今まで大村湾の中だけで遊んでいましたがやっと西海橋から外に出て遊べるようになりました。大村湾の中では空港連絡船くらいしか出会う船は有りませんが外洋では漁船も含め大きな船と遭遇することが多くちゃんとこちらが見えてるんだろうかと少し心配になります。
また日没後の航海(あまりやる気はありませんがやむを得ずと言うこともあるかも)など目視が難しい場合などを考えるとやはりレーダー反射器を付けといたほうがいいよねと言うことで導入検討。
半年ほど前に海上保安庁が紹介している空き缶で作る「みえなア缶」を参考にして自作してみようと500ml缶を3つ買って作りかけたんですががちょっとへなへなで頼りなさそう、取り付けも難しそうということで、中身を空にして気持ち良くなっただけで終わってしまいました。
自作は諦めてネットで物色しますがアルミ板の8面体がたくさん並んでいるもののどこに着けようかと悩んでしまう大きさ、JCI認定と書かれたものも大きいしいお値段は「なんで」と言いたくなるほど高額。
結局、取り付け場所を考えて諸先輩方が取り付けられている筒型のレーダー反射器を購入することにして選んだのがこちら、PLASTIMO プラスチモ レーダーリフレクターです。
これはヨットのマストを支えているワイヤーに取り付けるように設計されているので取り付けは楽ちんそうです。買うことは決めたもののどれほどの性能を持ってるんでしょうか?
私の船は建造年が古いのでレーダー反射器取り付けの義務はありませんがJCI認定基準がどうなっているのかちょっと調べてみました。
JCIのサイトによると最新の技術基準は下記のようになっています。詳細はこちら
- 水平方向360°のうち240°以上にわたってレーダー断面積が2.5㎡以上で、かつ、レーダー断面積が2.5㎡未満となる方向が10°以上連続しないこと
レーダー断面積の細かい算出方法は分かりませんがレーダー波を当てた時に帰ってくる反射波強度に等価な金属球体の断面積と言うことらしいです。
「で、こんど買ったものは?」と思って入るときに今回買ったものと全く同じと思われる製品が
「MARINE CITY アルミチューブタイプ レーダーリフレクター ヨット用 2 x 23インチ - 25平方フィート」
という製品見出しで売られているのを発見。
25平方フィートは2.3㎡ですからレーダー断面積としては新基準に近いものになっているようです。ただ中華メーカーの説明ですから信用できるかどうかは疑問。
ま、細かい技術的なことは別にして言えることは「なにも付けないよりはうんとまし」と言うことでしょうかね。
注文したものが手元に届いたので早速船に取り付けです。
嫁さんに応援を頼み最大6mの伸縮式長梯子を軽トラに積み込んで船へ。
写真を撮っていませんがいつものマスト上りと同じように
先ずは梯子の頭にNo.2ジブ用のハリヤードを掛け、足元はマスト根元からロープを取って梯子を固定。
私の方はNo.1ジブのハリヤードを命綱にして梯子を上り嫁さんがそれに合わせて反対側をクリートに巻き付けて落下防止を図るという手はずで行いました。
取付はスプレッダー上のワイヤーにタイラップと細いロープの両方を使って固定しました。
タイラップは耐候と書かれたものを使いましたが紫外線で劣化して切れることもあるので念には念を入れてのことです。
で出来上がりがこちら、
私の方はNo.1ジブのハリヤードを命綱にして梯子を上り嫁さんがそれに合わせて反対側をクリートに巻き付けて落下防止を図るという手はずで行いました。
取付はスプレッダー上のワイヤーにタイラップと細いロープの両方を使って固定しました。
タイラップは耐候と書かれたものを使いましたが紫外線で劣化して切れることもあるので念には念を入れてのことです。
で出来上がりがこちら、
取り付けたところの写真を撮りながら思ったのがマスト側からレーダー波が来たときにはマストの陰になって反射してくれないよねと言うこと。
左右両側に設置されてる船はこのことを考慮されてのことだったんですね。そこまでは頭が回りませんでした。
レーダーを発射している船と私の位置はお互い走っているとすればこのシチュエーションが長く続くことはあまり無さそうということで今日のところは「無いよりはうんとまし、ま、これでもいいか」と言うことになりました。
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