船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2020/06/25

SB2 引き出しユニット(その3) あら失敗、でも何とか形になりました。

event_note6月 25, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forum6 comments
昨日はルーターを使って穴を開けたところまででしたが実はコンロ下分とシンクした分は穴の形状が少し違っています。
コンロ下は飛び出し防止ストッパーの部分だけ残して後は枠に合わせて削っていますが

シンク下はわざわざスペーサーまで入れて直線に削っています。

(このスペーサーは後で外す予定)
本当はコンロ下を先に削りましたがスペーサーを入れなかったのでこうなっちゃったというのが現実ですけどね。
最初の計画が真っ直ぐだったんで段が付くより真っすぐが良いよねとスペーサーを入れたりストッパー厚み分を加味したガイドを使ったりで真っ直ぐにしましたがこれが後の作業に大きな影響を与えてしまいました。

コンロ下の分はストッパーへの嵌り部分をレールの幅だけこんな風に切り込めばちゃんと収まるのですが


真っ直ぐにした方は枠板の厚み分を引き出しの幅全部削らなきゃいけないことになってしまいます。
そうなると桐材の板厚13mm、底板をはめ込んでいた溝深さは5mm、枠板厚みは6mmなので削てしまうと13-5-6=2となって底板を2mm桐材で支えなきゃいけないことになってしまい耐えきれないのは確実。
さてどうしましょう。

一番手っ取り早い解決方法はコンロ下と同じように追加で枠の方を削ってしまうことなんですがそうすると引き出し間の板が狭くなりすぎて別の問題が出てくるような気がして前板を手直しして溝を無くしてねじ止めすることにしました。
(今思えばこれは間違いでした)

ネジを緩めて前板を外して、

溝の部分を切り取りねじ止めの形に、


底板が前に移動するのでその分後ろ板も前に移動、あ~面倒。
前板を外すのでいい機会なので前面化粧板と前板をくっ付けてしまうことにしました。
接着剤を塗ってクランプでぎゅー。
同時にねじだけで仮止めしていた縁板も本格的に接着、持っているクランプと締め旗の総動員となりました。


接着剤が硬化したところで前面の板を取り付けて底板の前端をねじ止め、、飛び出し防止の切込みを加工。
これでやっと引き出しの最終形になりました。
これを枠と組みあわせてやっと引き出しユニットになりました。

まだペーパー掛け、塗装、取っ手の取り付けが残っていますが何とか形にはなりました。
ちゃんと飛び出し防止も働いてくれています。
ただ出来たところを見ながら考えると枠側を削っても最終的な見栄えはほとんど同じ、判断を間違ったおかげでかなり遠回りしてしまいました。やれやれ。
ま、遠回りでも目的地には到着したのでいいことにしましょう。

さてどんな取っ手を取り付けましょうか、ちょっと古い感じの真鍮製の取っ手なんかが良さそうなんですがーー。
まだ時間は有るのでゆっくり考えます。 
ここで晩酌タイム、焼酎お湯割りの出番です。






6 comments:

  1. 大川家具ですね。JT

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    1. いいかげんな作りなんで引き出しの動きも渋く家具というレベルには程遠いです。

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  2. 私も「大川家具」と言おうとしたのですが、先のコメントに遅れてしまいました。出来栄えの良さは自分の腕と比べると、即見てわかります。製作者の謙遜がイヤミに聞こえてしまいました。

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    1. 謙遜ではなく本当に出来が今一なんです。
      親父が作っていた家具と比べると月とすっぽんです。
      引き出しも引っ掛かるので何処を削ればいいのか調べないといけません。

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  3. はじめまして。いつも楽しみに拝見させてもらっています。私のエンジンもYCですが現役で使っています。引き出しには、シリコンスプレー吹けば驚く程滑らかなります。セイルのグルーヴにも効果有ります。

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    1. はじめまして。 下手なブログ見ていただき有り難うございます。
      YCお仲間とのこと嬉しいですね。 私のYC、素人オーバーホールなので何時トラブルが起きるのかひやひやしています。
      引き出しの動きの渋さはどうも滑りだけの問題だけではなく寸法的に噛み込んでしまう位置があるようで少し削らなきゃと思っています。
      滑りが悪い引き出しに蝋は塗ったことが有りますがシリコンスプレーは使ったことが有りませんでした。今度試してみます。
      今後もいろいろとご教示よろしくお願いいたします。

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