船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/05/03

硫黄島までクルージング 7日目 いちき串木野から甑島里港まで お風呂(ホテル)の写真追加しました

event_note5月 03, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
串木野で2日間足止めを食った後やっと風が落ち着いて出港できる状態内なり今日は甑島の里港を目指します。 ただ午前10時以降は再び風が強まり明日も1日強風の予報のため早朝5時出航。
いちき串木野から里までは約20マイル、5ノットで走れば4時間の距離ですから10時前には到着する算段です。
出港前準備をごそごそやってたら上川さんから「冨松さ~ん、冨松さんの自転車と同じことになってしまいました」との声、「自転車落としたの?」「いや、私が落ちましたと」全身ずぶ濡れ状態。 末續さんに声かけようとそちらを見ながら歩いていて桟橋から海に落ちたそうですぐに自力で這い上がったとのこと。 おやおや、それにしても怪我も無く無事で良かったです。

上川さんの着替えも済み予定の時刻5:00に出航です。
出航時はまだ暗く航海灯を点灯、帆船は機走時、帆走時で航海灯の点灯方法が異なるはずですが皆さん両色灯、全周灯、船尾灯のすべてを点灯。この点灯方法はネットで調べても言ってることがまちまちなので後で整理してみることにします。

出航して暫くした後にお天道様が上って来て航海灯は消灯となりました。

機帆走にしようかどうか風見を見ますが向きがころころ変わって良い風は掴めそうにないので止め、他の艇も一旦ジブを上げたもののそのうちに仕舞ってしまいました。

私たちが先頭で出港したんですが他の艇は少し離れた場所を並走、潮の流れ方が異なるのかじわじわと追い越されてそのうちに最後尾になってしまいました。

セイルを上げるのは諦めたのであまりやることは無くキャプテンズシート代わりにキャンプなどで使う組み立て式の椅子が使えないか試してみることにしました。
キャプテンズシートとはヨット船尾左右に設置された眺めの良い席で通常は船長が座ることからこう呼ばれているようです。
少し大きな船には作り付けで準備されていますが私の船には有りませんし自作で設置する場所も在りません。
他の船見てていいな~と思うこともあったのでちょっとお試しです。
組み立てて置いて見ると何とか置けました。

座ってみると、これは楽ちん、なかなかいい感じです。

この椅子は2個持って来ていたので末續さんにもお勧めしたんですが遠慮されたのか要らないとの返事でした。
この椅子、楽ちんでいいんですが今日みたいな日は風当たりが強く寒いのが難点です。

こうやって遊んでる間に里港が見えてきました。

もう少し港に近づいたところでフェリーが左方向からやってきたので先行組も速度を落としてフェリーの入港待ちです。
後から追い立てられたくないですからね。


港では崎坂さんの伝手で地元の漁師さんで馬場さんと言う方と牛深で分れた植松さんが出迎えてくれて漁船数隻に分散して横抱きとなりました。
別の岸壁に係船していた植松さんのMurreletも移動してきて計5艇がお世話になることになりました。
あと撮りの写真ですが、
みどり丸に抱かれたMurreletとAdventures

馬場さんの美恵丸にはSB2とLon Shen

一丸にはParantica Seta


係船が終わり馬場さんと言葉を交わしている頃には予報通りに風が強くなってきました。
早く出て良かったです。

今日の午後から暫く荒れた日が続きそうなのでこの漁船がいつ出漁するかが気になるところ。 馬場さん「漁は土日は資源保護の側面もあり休み、次の出航は6日だからそれまでは大丈夫」とのこと。荒れた日が長くなって6日も出れない場合は別の岸壁に引っ越しとなります。

馬場さん、ヨットに対しては寛大な方のようで「この間は7隻も入港してきて大宴会になった」とのこと、崎坂さんが「今晩一緒にどうですか?」と誘ってましたが「今日は去年も来た女子学生が今年も来ることになってそちらの相手をしなきゃいけない、わしだけでは太刀打ちできないから船の若いもんも誘っとる」とのこと。
爺さんたち相手にするよりそっちのほうが良いに決まってますよね。

