じゃ押さえおけばいいじゃんということでこんな風に押さえてみました。
一応押さえたところでカップリングのナットを緩めてシャフトを後ろの方に押してみますがボルトが抜けるところまで動いてくれません。
仕方がないのであまりやりたくはなかったんですがPSSベローズの後ろ側を緩めて後ろの方にずらしてしまいました。
当然ですが後ろ側を閉めてるホースバンドを緩めるとジャバジャバと海水が流れてきますので急いでずらして急いでバンドを締めました。
これで何とかプロペラシャフトがカップリングから抜けてくれました。
最終的にはスリップリングの位置がかなり後退したので先に作った押さえの部分にスペーサーと楔を継ぎ足して圧力をかけています。
この状態で1分間に1滴ほどの割合で海水が落ちてきますがすぐに船を沈めるほどではないので「ま、いいか」にしましょう。
この後エンジンマウントのナットも緩めてしまい横持の準備が整いました。
<おまけ>
ウオーターロックを新しくしようということで排気系統の見直しをすることにしました。
で、気になるのはエンジンと喫水の関係、透明のビニールホースを準備して喫水がどこにあるか調べてみました。
ビニールホースの1端をダガーボードケースの中の海水に突っ込んで反対側をちょっと吸ってあげるとホースに海水が入って来ますのでホース内の海水の位置が喫水面高さということになります。
こうやって測ってみると、エンジン排気マニフォルドの中心あたりが喫水面ということが判りました。
この部分はシリンダーの中心の高さですからエンジンが止まっているときは冷却水はシリンダーの下半分にとどまり上側には空気が入ってるだけということになります。
うーん、上側から差し込んであるエンジン防蝕亜鉛は海水まで届いているんでしょうか?届いてなきゃ防蝕の役割を果たせないことになってしまうのですがーー。
排気系のチェックのため冷却水インジェクション点の高さも測ってみました。
測定結果は喫水より約16cmほど高い位置にあって特にエアーベントなどの対策は必要なく今のままで問題は無いことが判りました。
ま、喫水がどこにあるかはっきりしたので今後の作業に生かせそうです。
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