船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/10/10

口之津で船飲みセイリング 1日目 時津から面高港まで。

event_note10月 10, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
ノラ26のご縁でお近づきになって以来ず~っと続いている船での飲み会「キャビン夜話会」、いつもは久山港係留の「はなみずき」「ひじゅんⅢ、H3」時津係留の私の「Spring Beauty 2、SB2」を持ち回りのような形で開催していました。メンバーの1人の山本さんは口之津に「たかひろⅡ」を 係船されていますがジャカランダの花の季節に小浜まで船を回航してセイリング+温泉+船飲みを企画してもらっていました。
「口之津まで船で行きたいね」「じゃ今年は実現」と盛り上がった経緯もあり今回は口之津での開催となりました。
「わ~い、H3と2艇で口之津まで行ける」と喜んでいたんですが山崎さんいろいろと忙しいみたいで船を出すのは無理らしく車での参加とのこと。
1人で行くと言ったら嫁さん「危ないからダメよ」と猛反対、まそれもそうかなと思いつつ末續さんに同乗をお願いしたら「あ、いいですよ」と嬉しい返事をいただきました。
嫁さんも「末續さんが一緒だったら安心ね」ということで船での口之津行きにOKをくれました。

立てた計画が

  1日目:時津ー面高
  2日目:面高ー野母崎
  3日目:野母崎ー口之津
  帰りはこの逆

と言ったもの。
これだったら毎日約30海里近辺で6時間前後の航海です。寝坊助の私でも明るいうちに目的地にたどり着けます。

で今日は初日、針尾瀬戸の潮止まりの予報は16:31になっていますのでこの潮止まりに合わせて時津を13時に出ることにして末續さんとは港で12:00の待ち合わせです。
軽トラに荷物を積んで家を出ますが少し長旅なので食料品など多いし燃料のポリタンもあって結構な荷物になりました。

末續さんとは時津で合流し、ちゃかちゃかと準備して予定より早めの出航。
離岸して「あ、C-Mapセットしなくっちゃ」と思いスマホとタブレットを入れたポシェットを探しますが見当たりません?? あちゃ~、ポシェットを軽トラの中に置き忘れたようです。 幸いまだ港内だったので急いで反転、桟橋に戻りました。
いつもはエンジン掛ける前にC-Mapをセットするんですがお客がいるとルーチンが変わるんですね。
軽トラななかを覗くと、はい、ポシェットがしっかり在りました。 嫁さんにこのこと言ったらボケが始まってるんじゃないと言われそうですね。 それにしてもすぐに気づいて良かったです。
結局こんなことやってたら予定通りの出航となってしまいました。 やれやれ!

赤灯台に向かいながらメインセイルもセットして上げ機帆走の準備完了、今後の航海は機帆走をメインにして風向きが良く時間が許せば帆走も入れようとの心づもりです。

舳先を黒島西側に向けて走りますが黒島近くに帆影が見えます。
近づくにつれて船体が黒色と言うのが判ってきました、「え、ひょっとしたらH3?」と思いながら双眼鏡を持ち出してみてみますが安物の双眼鏡だし波で揺れるのもあって良く見えません。肉眼でも見える距離まで近づいたらなんと山崎さんのH3でした。(ひじゅんⅢです、ロケットではありません)
「お、一緒に行く気になられたのかな?」と思って期待したんですが見送りだけと言うことで手を振って帰られました。 残念。

H3と別れて我々は北に進路を取り針尾瀬戸(西海橋)を目指します。
風は真正面からの北風でせっかく上げたメインセイルは何の役にも立っていません。
西海橋に近づいた頃に進路を北西方向に変えますが風が強くなっていて大きくヒールします。メインセイルだけではウェザーヘルムが強くって機帆走でも走り辛いのと狭い水道内で風にあおられるのもやだなと言うことでセイルを下ろし西海橋に向かいます。
水道内は両岸が高くなってるので強い横風は吹かないと思いますが念のためです。

青色の線はC-Mapが自動で出してくれた推奨ライン、赤色は実際に走った航跡です。
推奨ラインから大きく北にそれているところは帆を降ろすために風に船を立てた部分です。
はい、北風でしたからね。
そうこうしながらも西海橋入口に着いたのは潮止まり予報時刻の30分ほど前、まだ向かい潮ですがそれほど早い潮流ではないだろうということでそのまま突入。
潮の流れが1.5ノットほどのようで対地速度3.5ノットほどで針尾瀬戸通過、そのまま機走で面高港を目指します。

面高港に行くのは初めてですがC-Mapが港入り口も教えてくれて無事面高港に着岸。
C-Map様様です。

航海計画立案時のことですが、ヨット仲間は「面高は最終の定期船が出て翌朝最初の定期船が居るまでの間は使えるよ」と言ってたので面高発着の定期船時刻表を調べますが出てきません。佐世保旅客船協会に問い合わせてみると現在面高港に入ってる定期船は無いとのこと。
それだったら安心ね、と言うことでこの港を選択したんですが着いて見ると本当にいい港で静かで波も穏やか浮桟橋に船を係留しました。

事前勉強ではここには明治屋と言う寿司屋があるということで楽しみにしていたんですが行ってみると暖簾が出ておらず雰囲気的には休業してる感じ。


お寿司は諦めて船に戻りますが桟橋入口にはこんな掲示がされていました。


どうやら長崎県はこの桟橋の維持管理はやる気が無さそうです。
海から入って繋ぐ分には誰も文句を言って来ないのでこの桟橋が撤去されるまでは使えそうなので出来るだけ長くこのまま残してほしいものです。

当てにしていた寿司屋での食事は出来なかったので船の中で嫁さんが準備してくれたカレーで夕食、電子レンジが役に立ちました。
食べ終わった後の写真ですがキャビンでゆっくりした後にお休みなさいと言うことになりました。


<追記>
忘れていました、本日の全航程はこちら。
距離:23.6nm 所要時間:5h


2 comments:

  1. 面高は機帆船の時代から潮待ち
    の良港だったらしいです。
    連絡船通わ無くなっても桟橋
    残して欲しいですね。
    思い出が沢山有る港です。

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    1. 同感です。 連絡船が無くなった今となっては新しいものを作るなんてやってくれないでしょうから今在るものを出来るだけ長く残してほしいものです。
      不心得者が問題起こしてプレジャーボート係船厳禁なんてならないことを祈ります。

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