取り付ける前にΦ15mmのスポンジチューブを被せました。
スプリングの径が17mmですからぎちぎちです。このぎちぎち状態、いい方に転ぶのか悪い方に転ぶのかエンジンを回すまで判りません。
何はともあれこの状態でエンジンに取り付けました。
ここでエンジン起動、結構高い回転数で回ります。
スプリングが短くなっているので前回のアイドリング調整スクリューの位置では高すぎるんですね。
調整スクリューを回して回転を落としていきましたが危うく外れそうになる位置辺りでちょうど良さそうな回転数になりました。
このスプリング長が169mmですからやはりこれよりちょっぴり長くなきゃいけないようです。 これから考えると見積もり仕様に書いた自由長170mmはいいところかもしれませんね。
アイドリングを良さそうな回転数に調整しましたが無負荷でもハンチングしてしまいレギュレータスプリングも盛大に振動しています。
またかよ~、って感じですが指でレギュレータスプリングをほんのちょっと押えるとハンチングが止まってくれます。
それならばということで急遽こんな金具をこしらえてみました。
この金具に指の代わりにレギュレータスプリングを押えてもらう作戦です。
取り付けたところがこれ。
おかげでスプリングの振動も無くなりハンチングも収まってくれました。
気分よくデッキに上がってスロットルとクラッチレバーを操作してみますが低回転時の落ち着きが今一、スロットルを戻すたびにアイドリングの状態が変わってしまいます。
何度もアイドリング調整をやり直しましたがねじの調整が超微妙で難しいです。
やっとここならばと言う位置にセットしましたがスロットルを高回転の位置からアイドリングの位置に戻すと回転が下がり過ぎてエンジンが止まってしまいます。
どうやらガバナーがアンダーシュートを起こしているようです。
レギュレータスプリングにぎちぎちに被せたスポンジのせいで戻りが渋くなっているのかもと思い振動防止で取り付けた金具以外の部分は切り取って外してしまいました。
これでデッキに戻って再び動作チェック。
今度はハンチングもアンダーシュートを起こすことも無くスロットルに追従してくれるようになりました。
ぎちぎちは悪い方向に転がっていたんですね。
この状態でアイドリング回転数を再調整、規定よりちょっぴり高めですが740RPMのところで手を打ちました。
これが最終的にクラッチを繋いだ状態でアイドリングしているところです。
今日の所はこれで落ち着いたように見えますが このYC、原始的なガバナーのためかエンジンの温度変化でアイドリングの状態が変わるので明日もおとなしくしてくれる保証はありません。
で、明日もおとなしくしてねとお祈りしながら今日も1杯。
ここまで数回分の記事、内容に着いて行くのが苦しくて・・。どうやらエンジンの?かはよくなったようで、よかったですねー。スエツグさんもお変わりなさそうで安心しました。緊急事態宣言も全国解除で・・あと少しでキャビン3密も出来るかもしれません。
返信削除なかなか心配いらずのエンジンになってくれません。 大村湾の中を一日走ってみて問題なければ安心できるんでしょうけどね。
返信削除末續さんのエンジンももうじきレストア完了のようです。 倉庫の2階にこのエンジンを載せるんだとヨットの原寸大の図面が引かれていました。 すごい!
キャビン3密出来る日が待ち遠しいですね。