船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/01/29

中華製FFヒーター 5kw一体型を買ってみたけど中華的品質の塊でした

event_note1月 29, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments

船でテストしたらなかなか温度が上がらない岡持ち風FFヒーター、外気導入ではなく内気循環に変更したらどうなるかなと追加でダクトをAmazonで購入。

ここまでは良いんですが色々物色しているうちについ5kwの一体型もテストして見たくなってポチッとしてしまいました。

届いたので早速チェック、ぱっと見の外観は燃料タンクも組み込まれていてコンパクトにまとまっています。
ただ製造メーカー、定格などの名板類は一切ありません。
普通であれば製造メーカー名、型式名、電源電圧、消費電流の表示くらいはするもんですけどね。


裏側を見てみると燃焼用空気吸排気口が見えます、燃料ホースが干渉しそうですけど大丈夫でしょうか。

この狭いところに自作した岡持ち風FFヒーターと同じように吸気ホースと排気管を取り付けなきゃいけませんが固定用の穴などは準備されていません。足の部分に排気管を通すためと思われる穴が開いていますが吸気管用の穴は有りません。

付属品はこちら、送風ダクトは2kwのものに対して一回り大きくなっています。

2kwは直径60mm、5kwは75mm、前回の2kwテストのように像の鼻をぶら下げようとすると追加での購入が必要です。
2kwと5kwの温風吹き出しグリルの大きさを比較してみるとこれだけ違います。

付属パーツの中に吸気フィルターユニットがありますがこの大きさでは足の中には納まってくれません。吸気ホースを通す穴も無いしどこにどうやって取り付けろと言うんでしょうね。

吸気フィルターを見てたら中で黄色いスポンジのようなものが行ったり来たりしているのでカバーを外してみるとこんなふうにフィルター目的でしょうがスポンジが入れられていましたが周囲はスカスカ、

取り出してみるとこんないびつな形、本当は円形じゃないといけないんですが幼稚園生がハサミで丸く切ったような形をしています。 いや幼稚園児でももっとまともに切るかもしれません。

フィルターは何か他のものをさがして詰め込む必要がありますね。

中も見なきゃねとカバーを取り外してみます。 先ず目に入るのは絶対に強度不足だよねと思われる取付台、既に湾曲しています。

燃料タンクはというとどこにも固定されておらず中に突っ込まれているだけです。

筐体側にはタンク固定用と思われるねじ穴が在りましたが燃料ポンプが干渉して止めれそうにないです。 で、「止めなくて特に問題無いんじゃない」ということで止めちゃったんでしょうね。

燃料タンクから燃料ポンプまでのホースは何故かのの字に結ぶ形になっていました。
ループにするだけで良さそうなんですけどね。

ここもそうですが燃料配管は全てホースクランプ無し、テンポラリーなテスト用配管ならいざ知らず製品にクランプ無しではまずいでしょう。
抜けることは無いかもしれませんがビニールホースなので経時劣化で柔軟性を失って燃料が漏れることは十分考えられます。

12Vは背面のターミナル経由で供給される形になっていますがターミナルへの結線は電線被覆を剥がして巻き付けて締めただけ、しかもぼさぼさになってはみ出しています。 工業製品と考えれば電線に圧着端子をかしめて固定するのが常識。
巻き付け配線でもうちの嫁さんでももっとましな配線するでしょうね。

ということでこの製品、中華的品質の塊でした。
ま、これでも動くことは動く(まだ確認してませんが)んだと思いますがとても工業製品と呼べるようなレベルではなく素人が内職で組んだような製品でした。

さてこの素材どう料理したもんでしょうかね。
 

2025/01/25

デンドロビウムと胡蝶蘭が咲いてくれナツメヤシも1株だけですが育ってくれました

event_note1月 25, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
 デンドロビウムは一鉢に8株ほどが同居していて株ごとに違った時期に花を付けます。そのうちの1株が今年に行って花を付けてくれてただいま満開。

少し遅れて胡蝶蘭、ちょっと小ぶりのなんとか姫という品種、も花を咲かせてくれました。


こちらは一鉢に3株が同居していて全部が同時に花芽を出してくれたんですが何故か2株は花芽が枯れてしまい開花してくれたのは1株だけ。
胡蝶蘭の花は1ヵ月ほど頑張ってくれますのでこれからしばらく目を楽しませてくれそうです。 前回ブログで開花をレポートしたのが2023年8月ですから1年半ぶりくらいの開花となります。

