この配線は運転席からリア側まで4本の配線を通す必要があります。
X3の場合運転席側に後ろから前まで沢山の電線が走っているようなのでここを利用できないか調べてみることにしました。
MLさんの時にやった手法でパイプクリーナーで通そうとしてみましたが途中で突っかかってしまいます。
パイプクリーナーって何よという方も居られるかもしれませんので写真を撮りました。
ハイこれがパイプクリーナーです。
頑張ってもこれが通ってくれないので結局「このやろー」ということで内張を剥がして電線を通すことにしました。
メリメリ、バリバリと後ろ側から内張を外して電線を通して運転席まで来ましたが運転席脇のパネルがどう頑張っても外れてくれません。このアクセル右側のパネルです。
むりやり引っ張って壊しても困るので長崎でのBMW正規ディーラーであるMモータースに電話をかけて訊ねてみたら「エンジンフードを開けるレバーの下にねじが有るんでそれを外して引っ張れば取れるはずです」とのこと。
見てみると確かにねじが有りました。
よしよしということでねじを抜いてパネルを引っ張りますがそれでも外れる気配がありません。
挙句の果てにパネルは外れずにパネルを止めているクリップだけ転がり出てきてしまいました。
あらら、後戻りできなくなってしまいました。
パネルの取り外しは諦めて何とか電線だけ通せばいいかなとも思い始めていたんですがクリップが外れたとなるとパネルはちゃんと止められた状態じゃないことになってしまいますからね。
エンジンフードオープナーのレバーが邪魔しているようですがこれを取り外そうと引っ張ってみますが頑として動いてくれません。
何処かに隠された仕掛けがあるようですがそれが判りません。
もう一度Mモータースに問い合わせてみましたが「やったことが無いので判りません」との返事。何とも情けない、正規ディーラーとしてのプライドは無いんでしょうかね、「調べて教えてください」と依頼して他の所から作業を進めることにしました。
トレーラーとのコネクターまでの配線は先に進めることが出来るのでまずはこちらから。
ここでの出番はMLさんから取り外したテールライトコンバーターと電源側のリレーと自動復帰ヒューズ。
どちらも取り外したままの状態なんで電線は短く切られてるし汚れているしという状態でしたが綺麗にしてあげました。
必要灯火類の信号はテールライトアッセンブリーに行く電線から取ることにしましたが
ここで役に立ったのがX3を買うときに販売店にお願いして入手した回路図、コネクターのピン番号、電線色などが記載されています。
ここでスモール、ストップ、方向指示の信号は取れることは判りましたが残念なことにここにはバックアップランプは無く信号が取れません。 やれやれ。
バックアップランプはリアゲートのほうに付いているので電線の束の中から探す必要が有りますが回路図には青に赤のストライプが入った電線と記載されています。
探すのが大変そうだなと思いながらリアゲートのヒンジ部分に向かっている電線をほじくってみたらラッキーなことにすぐに見つかりました。
ただ電線の色だけでは確信が持てないので電圧チェック、電線に待ち針を刺してテスターでギアをバックに入れた時の電圧を測ります。
ちゃんと12Vになるのでこれで間違いは無さそうです。
これで必要なすべての信号が判りましたので分岐コネクターで嚙みつきました。
で、一生懸命に配線作業をして完成したのがこの写真。
ランプ信号とトレーラーに行く電線、それとバッテリーに行く電源線がつながっています。
バッテリーへの電源線には15Aもヒューズを噛ませて万が一の時のために備えておきました。
こうやって書けば簡単なんでどう配線しようかと悩む時間も多いし、実際の作業は結構大変なんですよね。
これでこのユニットを何処かに押し込んで電源線をバッテリーにつなげばランプ周りの配線は終了です。
とにかく運転席脇のパネル取り外しでは大汗を掻きました、Mモータースさんちゃんと調べて連絡くれればいいんですが。
とにかく疲れましたの1杯。
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