馬場さんから食事場所の情報を頂いて「福田商店」さんでお昼ご飯、

「甑島=きびなご」と言う頭の私はきびなご漬け丼を注文、なかなか美味でした。

お昼の後は皆さんチャリを組み立てて連れ立ってコインラウンドリーへ、暫くしたら末續さんも歩いてお出かけ。
私もチャリでその辺を回ってみることにしました。
走ってみて判ったんですがこの街には商店が連なる商店街のようなものは無く大きな建物は港に建つホテルくらい。人口1,000人くらいの街ではこんなもんなんでしょうね。

港傍の信号機のある交差点からの道を進んでいくとぽつぽつと観光客相手のレストランなどが店を構えていますが看板はこじんまりしていてあまり目立たず景観的には良い感じです。
途中でこんな看板も見かけました。

ホテルの風呂代は1000円ですから節約したいときにおは良いかもしれませんね。

さらに先に進むとすぐに港と反対側の海岸に出てしまいました。

この里町は島と島の間が風と波で打ち上げられた石と砂で出来た細長いトンボロと呼ばれる陸地の上に出来た町だそうで細長い形で幅はさほどありません。
この海岸にもいろいろ漂着物が打ち上げられていましたがその中に在った黒い浮き球をゲット、中国製らしく漢字で製造メーカー名らしきものが記載されていました。
実は時津の置きアンカーのブイのうち1個が何故か判りませんが頭1/3を出して沈みかけてるので交換するにはちょうど良さそうです。

この後浜辺に沿って走った後突き当りから右折、港側へ出た所で再度右折して船に戻りましたが係船している漁港入口で見たのがこの標識、

文字を読む場合はクリックして拡大してください

せっかくなのでちょっとチャリで奥まで、島原などと違い当時の武家の屋敷は残っていませんが丸い石の石垣が綺麗に並んでいて風情があります。

武家屋敷通りの入り口脇には神社、ここに住んだ武士たちがお参りしたんでしょうね。
私も航海の安全をお願いしました。


船に戻ったらお風呂タイム、ホテルの風呂が午後4時から入浴可能とのことで他のメンバーが先に行き帰って来た時点で末續さん用に自転車を借りて2人で行くことにしました。
1人だけ歩きと言うのは申し訳ないですからね。
上川さんが帰って来て時t連者を持って来てくれましたがそれにまたがってちょっとペダルに足を乗せていた末續さん「私、これには乗れない」とのこと あらら、結局私は自転車で末續さんは歩きで風呂に行くことになりました。
ま、さほど遠くない距離なので自転車でも歩きでも数分の時間差なんですけどね。

こちらがお風呂提供のホテル、多分甑列島で一番大きな建物



風呂が終わったらちょっとゆっくりして夕食、お昼と同じ福田商店さんです。
お昼が終わった時点で岡さんが注文は済ませてくれていたのですぐに料理が運ばれてきました。
先ずはきびなご、烏賊、タカエビの刺身、

植松さんも加わって皆で乾杯、

この後きびなごの塩焼きと天ぷらが運ばれてきて、

薩摩硫黄島行が流れたおかげで今年の目標の一つだった「甑島できびなご」の旅が計らずも実現してしまいました。

この席で明日は強風だけど5日の日は良さそうと言うことになり船を出すことになりましたが問題は行く先、植松さんはここから長崎伊王島まで直行するとのこと。沿海仕様の船は自由が利いていいですね。ほかの皆さんも野母崎まで直行と言うのがほぼ大半の意見。
私の宴会仕様の船は海岸から5マイル圏内しか走れませんからそうは行きません。その先で口之津か小浜に寄りたいこともあって私たちは牛深まで戻るかもと言うことになりましたが明日は1日動けないのでゆっくり考えることになり各自の船に戻りました。

船に戻り追加の焼酎を舐めながらプランを立てますが甑島大橋をチャリで渡ってみたいということで船のすぐ傍にある停留所の時刻表の写真を撮ってきました。
ちょと面白い停留所名ですね


このバスでチャリを抱えていけば橋の上が走れそうです。
ある程度の計画が出来たところでお休みなさいとなりました。


2 comments:

  1. ひじゅんⅢ2025/05/11 6:36

    きびなご・・口之津以来・・やっと出会えて、よかったですねー。

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    1. はからずも「甑できびなご」が実現しましたが山本さんが一緒出来てたらもっと良かったんですけどね。

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