で、花では無いですがこちらは種から芽を出したナツメヤシ。

1度目の挑戦で1つだけ芽を出していたナツメヤシはヨーロッパ旅行の間に枯れてしまいましたので同じ方法で2度目に挑戦、2度目もなんとか1本だけ育ってくれてやっと葉っぱが2枚になりました。 やっている方法はこちらをクリック
この2枚の葉っぱ、同じ時期に育ったのではなくまず1枚が大きく育ちその後2枚目が出て来て同じ大きさまで育ちました。
1株だけじゃねと3度目にチャレンジしていますが種から根が伸びたところで植え替えしますがこのやり方がまずいらしく芽が出る所まで辿り着いていません。

嫁さんが頑張って世話をしてくれていますが身近に緑と花があると心が和みますね。

2025/01/22

System Three Epoxy 10年前のものですがちゃんと使えました、凄い!

event_note1月 22, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
こんなものを作りました。 嫁さんの実家で使っている炬燵の足を延長するものです。
ソファーと一緒に使っているので天板の位置が食事をするには低すぎるため15㎝程高くします。炬燵に付いていた4㎝延長できるプラスティックパーツに木材から切り出した足をつぎ足しました。

2025/01/19

2025初セイリング 弱い風でしたが子々川の方を回って楽しめました

event_note1月 19, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
船を海に戻して以来どんよりとした寒空ばかりでなかなかいいお天気に恵まれず港に繋いだまま。 昨日は久しぶりの好天でしたが風予報は1m/s未満と散歩にはいいけどセイリングには不向きの予報で船出し諦め。 今日もお天気で風予報はお昼頃を除けば2m/sちょいとのんびり帆走には良さそうな予報、待ってましたと船を出すことにしました。

2025/01/16

中華製FFヒーター ちょこっと改造

event_note1月 16, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
E01(電源電圧不足)ということでで起動しない岡持ち風中華製FFヒーター、シガーソケット経由では無理かなということでバッテリーから直接電源を取ることにしました。
ヒーターまでの電線もこれまでの0.75sqに替えて2.0sqを使用、ちゃんとヒューズをかませてコネクターで接続。

2025/01/12

中華製FFヒーター 船での使い心地は エラーコードE01で止まるし動いてもキャビンが温まりません

event_note1月 12, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
岡持ち風可搬型に纏めた中華製FFヒーター 、船に持って行ってどれだけ温まるのか試してみることにしました。

船に持ち込んで先ずはセッティング、電源はステアリングペデスタルに引っ張った12Vをシガーソケットから取ることにしました。
(この時の写真は撮ってないのでシガープラグを交換した後の写真で代用です)

ソケットにプラグを差し込んで電源ON, ファンが回り始めてグロープラグの予熱が始まりました。 よしよしもうすぐで点火だと思っていたらーー、あらら、ファンが止まりコントローラーの表示も消えてしまいました。 ヒューズが飛んじゃったようです。
ヒューズは10Aと十分な容量のものを使ったのにと怪訝に思いながらプラグを見てみるとヒューズは飛ばずにプラスティックケースが解けていました。

どうやらヒューズを押しているばねが赤熱してケースを溶かしたみたいでばね自体も縮んだままになっていました。

仕方が無いのでホームセンターに走って代わりを購入、接続して再テスト。

電源ONでファンが回り予熱も開始、今度は点火行程まで辿り着いて燃料ポンプが動き始め排気管からは白い煙が出始めました。
よしよしOK~と思っていたら、あら今度はE01のエラーコードが出て止まってしまいました。

え~E01って何よと思い過去記事を開いて見ると電源電圧不足となっていました。
ちなみにこれがエラーコード一覧です。

  E01:電源電圧不足
  E02:電源電圧過大
  E03:グロープラグ異常
  E04:燃料ポンプ異常
  E05:オーバーヒート
  E06:ファン異常
  E07:コントローラー異常
  E08:燃料システム異常
  E09:温度センサー異常
  E10:燃焼室異常

ステアリングペデスタルのシガーソケットまでは2sqの電線で引いてるんですがここから岡持ちまでの電線は0.75sq、細すぎで電圧降下が大きいんでしょうね。シガーソケットでの電圧降下もありますし。

