シリンダーヘッド周りがお預けになったので先にフライホイールを取り付けることにしました。
重たいフライホイールをよっこらしょと持ち上げてクランクシャフトにセット、エンドナット(止めねじ)を締めなきゃいけませんが規定トルクは35kgm、生憎手持ちのトルクレンチの最大値は27kgmまでしかないし末續さんから借用している65mmのソケットレンチのソケットサイズ19mmにも合いません。
で、考えたのが私の体重利用、エンドナットを取り外した時と同じようにフライホイールの回り止めをかませてソケットレンチの取っ手を鉄パイプで延長、これでに体重を掛けるのですが私の体重が57kgですから35kgm÷57kg≒0.62mと中心から62cmのところに全体重を掛けると35kgmで締め付けたことになります。
ということで62cmのところに手を置いて足を浮かせて全体重を乗っけて締め付けておきました。ちょっと体をゆすったので多少オーバー気味かもしれませんが緩めよりはいいでしょう。
この後はクラッチハウジングの取り付けになるんですがこれオイルまみれですぐにでもギアケースの取り付けをしたいところ。
ところがギアケースの外側はしっかり油汚れが付いてるし古いガスケットもこびり付いたまま。 再塗装を考えると洗浄液に浸して洗いたいところですが減速ギアとボールベアリングが付いたままなので簡単には洗えません、ベアリングの中にゴミが入ってしまいますからね。 かといって取り付けてしまった後では細かいところの清掃がやり辛いしーー。
そこで お椀みたいな形をしているので伏せたまま洗えば何とかなるだろうということで洗浄液をブラシに含ませてごしごし、最後はそーっと水を掛けてすすぎを行いました。 途中経過の写真は有りませんが洗った後がこの状態。
アルミダイキャストなんで錆の心配はありませんがやはり見た目も良くしたいのでせっせと頑張りました。
綺麗になったところでこびり付いてたガスケットをスクレイパーで落とします。
この後軽くオイルストーンを掛けて面を綺麗にしておきました。
これでやっと塗装が出来ます。せっかく綺麗にしたガスケット面に塗料が付くのは御免こうむりたいのでマスキングテープを貼っておきました。
この後はヤンマーカラーのスプレーを施して乾燥待ち、この間にクラッチユニットを取り付けます。
ギアケースの塗装が乾燥したところで取り付けです。
ガスケットを挟みますが大きいので曲がらないように段ボールで補強した袋に入ってました。
途中経過の写真は有りませんがギアケースをねじ止めし、さらに台板も取り付けてエンジンの後ろ半分は完了です。
オリジナルの止めねじは錆て汚くなっていたのでステンレスに取り替えました。
鉄に比べて伸びが大きいのが問題なんですがそれほど大きな締め付けトルクではないので問題にはならないのではないかと思っています。(甘いかしら?)
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