広いセイルクロスをいきなり縫い合わせるなんて出来そうにないですから両面テープで一度固定してからその後でミシンで縫い合わせる作戦を立てました。
ネットを調べて選んだ両面テープがこれ、
アイロン接着の強力両面接着テープだと記載が有ります。
粘着剤を使ったものは経年変化で粘着力が無くなって剥がれたりしますが熱溶融での接着なのでその心配はありません。
ドライクリーニング、水洗いにも耐えるということなのでセイルクロスの接着には良さそうです。
もう一つ良いところは最初に片方の布にテープをアイロンでくっ付けてその後剥離氏を剥がしてもう一方のの布を置いてから再度アイロンがけして接着完了となる点。
面倒くさそうですが接着位置を確認しながらやれるので失敗する確率は低くなりそう。
本格的な作業に入る前にセイルクロスを小さく切ってテスト。
ところでダクロン(ポリエステル)って何度まで大丈夫?
調べてみたら軟化点が240℃付近、溶融点が255℃程度、これに対してアイロンの温度は中温が160℃、高温が210℃とあったのでアイロンでセイルクロスに穴が開いちゃうことはなさそうです。
先ずは接着テープの説明書きに従って中温で一方にテープを接着、
次に剥離紙を剥がしてもう一方を重ね、当て布(キッチンペーパーを使いました)をして中温でアイロンがけ。アイロン台は新聞紙です。
今度は当て布無し、中温でトライ、やっぱり簡単に剥がれてしまいます。
素材との相性が良くないんでしょうか?
これでダメだったらこのテープを使うのは諦めようと思いながら高温でしかも当て布無しでトライ、少し時間を掛けてしっかり押さえつけました。
さて結果は? 今度はくっ付いてくれました。
無理やり力を入れて剥がせば剥がれるのでこれだけで済ませるわけにはいきませんがミシン掛けの補助と考えれば十分以上の働きをしてくれそうです。
さて、先日裁断したセイルクロスをつなぎ合わせますが車庫の中は蒸し暑いのでエアコンが効いた家の中で作業することにしました。
接着用のアイロン台はバーチ合板の残りを使います。
衣類用のアイロン台はパッドが入ってて柔らかすぎるし長さも短いのでNGです。
最初に接合部分に両面テープをアイロンでくっ付け、
アイロンは高温を使ってるので温度が高すぎるのかなと思いましたが温度を下げると」剥がれやすいのでこのま他の部分も続行してしまいました。
使ってるうちに伸びてくれればいいんですが。
全部つながったところで巻尺3個をクロスの上に置いてセイルの上に鉛筆で線を引きます。
リーチ(セイルの後端)は直線ですがラフ(前端)とフット(下端)は円く膨らす必要が有るのでこんな感じで線を引いてみました。
この膨らみの詳細な図面が有ればいいんですが膨らみの頂点の高さと位置の情報しかないので形状はこれで良かったのかどうか疑問。
帆の外周になる線が引けましたが この線の外側に折り返し分の寸法を取って切断用の線を引き鋏で裁断します。
鋏はチョキチョキ動かさなくても押すだけで気持ちよく切れてくれました。
これで外周部の縫製作業に入れますがその前にセイルの前下端コーナーに高さ2.5cmx長さ30cm程度のタックを取っておくようにとのことだったのでこれも両面テープをとアイロンで成形しました。
逆V字型に折って整形するんですがコーナーに何度の角度でⅤ字の頂点を折ればいいのか判らずずいぶん悩みました。
ネットで調べてもこれといった情報は無いし、翼形状のどの部分に影響するんだろうと考えてみましたが理論的な結論は出ないしで結果的にはこんなもんかなといい加減なところで折ってしまいました。
きっといい加減でも大した影響なかったんでしょうね。「へたな考え休むに似たり」で時間だけ過ぎてしまい今日はここまでとなりました。
一日床の上を這いずり回っての作業だったので腰にきてしっかり疲れてしまいました。
焼酎が腰に効くかどうかは判りませんが百薬の長ということで1杯。
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