電線の変更は直ぐには出来ないのでとりあえずエンジンを起動して電圧を上げてもう一度トライ。 エンジンが回ると14Vくらいに電圧が上がります。
この作戦は上手くいってやっと正常に点火して温風が出始めました。一旦動き始めると消費電流は2.5A近辺まで下がりますのでエンジンを止めても動き続けてくれます。
この時キャビン室温は8℃、設定温度が24℃なので全力運転で燃料ポンプも忙しく動いています。

よしこれですぐに温まるだろうと思ったんですが期待に反してキャビンの温度は一向に上がってくれません。1時間半ほど回しましたがテーブルの上に置いた温度計はやっと10℃をちょっとだけ上回ったくらい。 これでは温かく宴会とはいきませんね。

吹き出してくる温風は温度も高いし風量もありそうなんですがキャビンが大きすぎるんでしょうかそれとも吹き出し口の位置が高すぎ?て天井付近だけを温めているのでしょうか?

結局この日はここで時間切れ、電源対策と吹き出し口対策は後日となりちょっとがっかりで船を後にしました。 
なかなか思うようには行かないもんですね。

2025/01/11

あらアンカーロープのブイが無い

event_note1月 11, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
実際に起きた日付とレポート日が違いますが悪しからず。

定置アンカーロープの端っこを海面に留めるためのブイ、行って来いの滑車もここに繋いでいるんですがボートステーションから港に戻り船を桟橋に着けてふとブイに目をやると、あら、2個あったうち1個が見当たりません。 よく見ると1個は海の中にぶら下がっています。

船を近くまで寄せて引き上げましたが海水が中に入ってるので重たいこと。
引き上げたブイをよく観察すると長い間太陽光に晒されて劣化したプラスティックがすぐお隣のブイと風か波かでぶつかってひびが入ってしまったようです。

ここから雨水とか海水が浸入して沈んでしまったんでしょうね。
ブイをバックアップの意味で2個つないでいて正解でした。1個だけだったらロープの端っこは海の中だったでしょうからね。

で、再び2個体制に戻すために種子島の海岸で拾って来た中華製(簡体文字が使われています)のブイの出番。
嫁さん「これ何に使うのよ」と言ってましたが取って置いて良かったです。

これをアンカーロープの端っこに括り付けて再び2個体制に戻りました。

2個一緒に壊れて沈むということはまずないでしょうからひとまず安心。




2025/01/06

YCエンジン オイルポンプ交換 1/12追記

event_note1月 06, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
時々エンジン起動時に油圧警告灯が点きっぱなしになる困ったちゃんのYCエンジン、オイルがカーボンで汚れてオイルフィルターが目詰まりを起こすためではないのかなとオイルが回らなくなった時のためにフラッシングオイル、予備オイルなど海上でのオイル交換の準備まで済ませました。
オイル交換と同時にオイルフィルターの分解掃除をやったのはつい最近、にもかかわらず上架のためボートステーションまで回航した時に船台の準備待ちでエンジンを停止したんですが再起動時にまたしても油圧警告灯が点きっぱなしの状態になってしまいました。
オイルフィルターは清掃したばかり、オイルもまだ真新しい、これは別の所に原因があるに違い有りません。
思い付くのはオイルポンプ、以前フラッシングオイルを使った後全くオイルが上がらなかったこともあるし低回転時にエンジンの回転に同期して油圧警告灯と警報音が鳴るのもオイルポンプの故障を示しているような気がします。
YCのオイルポンプはカムシャフトで駆動されていてエンジン2回転、つまり爆発1回ごとに1回転する仕組みになっていますから警報がエンジン回転と同期しているのも納得できる気がします。
インナーローターとアウターローターがくるくる回るだけの単純なポンプなので故障とは無縁と思ってたんですけどね。
YCのオーバーホールをやった時の記録をほじくってみるとやはりオイルポンプはオリジナルのままで交換していません。 これが原因かどうかは別にしてとりあえず交換をしておくことにしました。
ヤンマーさんに電話で在庫を確認すると400個以上の在庫が在るとのこと、多分YC専用ではなくその後のエンジンにも使われているんだと思いますが海外での需要が多いんだそうです。購入して船に持って行ってはいたものの交換の時間が取れず今日になりました。

