軽トラで港まで向かいますが途中の道路わきに立てられたのぼり旗の揺れは微妙なところ。
港に着いても風はそよ風程度、「ま、いいか」とセイルを準備して出港です。
エンジンは1発起動、油圧も爆発2,3回で立ち上がってくれました。油圧トラブルの原因はオイルポンプだったんでしょうね。 交換後は油圧警告灯が消えないということはまだありません。
赤灯台に向かいながらメインセイルもセットして崎野公園少し手前で帆走開始、風向きの都合でとりあえず鷹島の方に舳先をむけます。
風が弱いので帆は風を孕むというところまで行かずちょっと頼りない膨らみ具合、それでも船底はまだ奇麗なのでゆっくりですが走ってはくれます。
鷹島に向かう途中で北の方に帆影を見たので双眼鏡を引っ張り出しましたがすぐに鷹島の陰に入ってしまい見えなくなってしまいました。 竹村さんのブリスでしょうか?
鷹島脇の水道に差し掛かる頃は島の陰ということもあり超ゆっくり、すぐ近くにいろいろ営業形態を変えてきたホテルが見えます。
私が長崎に来た当時1973年ころは観光ホテル、子供たちがまだ小学校低学年だったころこのホテル下にある3階建ての建物の脇にあった海岸で労働組合主催の地引網が行われたこともあります。
その海岸に今はプレハブの建物が建ちジェットスキーなどの教室などが開かれているようです。 ホテル自体はその後温泉施設に変わりましたが営業が芳しくなかったのか現在はラブホテルに変わってしまいました。
早いもので私が長崎に来て半世紀が過ぎちゃったんですね~。
なんて昔のことを思い出しながらお弁当タイム、先ずは定番のパストラミサンドイッチ、黒胡椒味が泡の出る飲み物とよく合うんですが今日はドン・キホーテPBのノンアルコール、おりこうさんです。
もぐもぐやりながら鷹島の水道を抜けたところが子々川港へ向かう前島西側の水道入り口、
「ちょっと浅いところが在るけどな~」と思いながらも通ってみることにしました。
丁度この頃お昼を済ませた長崎大学ヨット部の船が向こう側から出てきました。
この水道、写真では広く見えますが結構狭いです。嫁さんとディンギーで来て遊んでましたが最近はあまり付き合ってくれなくなりました。
ごく弱い追い風なので練習の邪魔しないようにエンジンを掛けてアイドリングでゆっくり進みます。 水深計を見ながらですが6m程度はあり岸に近づかなければそれほど心配はしなくて良さそうです。
子々川港脇の長大艇庫、なかなかいい環境ですね。
子々川港を過ぎたあたりでエンジンを止めましたが風が無くなりプカプカしながらお弁当の残り。 これはブロッコリーとベーコンの炒め物サンドです。
アメリカに居た時に友人がこれを見て「アメリカではブロッコリーなんてサンドイッチにはしないよ」と言ったので「朝の残りだ」と言ったら「朝からブロッコリーは食べないよ」との返事が返ってきました。 ま、我が家特製ですね。
もぐもぐしながら長崎物語CMにも登場した「おたくさ号」、なんとこの船名グーグルマップにも表示されています。
この会社の持ち物でしょうけど昔物語に出てきそうな藁ぶき屋根の家、迎賓館なんでしょうかね?
子々川港側から望む右から前島、庄屋島、焼島、この景色をSB2から見るのは初めてです。ディンギーと違って目線が高いのでちょっと新鮮。
風が出て来たのでオーシャンパレスゴルフクラブ(正面中央)の方へ向かいます。
ゴルフクラブ手前でタッキングを繰り返して村松湾の外に出た所でまたもや無風、全く動きません。
船首に行って少しは動いてるかなと様子を見ますが水を切る波も無くしっかりバウスプリットが海面に映っていました。
暇ですから風景写真でも、
さだまさしさんの詩島、
壁紙になるかもと遠景、
黒島近くのヨットは橋口さんのJune Bride Ⅲかなと双眼鏡で見ますが遠すぎて良く判りません。そうこうするうちに橋口さんから電話がかかって来ました。
やはり向こうの船は橋口さんとのこと。
やはり向こうの船は橋口さんとのこと。
私の船は激レアな3枚帆のガフリグですから向こうからはSB2だとすぐ判るんですね。
電話で暫く風具合など話をしていましたが風は来そうに無いしということでお互い機走で帰ることになりました。
電話で暫く風具合など話をしていましたが風は来そうに無いしということでお互い機走で帰ることになりました。
エンジンを掛けて、はいオイルも順調、船底もペラも綺麗なので6ノット近辺で走ってくれます。
このまま港に戻り着岸、いつもより少し早い帰着となりました。
セイルを片付けてエンジンルームの点検を行いましたが異常なしビルジ溜りもからからに乾いていました。
で、これが本日の全航程
風には恵まれませんでしたがその分ゆっくりといつもと違うコースを取ることが出来てなかなかいいセイリングになりました。
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