船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/10/12

口之津で船飲みセイリング 3日目船飲み当日 野母崎ー口之津

event_note10月 12, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
今日は船飲み当日、昨日はいつもより早く寝たおかげで早く6時半頃には目が覚めました。
きょうの出発予定は8:00にしていましたがNomon長崎で朝の用を足し食事は船の中で走りながら取ることにして7:00に出港です。
口之津近くの早崎の瀬戸の転流時間が11:00頃なので出来るだけこの時間近くにここを通過したいという思惑です。 ま、この時間までにたどり着くのは無理ですがこの後は追い潮でおまけに小潮ですから最大速でも3ノット弱とそれほど心配する必要は無さそうなんですけどね。

出航して港口を出た所でNomon長崎の写真を撮りましたが日の出の太陽のおかげでシルエットしか撮れませんでした。


権現山を望み、
権現山
野母崎をぐるっと回って樺島沖へ、
樺島灯台

ここからは強い向かい風と波、舳先がどったんばったんと暴れ始めました。

末續さんはこの体制、

速度も上がらず4ノット行きません。

この風のおかげで舳先に置いてたジブが舞い上がり2番ジブの尻尾は海に落ちてしまいました。揺れる舳先で引き上げてもう一度舳先に戻し今度はバンジーコードでしっかり押さえておきました。
今になって思えばこの作業をする間は舳先を回して追い風追い波で走れば苦労しなかったのにと反省。

舳先が波を叩いてスプラッシュは飛んでくるしつくづくドジャーを作っておいて良かったと思いました。 窓ガラスは潮でべとべとです。


口之津に近づくにつれて風向きが変わり今度はローリング、こんな時にはメインセイルをワンポイントリーフくらいで上げれば思いつつも失敗して時間のロスをするのが嫌なのでそのまま走ることにしました。
前を見ながら走っていたらすぐ後ろでドッドッドッという低い音、大きなフェリーがすぐ傍を追い越していきました。
後で調べてみたら九州商戦の五島航路を走っている「椿」でドック入りのために島原に向かっていたようです。

口之津手前の早崎の瀬戸に到着したのは結局12時過ぎ、なぜかC-Mapがおかしくなり進路を示すラインが表示されなくなってしまいました。おかげでこの辺りはよたよた航行。
ただちょっと心配だった早崎の瀬戸は難なく通過してしまいました。


行く先には口之津ー鬼池を結ぶフェリーの影が見えます。

あ~あそこが口之津の入口なんだと思いながら進んで口之津港に入り先に泊めてた山本さんの「たかひろⅡ」(T2)の前に13時30分無事着岸しました。
「たかひろⅡ」の通常の係船場所はここから目と鼻の先で見える位置に在りますが今日のために移動してくれていました。
この時点では山本さんは用があるとのことで船には不在です。

実はこの桟橋は5年前の小浜レースに向かうときから縁があって大島に泊まったおりに岸壁に係留されていてここに着けれれば良いなと上におられた作業員の方にここに係船していいかと聞いたら「これはまだ客に引き渡し前なので駄目です」と言われたもの。
その後1週間後くらいで口之津まで曳航されてきたそうです。

2時過ぎには用を済ませた山本さんが戻って来て我々を原城温泉・真砂に連れて行ってくれました。 湯船の前は大きなガラス窓で有明海と雲仙普賢岳が一望できる素晴らしいロケーション、泉質も海の傍にしては塩気も殆ど無いアルカリ泉でつるっとした良いお湯です。

温泉に浸かったあとに最近できたという世界一高いという木彫のマリア像に連れて行ってくれました。

マリア像は私的にはなんだこんなもんかと言う感じでしたがこの外の景色は素晴らしく天草と宇土半島が望め、すぐ足元には稲刈りが済んだ棚田に最近はあまり見ない「稲架(はさ)掛け」 を見ることが出来ました。



この後、船に戻ってゆっくりしていたら5時頃には山崎さんも到着して船飲み開始となりました。
今回の船飲み会場は「たかひろⅡ」の中、珍しく広げたマットの上で車座です。




ここまでの航海のことから始まり島原の歴史に話が移り、死亡診断書に書かれる死因に話が飛び、う~ん、その後は何の話だったのか酔いも回っていてよく思い出せませんが最後は甑島にきびなごを食べにヨットで行こうという話で終わったように思います。
そうそう、話が盛り上がってる最中に今日のドタンバタンの航海で足を踏ん張っていた疲れなのか向う脛の筋肉が攣ってしまい痛い思いをしました。
日付が変わった頃にお開きとなり山崎さんはキャンピングカーと呼ぶ軽トラ荷台のテントへ末續さんと私はSB2へ山本さんはそのままT2で就寝です。
今日は大村湾では経験できない波もしっかり堪能?しました。
お休みなさい。

最後に本日の航程、
距離:29.1nm  時間:6.5h


2 comments:

  1. SB2は沿海?限定沿海だと橘湾の南は、わずかに外れているので、航行区域違反の可能性あり。大丈夫だと思うけど、海保に見つかるとうるさい。動かぬ証拠を晒すのはどうかな?

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    1. ご心配有難うございます。
      SB2の航行区域は佐世保ベースの限定沿海と沿岸となっています。
      この二つの航行区域を合わせても橘湾中心辺りに(茂木から5マイルを越えたところ付近)航行できない区域が残りますが今回のコースは航行可能区域の中に収まってくれました。
      でも海保さんこのブログチェックしてますかね?

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