交換自体はいたって簡単でポンプカバーのねじ3個を外して入れ替えるだけ。
入れ替えた後は呼び水というか呼びオイルを注してカバーを戻せば完了です。

交換が終わったところでエンジンを起動してオイルの回りを確認、5秒ほどで油圧警告灯が消えました。
念の為エンジンを一旦停止して再起動、今度も5秒ほどで消灯、あれ、即消灯と期待したんですが?
で、もう一度トライすると今度は即消灯となりました、よしよし。

ちなみにこれが交換したポンプアッセンブリー、ぱっと見でここがおかしいというところは見当たりませんので摩耗具合を家に持ち帰ってチェックしてみることにしました。
カバー側

背面、このシャフトがカムシャフトと連結して駆動されます

我が家に持ち帰りじっくり観察したらローターに金属の破片を吸い込んで付いたと思われる傷が数か所に在りました。どれも似たような形の傷なので同じ金属片で付いたんでしょうね



この傷の原因で思い当たるのがかなり以前ですが初めてクランクケース内部を見た時に発見した大きな金属片、これ長さ5cmほどあります。
この時の記事はこちらをクリックしてください。

これは後ほどメインベアリングの一部だと分ったんですが当時は何処から出たんだと不思議に思っていました。
この頃オイル交換の度にオイルフィルター室からきらきら光る金属片が出て来ていましたからこの小さな破片を吸い込んだんでしょうね。
ただその後もオイルは順調に回っていたんでこの傷が今回のトラブルの原因だとは言い難いです。

傷の他にインナーローターの尖がった部分の摩耗具合も気になるのでワークショップマニュアルを参考にして計測、
マニュアルでは摩耗限界は0.15mmとなっていますがこのオイルポンプを隙間ゲージで測ると場所で違いますが0.14~0.15mm、

マニュアルでは使用限界は0.15mmとなっていますから限界に達しているのは間違いなさそうです。 原因としては傷よりこの摩耗の方が黒に近いでしょうね。

まだ今後の経過を見ないとこの摩耗したオイルポンプが今回の油圧トラブルの原因とは断言できませんが症状の説明は良くできるような気がします。

  1. 長く回しても油圧が確立できない場合:隙間が大きいためドライ状態では吸い上げが出来ない
  2. オイルフィルターのレバーを回して再起動で油圧が確立する場合:オイルフィルターのレバーを回した清掃効果より再起動回数の増加のほうが効果を上げてて一旦少量のオイルの吸い上げに成功すればこれが隙間をシールすることによって油圧確立。
  3. 一旦油圧が確立すると運転中に油圧警告が出ることは無い:オイルポンプは油で満たされているのでエンジンを停止するまでは順調にオイルを吸い上げます。
なにはともあれこれで油圧トラブルが解消してくれればいいんですが。

<追記>
その後の起動時の状況です
1/8 起動即油圧警告灯消灯
1/11 起動即油圧警告灯消灯
7/12 2,3秒で油圧警告灯消灯





SB2 やっと下架、海に戻りました

event_note1月 06, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
船を上げたのが去年の12月10日、 なんだかんだと手間取って結局年を越してしまいました。
手間がかかった大きな原因が以前の持ち主だか整備を依頼された作業者が締めすぎて頭を折ってしまったり舐めてしまったりして回せなくなったねじ類、酸化物の結晶か何かで固着してしまったラダープーリーのボルトなどねじを緩めるのに苦労したため。 ある程度大変さは予想していましたがまさかここまで苦労するとは思いませんでした。

今年に入って塗り残した部分への船底塗料塗布、これ支える場所を変えるんですがジャッキを使って支えを上げたり下げたり結構面倒くさいんです。
バインダーを塗り、船底塗料の2度塗り、ちゃんとやりましたよ。

塗料が乾く間にラダープーリーの取り付け、取り付け手順がちょっとトリッキーなんですがボルトとナットに変わった2分割部の締め付けも問題無く進んでカバー取り付けまでこぎつけました。 取り外した時の苦労に比べれば楽なもんです。

