時に「あらこのホース何?」とやっと存在に気付いた次第。ホースの先の黒いパーツは取り外したバッテリーにくっ付いていました。


押さえ金具を取り付け、緩衝材を戻し、ターミナルに電線を取り付けてバッテリー本体の交換作業は完了。

今度は「バッテリーこうかんしましたよ~」ということを車に教えるレジストレーションの作業です。 その前に後々の記録のため今日の走行距離も写真に撮っておきました。

さてバッテリーのレジストレーションに挑戦です。
使うのはこのOBD2アダプター、

全く同じデザインで2千円近いものもありましたがこれは799円、当然中華製で取説も付属していませんでした。
このアダプターを車側のコネクターに挿して使うんですがコネクターを探すと運転席側ダッシュボードの下に在りました。

ここにあdかぷたーを差し込んで、これで無線でスマホ(タブレット)と繋がるはずです。

Amazonで見た少し高い奴はWiFi接続と書かれていたのでタブレットのWiFi接続を見てみますが電波無し、じゃBluetoothということで見てみるとOBDⅡの表示があったのでペアリング、これで車のメンテナンス用アプリを起動すればいいだけなんですがーー。

タブレットに準備したアプリはCarly、BimmerCoad、Car Sccannerの3種、
まずはCarlyからお試し、一応OBD2アダプターとの接続は出来ましたがその先の車との会話がが出来ずダメ。
次はBimmerCoad、アプリが指定している接続タイプをすべて試してみましたがどれもダメでOBD2アダプターとの接続すらできません。
最後はCar Sccanner、これは上手く動いてくれて車との会話も出来ましたが車のエラーコードの読み出し消去は出来るもののBMWのバッテリー情報書き換えなどには対応していないようでレジストレーションは不可。
色々試してみましたが結果的にはバッテリーのレジストレーションは出来ませんでした。

でも一体全体レジストレーションって何のためにやるんでしょうね?
容量とかタイプが変わったとすれば新しい情報に応じて充電量の制御が行われるのかもしれませんがバッテリーのタイプも容量も同じだとしたら交換した日付と走行距離を記憶させるだけなんでしょうか?
使用時間に応じて充電量を変えるんだとの情報もありましたがこれは眉唾、バッテリーの個性も在るし使われ方もまちまち、使用時間を見ただけで適正充電なんて出来っこありません。 本当に適正充電を行おうとすれば常に充電電流の量と端子電圧の変化を見て充電制御を行わないといけないはず。そうなると古いバッテリーだ、新しいバッテリーバッテリーだの情報は必要ないはずなのでやはり交換した日付と走行距離の記録の為だけのような気がします。

と言うことでレジストレーションは不要という結論を出してバッテリー交換作業はお仕舞いとなりました。
ま、暇なときにレジストレーション時の記録項目など調べてみたいと思います。


2 comments:

  1. 某氏のポルシェはヘッドライトの球切れはアセンブリー交換要でさらにデータの書き換えが必要でした。最近の車は燃費の向上と燃費測定基準の変更でアイドリングストップがないそうです。アイドリングストップ機能でバッテリー容量が増えバッテリーが高額となるのも要因と聞きました。アイドリングストップは何だったのでしょうか。私はバッテリーの延命を考えてアイドリングストップをオフにしてましたが5年目の車検でヘタれて交換しました。JT

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    1. アイドリングストップなんて要りませんよね。 一時的な流行りとしか思えません。
      軽トラにもついていますが起動停止がうっとうしいだけでどうやって殺そうかと思案中です。
      X3にもアイドリングストップのON/OFFスイッチは付いていますがデフォルトはON,エンジン掛けるたびにOFFにしなきゃいけないので面倒くさいです。
      ECUのコードを書き換えればいいそうなんですがディーラーは対応してくれないのでツールを準備して自己責任ということになります。
      そのうちにチャレンジしてみます。

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