船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/03/27

C-MapとNew Pec Smart間航海計画移動方法

event_note3月 27, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
C-MapとNew Pec Smart間の航海計画データーの移動の話ですが「な~んだそんなもの知っててとっくにやってるよ」と言う方には時間の無駄なので読み飛ばしてください。

C-MapとNew Pec Smartどちらもお世話になっていますが一長一短。
C-Mapはサブスク料金は安いし表示画面もシンプルで見やすいので良く使っていますが海外のソフトなので日本内の細かい情報(港湾内、定置網、など)を表示するのは苦手。
NewPecSmartに比べて良い所は速度表示と進路角度表示が大きくて見やすいことと航海計画を立てる時に出発点と目的地の2点を入れれば自動でお勧め航路の線を引いてくれます。
ちょっとマイナス点は動作が若干不安定なこと、固まってしまったり起動できなくなったりと言うことも良く経験します。こんな時には再インストールすることになりますがネットが使えない環境だとどうすることも出来ません。

それに対してNew Pec Smartは法定備品の海図として認可を受けていること、お釣りがくるくらいに細かい情報準備されがていて港湾の情報(Sガイド)も豊富。
嬉しいのは最近追加された沿岸5マイルの境界線表示、私の船は沿岸登録なので初めてのエリアを走る時にはうっかり航行区域違反となるのを防止してくれそうです。
情報が豊富な分初めて行くところでは大きな武器になってくれそうですが速度と進路表示がちょっと小さすぎて見ずらいです。
一番不満に感じるのが航海計画、C-Mapのような航路自動作成の機能が無く出発地点から目的地までポチポチと点を打って繋いでいく必要が有ります。動作の安定性と言う意味ではまだ不具合を経験したことはありません。

この二つの長短を埋め合わせるのに両方のアプリを走らせておいて状況に応じて画面を切り替えるというのが一番良さそうなんですがそうなると欲しくなるのが両方に同じ航海計画を入れておくこと。
C-Mapで航路の自動作成をさせてこれをNewPecSmartに移植できれば最高なんだけどと思いながら両方のアプリを保持保持していたらいい方法が見つかりました。

はい、またしても長い前置きになりましたがここから本題です。ここからも少し長いので休み休み読んでください。

先ずはC-Mapで航路を作成するところから、例として時津から壱岐の郷ノ浦までの航路を引かせてみます。

C-Mapのホーム画面でRoutesをクリック

今まで作ったルート一覧の下にある新規作成ボタンをクリック

出発点と目的地入力画面に移行するのでStarting Pointをクリック
すると下の画面に移行するので海図を拡大して出発点にターゲットマークを合わせてSave Starting Pointをクリックして保存、出発地は時津です。

今度はSelect destinationをクリックして先ほどと同じように海図で目的地を選んで保存、ここでは壱岐郷ノ浦のビジター桟橋を選んでみました。

目的地を保存すると自動的にCreate routeの画面に映るのでCreate routeをクリックすると自動的にルートを作成してくれます。



で、作成してくれたルートがこれ、
どういうアルゴリズムで算出してるのか判りませんが港への進入方向も示してくれます。」偉い!


縦にポチポチが3個並んだ部分をクリックするとRename が出てきますのでこれをクリックしてルート名を変更します。


この画面でルート名を入れて「Save」をクリックすればルート作成は完了です。

ごめんなさい、ルート作成が長くなってしまいましたね。やっとここからが本番C-MapからNewPecSmartへのルートデーター移行です。

Routes一覧を表示すると今作ったルート名が表示されますからこれをクリック

ルート詳細が表示されるのでMoreと書かれた縦に3つ点が並んだものをクリック

このルートに対する作業のメニューが表示されるのでExportを選択

ここでGPXファイルが作成されて下の方に送り先の一覧が表示されますが私の場合はメールを選択して自分から自分に送ることにします。


メールをクリックするとメール作成画面が現れますので宛先は自分にし、件名などは分かり易いものを記入して送信

メールの送信が終わったら今度は受信箱を開いて送られてきたメールを開き、添付されたファイルをクリック

ファイルをタップするとこのファイルを開くためのアプリの候補が出てきますからここでNewPecSmartを選択してクリック。
この時に1回のみを選んでおいた方が後々のために良さそうです。

これでNewPecSmartが起動してインポートの画面が開きますので取り込みをクリック

これで取り込みは完了したのでNewPecSmart画面の左上の三マークをクリックしてメニューを開き航海計画の計画管理を選びます。

で、この航海計画一覧に取り込んだ計画が表示されていれば移動完了です。

この計画をクリックするとはいC-Mapで作成した航路がそのまま表示されます。

これで目出度くC-MapとNewPecSmart両方に同じ計画が表示されることになりましたがNewPecSmart側で航路に変更を加えた場合など今度は逆方向に送りたいケースも出てくると思いますがこの場合も操作方法はほぼ同じ
航海計画一覧で送りたい計画を選んで計画詳細画面を開き右上にあるアップロードマークをクリックします。

どうやって送るかを聞いて来るので今回もメールを選択、

先ほどと同じように自分から自分にメールを送り添付されたふぁおるをクリックして今度はC-Mapで開くを選びます。


今度はC-Mapが自動起動し下のような取り込み画面が開くのでInportを選択するとRoutesに追加されます。

これでC-MapとNewPecSmart間で航海計画の共有が出来るようになり両方を走らせておけば状況に合わせて表示するアプリを選択できるようになります。
ま、何と言っても最大の利点はC-Mapの航路自動作成で作ったものがNewPecSmartに移植できるってことですけどね。

今回はLINEが搭載されていないタブレットなのでメールを使いましたがLINEが搭載されていればLINEでもこのGPXファイルを送ることが出来ます。メールにしろLINEにしろグループの皆さんに送り共有することも可能ですから連れ立ってのクルージングなどでは便利に使えそうです。


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