ただラダーシャフトのデッキ側軸受けはベアリングが入ってくれず結局そのままで「ま、いいか」になってしまいました。 


ベアリングが入らないのは何でかなとしっかり観察してみると、
ラダーシャフトはキール終端、船底、デッキ、の3か所でささえられているんですが芯が合ってないというか一番上のデッキ側軸受けが軸に対して斜めになっています。写真で傾きが分かりますか?
今までどうやって通してたんでしょうね。 想像するにシャフトを下から通した後にデッキ上から軸受けを通して固定ナットを締め上げたのに違いません。

言葉だけでは分かり辛いでしょうから絵にするとこんな感じ、おかげで軸受けとシャフトは強く当たる上は船尾側下は船首側が摩耗していました。
現時点ではこの修正は難しいので当面このままにしておきます。
ま、ちゃんとラダーは動くのでガタガタ音を立ててくれなければず~っとこのままでいいのかも。

最後にペラクリンPLUSを塗りましたが今まで松尾さんが出してくれてたペラクリンとは全く違っていました。

プライマー2度塗り、防汚塗料も2度塗りですが気温が低くなかなか硬化してくれません、ペラクリンの塗布だけで3日、最後の防汚塗料を塗ってから海に下ろすまで気温5℃の場合は24時間待てという説明なのでここでも1日余分にかかってしまいました。 やはり春か秋、気候が良いときに作業すべきですね。
この夏フジツボの付着がどれだけ改善するか楽しみです。

なんだかんだと細々した最後の作業も終わり、持ち込んでいた工具類、塗料などを車に積み込み、休息所になっていたトレーラーも引っ張って我が家に戻りました。

で、今日が船を海に戻す日。
先ずは昨日塗ったペラクリンの硬化状態チェック、手には付かずプルプルした感じなのでOKかな。 で、下架決定。
私が船に上ったところで梯子を外して船台を海の中に、海に浮いたら先ずは交換したPSSからの水漏れチェック、まったく漏れていませんOK。

次はエンジンの起動、オイルが回ってくれるか心配でしたが起動して暫くピッピッピッピッと断続的な警報音を出しながら油圧警告灯が点滅、駄目かなと思ったところで警報は消えてくれました。 よかった!
でもこのピッピッピッピッの警報音エンジン回転と同期してるのでオイルポンプが絡んでいるような気がします。

暫くはアイドリングでペラを回して再度PSSのチェック、回転しても水漏れは見受けられません、よしよし一安心です。
PSSに付けた冷却水ホースというか私の場合はエア抜きホースですけどホースを見ると思ったより高い所まで海水が来ています。 もう少し低い気がしてたんですけどね。
ま、このホースのおかげででエンジンルーム内で喫水の確認が容易になりました。

気になっていた部分のチェックも終わり巡航速度まで回転を上げますがペラも船底も綺麗な状態なのでさほどスロットルを上げなくても5ノットで走ってくれます。
さて今回の最大の目的だったプロペラシャフトからの騒音低減はというとーー、正直微妙。
劇的に静かになったとは言い難くちょっとがっかり、苦労したのに😞。 

ここで船底メインテナンスの効果を見るためにフルスロットル、C-Mapの速度表示は6.5ノットを越えたり越えなかったり。 やはりこの船の最高速度は6.5ノットで間違いないようです。(条件が良ければ)の但し書きが付きますけどね。
この時のペラからの騒音は大きくは増えないのである程度の効果は有ったようです。
口之津からの帰りに6ノットまで速度を上げた時には時折ガガガっと船体全体に振動が伝わるような大きな振動が在りましたからね。

シャフトの振動と騒音低減についてはカットラスベアリング内径が大きすぎたせいもあるのかある程度の効果で終わってしまいましたが腐蝕したシャフトとPSSの交換で安全性はアップ、特にPSSからの黒い水の飛散が無くなったのは気持ちが良いです。
ラダーシャフトからの異音も怪我の功名で無くなって静かになりました。
今回のカットラスベアリング交換は構造が分からず苦労した部分も有りましたが次回は手順も分かってるしねじ類の取外しに苦労はしないでしょうから2日もあれば出来るような気がします。 カットラスベアリングもサイズがわかっているので事前手配できますしね。
次の上架時に再チャレンジしてみますか。
今回は船底塗料も奮発してシージェット033PLEMIUMを2度塗りしたし、ニューペラクリンPLUSも塗ったし、これでフジツボに泣かされずに1年過ごせればいいんですけどね。